外貨預金をVISAデビット決済に利用できる
外貨預金のタイミングを選ぶことで買い物をおトクに
これは私にとってはけっこう大きなメリットになっています。
通常、海外の通販サイトやソフトウェアのダウンロードの米ドル決済などでクレジットカードを利用するときは、決済時にクレジットカード会社が定めているレートに手数料が上乗せされて請求されます。
そのため、ネット通販のようにいつでも買い物(決済)できる場合を除けば、為替レートが有利な時に買い物をする、などという工夫は難しく、基本的にはクレジットカード会社から提示されたレートで支払うほかありません。
ところが、Sony Bank WALLETの場合は、外貨預金してある通貨をそのまま決済に利用できます。
外貨預金のタイミングは、もちろん自分で決められますので、米ドルが安い時に指値で米ドルを購入しておけば、その米ドルを利用して、好きな時にで米ドル決済のネットショッピングをすることができます。
もちろんSony Bank WALLETは、海外旅行等の際に、VISA加盟の実店舗でも利用できますし(支払いのときに決済通貨を聞かれる場合があるので、「USダラー」と答えればOKです)、さらには、海外ATMで現地通貨を引き出すこともできます。
外貨預金には手数料がかかる
ただし、外貨預金には手数料がかかります(1米ドルあたり15銭、優遇プログラムあり)。
ソニー銀行の外貨預金手数料は、銀行の外貨預金としては業界最低水準ですが、一般的なFX取引会社のスプレッド(実質的な手数料)と比較すると、数十倍と非常に高額です。ですから、本格的に為替変動のリスクヘッジすることが目的であれば、いくら手数料が安くても、外貨預金はあまりオススメしません。
ネット銀行の外貨預金は、あくまで実際の決済(外貨での買い物)用という感じですね。
CHECK!ソニー銀行外貨預金手数料一覧(ソニー銀行)
為替変動リスクのヘッジをしたい場合は、やはりFX
もし、目的が為替変動リスクのヘッジなら、1ドルから取引でき(他社は1,000〜1万ドルが最小)スプレッド(実質的な手数料)が1ドルあたり0.27銭のSBIFXトレードをオススメします。
未経験の方にとって「FXは危険」というイメージがあるかもしれませんが、レバレッジをかけなければ、安全性・リスクは外貨預金と同じなのに、外貨預金と比べて手数料相当額は大幅に節約するとができるので、ぜひ先入観を捨てて検討してみてください。
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アプリの使い勝手もなかなか良い
「見る」ことに特化したアプリ
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SonyBank WALLETのスマートフォンアプリがリニューアル。限度額お知らせのプッシュ機能などが追加され、さらに便利になりました。
スマートフォンアプリの使い勝手も、シンプルながら、なかなか使いやすいと思います。
ただ、基本「見る」ことに特化した機能なので、振込みや資金移動などの操作はいっさいできません(スマートフォンのブラウザからソニー銀行にアクセスすれば、振込や資金移動もおこなえます)。
「残高照会」「取引履歴」「レート電卓」と3ラインに分類され、表示もスッキリしています。レート電卓は、海外旅行で買い物をするときに意外と便利です。アプリのログインにはPINコード(暗証番号)のほか、スマートフォンが対応していれば、指紋認証も使用できます。
他にもメリットが多いSony Bank WALLET
VISAデビットカードとしては充実の特典
他にも、Sony Bank WALLETは初期費用・年会費無料ながら、多くの特典を提供しています。
ここまでの記事で紹介していない特典
- 海外ATM利用(外貨預金が現地通貨で引き出せます)
- トラベレックス両替手数料優遇
- デビット購入品の60日盗難・破損補償
- 30日間の不正利用補償
などがあります。
当然、一般的なクレジットカードの補償と比べると見劣りしますが、VISAデビットカードとしては、かなり充実していると言えるのではないでしょうか。
こういった特典は、ある程度会員数が増えたら改悪というケースが多いのですが、Sony Bank WALLETだけは例外であることを願いたいですね。
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