米ドル円はふたたび110円台に下落。市場は雇用統計に向けて腹の探りあいが続きそうです。

ISM製造業景気指数への反応

米ドル円

3日6時からの米ドル円と米10年債利回り15分足です。3日23:00に発表された米ISM製造業景況指数は57.2%と事前予想どおりだったにもかかわらず、市場は米ドル売りで反応しました。同時に発表された米建設指数が0.8%と予想の1.0%よりやや悪かったことも影響しているようですが、それにしても神経質な値動きです。

23時からの米ドル円下落を受け、レートはあっさりと110円台をつけ、何度か111円台に戻すも4日朝は110.90円あたりからやや下に向かう展開となっています。米10年債利回りが再び2.32%付近まで下落して復調の兆しが見えません。

先週が日本の年度末で米ドルに買い戻しが入っていた戻りと考えれば自然かもしれませんが、それでも112.20あたりが上値の限界だったことを考えると、当面のレンジは心理的節目の110.0円から112.20円ということでほぼ大丈夫かと思います。万が一このいずれかをブレークしたら、そのときはかなり一方的に動きそうではありますね。

いずれにしても、今週は何をおいても雇用統計が強く意識されていますから、市場はお互いどの程度の腹積もりなのかを探り合って調整していく展開になろうかと思います。その意味では、昨日の米ISM製造業景況指数のように、やや想定外の反応を示すこともありそうなので、レンジが決まっているとはいえ、一応の注視は必要です。

豪ドル円、豪ドル米ドル

3日6時からの豪ドル円と豪ドル米ドル15分足です。豪ドル円はほぼ米ドル円どおりの値動き、豪ドル円は3日朝の豪小売売上高発表を受けての下落水準のまま小幅のレンジを維持して、1豪ドル=0.7600米ドルを行き来しています。

この後4日13:30に発表されるRBA(豪中銀)政策金利発表に注目が集まっていると思われ、現状維持(1.5%)だと豪ドル売りがもう一段進む可能性はありそうです。このとき買われるのが米ドルであれば、やや方向感のない米ドル円にも上昇基調が加えられる可能性はありそうです。

豪ドル米ドル手動トラリピは、3日の下落を受けて再びポジションを1つ建て、合計3つのポジションを持つことになりました。雇用統計前の調整で、ここを一気に駆け上がって利食いしてほしいところです。

豪ドル米ドルペアで「手動トラリピ」はじめました。この通貨ペアを選んだ理由や、発注の管理方法など。

2017-01-10

ループイフダン

こちらも想定内といいますか、米ドル円B15/S15のみが利食いという状況です。それぞれ5回、合計10回の利食い。雇用統計まではこの両建てにコツコツ稼いでもらうしかなさそうです。

くりっく株365

FTSE100が大きく下落

先週後半からやや弱含みになっていたFTSE100ですが、3日始値7,366から最安値7,260まで大きく値を下げました。やや高止まりの雰囲気もあったFTSE100ですから、4月(2,470円)、5月(4,011)の配当に向けて買いの絶好の機会と判断し、さらに枚数を買い増ししました。早速明日5日は1,176円の権利付最終日なので、まずはここを超えた権利落ちを見て、その後のポジションを調整していきたいと思います。

日経225も安い

値ごろ感は持つなと言いますが、さすがに日経225が1万9000円を割っている状況は安いのではないでしょうか。ここからショートを入れる気にはならないので、様子見または弱気に1枚だけ買ってみて、ダメそうなら素直に損切りして持ち越さない、という程度で考えています。

先週の日経225配当前後で2週間は何もしなくて良い程度の利益はとれているので、今週は心に余裕があります。今週はポジションを調整しながら、地味に配当狙いの態勢を固めていきたいと思っています。

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ABOUTこの記事をかいた人

FXと節約を組み合わせた記事を書いています。 元会社員、元会社経営者にして元浪費家。現在はフリーランスで生計を立てています。もっと早くお金の正体に気づいておけばよかったな〜などと後悔しながらも、あとの祭り的人生をそれなりに楽しんでいます。