米ドル円は110台前半まで急落。米国メディアはロシアゲート一色です。

米国メディアはロシアゲート一色

日本でもそれなりに扱いが大きいのですが、米国のメディアを覗いてみると、もうロシアゲート一色、といった感じです。とくにトランプ大統領が目の敵にしていたCNNからは手痛い返り討ちに遭っており、さすがに弾劾という言葉までが使われだすと、真実がどうであるかはある意味関係なく、ここまで影響を広げてしまった結果責任のようなところで資質が問われているようです。

これまで米国経済に活況をもたらしているという結果のみをもって信任されてきた現政権ですから、原因が何にせよ景気が悪くなった時点で信任も剥落するという当然の帰結になります。

ロシアのプーチン大統領とラブロフ外相が完全に米国を嘲笑するような発言も伝えられており、米国と米国民の自尊心は大きく傷つけられているようです。第三国である英国BBCの報道を観ると、ニュースタイトルにも"Putin laughs at political chaos in the US"とchaos=混沌という評価が付されるなど、ややニヒルに眺めている様子が伺えます。

米国のいつものパターンでいくと、国内政治に行き詰まったときには世界のどこかで戦争を引き起こして国民の目を逸らすという方法が採られ、毎回見事に成功するわけですが、その場合にもリスク回避の円買いになることは火を見るより明らかなので、なし崩し的なトランプ政権とCNNの和解でも何でも良いので、米国経済には直ちに回復してもらいたいものです。

今日の指標発表

先ほど18日の21:30に米フィラデルフィア連銀景況指数が38.8(予想:18.5)、米新規失業保険申請件数が23.2万件(前週分、予想:24万件)と良好な内容で発表されましたが、市場の反応はありません。弱い内容であったら米ドル円もさらに下落したのでしょうが、一旦は現状で様子見という意味で消極的な信任を得た、というところでしょうか。

この指数を受け、また、ロシアゲート問題のさらなる広がり、あるいは収束を見てNY市場がどう反応するか、世界から注目があつまる本日18日のNY時間です。

米ドル円、米10年債

17日6時からの米ドル円と米10年債利回り15分足です。18日はアジア時間、欧州時間のそれぞれ序盤でかなり強い米ドル売り圧力が継続しており、その後は様子を見ながら戻り幅を調整する、といった流れになっています。いずれにしても、NY時間のとりわけ株価が注目されるところです。

豪ドル円、豪ドル米ドル

17日6時からの豪ドル円と豪ドル米ドル15分足です。18日10:30に発表された豪雇用統計(新規雇用者数/失業率)が事前予想よりかなり良かったため、ひさびさのオーストラリア経済に関する好材料が好感されたとこに加え、折からの米ドル売りの流れもあり、豪ドル米ドルが0.74台なかばまで買われています。ユーロ・円買いの米ドル売りもさすがに高値への警戒感が出ていたところなので、主要国通貨以外が買われやすかったという地合いもあります。

ループイフダン

17日のループイフダンは、米ドル円B15が3回、S15が20回の利食いでした。112.0円を割り込んだ後、111円台後半が脆そうだったのでB15は稼働を停止させました。その後ほどなく110円台前半まで急落しましたので、結果的には良い判断だったと思います。18日は21:00時点で米ドル円B50が1回、S15が11回、豪ドル円B40が2回の利食いです。両日とも、以前稼働を止めた米ドル円S15の積み残しも手動で利確しています。下落のスピードが激しいので、戻り幅もそれなりにあり、買いポジションでも利食いできているのが直近の傾向です。

 

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FXと節約を組み合わせた記事を書いています。 元会社員、元会社経営者にして元浪費家。現在はフリーランスで生計を立てています。もっと早くお金の正体に気づいておけばよかったな〜などと後悔しながらも、あとの祭り的人生をそれなりに楽しんでいます。