Rakuten UN-LIMITを使うために国内版iPhone8を購入した理由

楽天モバイルのMNO(Rakuten UN-LIMIT)がスタート

Rakuten UN-LIMITのキャンペーン

楽天モバイルのMNOである「Rakuten UN-LIMIT」がスタートし、先着300万人は1年間の月額プラン料金(税別2,980円)が無料という、とんでもなくおトクなキャンペーンが展開されています。

ただし、契約事務手数料3,000円(税別)の負担だけは必要ですが、楽天スーパーポイントが3,300ポイント還元されるため、契約事務手数料が実質無料になるほか、オンライン契約の場合はさらに楽天スーパーポイントが3,000ポイントプレゼントされるため、回線を無料で利用させてもらえるうえに収入が得られるという、ありえないようなキャンペーン内容になっています。

契約事務手数料相当分の3,300ポイントとオンライン契約特典の3,000ポイントを受け取るには、7月31日までに回線を開通させ、8月31日までにAndroid限定のRakuten Linkアプリで初回アクティベーションを実施する必要があります。

最低利用期間・解約手数料ともにナシ

しかも、Rakuten UN-LIMITには最低利用期間や解約手数料なども一切ないので、とりあえず使ってみて満足しなければすぐに解約する、という利用方法でもかまわないという建て付けになっている点も安心です。

対応機種の少なさが残念

楽天モバイル公式スマートフォン

Rkuten UN-LIMITが提供するすべてのサービスを利用できるのは、原則として「楽天モバイル公式スマートフォン」(楽天モバイルが販売する端末)のみということになっており、その他の機種については動作保証外です。

CHECK!製品|楽天モバイル

公式スマートフォンはミドルレンジのAndroidが中心

Galaxy S10/Note10+以外はミドルレンジかそれ以下のスペックで選択の幅があまり広くなく、何より日本で一番人気があるiPhoneが入っていないことで、多くの方は、Rakuten UN-LIMITへの乗り換えに二の足を踏んでいるのではないかと思います。

こういうパターンでありがちな現象として、動作対象機種ではなくても、実際には他のでも動くんでしょ?と私も甘く考えていましたが、私が現在メインで使っているドコモ版GalaxyS10+(SIMロック解除済)では、APNを設定するなど、ネットで見つかったあらゆる方法を試しても全く繋がらなかったので、どういう理由かは別としても、Rakuten UN-LIMITの動作環境は、かなりシビアに設計されているようです。

公式スマートフォン以外の対応状況が公開開始

Rakuten UN-LIMITの正式サービス開始からやや遅れて、楽天モバイル公式スマートフォン以外の動作確認情報も公開が始まりましたが、Twitterなどでは動作確認が報告されている機種でも、公式では動作対象外とされている場合も多く、手元のスマートフォンが使えるかどうかは、実際に試してみるしかない、というのが現状のようです

CHECK!ご利用製品の対応状況確認(楽天モバイル)

iPhoneの対応状況

iPhoneは「一部の機種」で「一部の機能」だけが利用できる

iPhoneについて公式では、SIMフリー(国内版のSIMロック解除ではなく、Appleが販売したもの)のiPhone11で一部の機能だけが利用できるとされているようですが(4月29日現在)、Twitterなどの情報をまとめると、

  • iPhoneXS/XR/11では物理SIM/eSIMともに使える
  • iPhoneSE(第2世代)も同様
  • iPhone8以前の機種も海外版はそのまま使える
  • 国内版のiPhone8以前の機種も、SIMロックを解除して、やや特殊な設定をすれば使える

ということのようです。

国内版iPhone6s/iPhone7/iPhone8

国内版iPhone8以前の機種でRakuten UN-LIMITを使う方法については、SIMロックを解除しても普通にはRakuten UN-LIMITが使えませんが、裏ワザ的な設定方法がこちらの記事で詳細に解説されています。

CHECK!iPhone6s、iPhone7、iPhone8でも楽天モバイルのRakuten UNLIMITが使えるようになる裏技は本当?(格安SIMとスマホ比較)

iPhoneだけではポイント付与の特典が受けられない

通話やSMSが従量課金になるというデメリットを承知したうえで、iPhoneだけでRakuten UN-LIMITを運用する場合に注意が必要なのは、iPhoneでRakuten UN-LIMTを開通させても、キャンペーン特典の楽天スーパーポイント(事務手数料相当の3,300ポイントとオンライン契約特典の3,000ポイントの両方)が受け取れないということです。

楽天スーパーポイント付与の特典を受けるためには、回線の開通とは別に、Android限定アプリであるRakuten Linkからのアクティベーションが条件になっていますので、手元にAndroidがない場合は、家族や友達から数分間だけ借りてRakuten Linkのアクティベーションを実施するなどの対応が必要になります。

AndroidのRakuten LinkにRakuten UN-LIMITの電話番号を入力すれば、SIMが刺さっているiPhoneにSMSで4桁のコードが送られてきますので、そのコードをRakuten Linkに入力するだけでアクティベーションは完了です。

私のRakuten UN-LIMIT運用方法

2台持ち=iPhone8を「買い増し」しました

以上の条件から私が選んだ方法は、「ドコモ版Galaxy S10+をメインとして使い続け、サブ機として国内版iPhone8を購入する」というスタイルです。

ちょうどiPhoneSE(第2世代)が発売されて、国内版iPhone8の中古価格が最安で2万円を切る水準まで下落していることもあり、この方法は、私のようにRakuten UN-LIMIT 非対応のAndroidをメインにしているユーザーの「とりあえずRakuten UN-LIMITを使ってみたい」というニーズにとってベターな選択肢の一つではないかと思います。

iPhoneではRakuten Linkアプリが使えない

Rakuten UN-LIMITの「UN-LIMIT=無制限」たる所以(ゆえん)は、

  • 楽天回線エリアデータ使い放題/パートナー回線(au)エリア5GBまで利用可・超過後も1Mbpsで使い放題
  • Rakuten Linkアプリ(Android限定)での国内通話・SMS使い放題

というところなのですが、Rakuten Linkアプリを経由しない国内通話・SMSは従量課金されるため、同アプリが提供されていないiOSでは、通話やSMSは従量課金、データ通信だけが使い放題、ということになります。

Rakuten Linkアプリの国内通話・SMS使い放題を利用するためには、iPhoneとは別にAndroidを用意するしかないということになります。

この場合のAndroidは、必ずしもRakuten UN-LIMIT公式や動作確認機種である必要はなく、Rakuten Linkアプリさえ動作する機種であれば良い、とうことになります。

SIMとRakuten Linkを異なる端末で設定

整理しますと私の場合、Rakuten UN-LIMITのSIMをiPhone8に挿したままで、Rakuten Linkアプリをドコモ版Galaxy S10+にインストールして使っている(Galaxy S10+にはもともと利用しているドコモのSIMが挿さっている)、ということになります。

Rakuten Linkアプリを使って、Androidに刺さっているSIMとは異なる番号での発信が可能になるということで、実際に使ってみると、この場合の通話/SMSの発信・受信は、やや特殊な挙動を示すことがわかったので、参考までにまとめておきたいと思います。

  • iPhoneからの通話発信・・・楽天モバイルの番号通知あり、従量課金
  • iPhoneへの通話受信・・・AndroidのRakuten Linkがアクティブでない場合に着信、無料
  • iPhoneからのSMS発信・・・3円/70文字(全角)
  • iPhoneへのSMS受信・・・AndroidのRakuten Linkの状態に関係なく受信、無料
  • Rakuten Linkからの通話発信・・・楽天モバイルの番号通知あり(4G圏内/圏外の場合は番号非通知)、国内使い放題
  • Rakuten Linkへの通話受信・・・Rakuten Linkアプリがアクティブな場合に受信、無料
  • Rakuten LinkからのSMS発信・・・使い放題
  • Rakuten LinkへのSMS受信・・・受信しない

赤で表示した部分の挙動は、ややイレギュラーな感じがあるので、使いこなすには慣れが必要かと思います。

iPhoneが使えるメリット

MacBook ProとWi-Fi版のiPad Proを使っている私の環境では、テザリングする端末がAndroidからiPhoneになることで「Instant Hotspot」機能が使えるので、とても便利になりました。

Instant Hotspotとは

スマートフォン側でテザリングをONにしなくても、MacBookやiPad側からWi-FiのアクセスポイントとしてiPhoneを選ぶだけでテザリングできる機能です。

また、Apple WatchはiPhoneがなければ使えないので、この機会にApple Watchを使ってみたい、という方にとってもメリットがあるのではないかと思います。

契約を急ぐかiPhone対応を待つかは悩ましいところ

iPhoneとAndroidの2台持ちは、荷物が増える、充電が面倒になる、維持費がかかるなどのデメリットと、得られる利便性とのトレードオフになりますが、Rakuten UN-LIMITの機能がフルに利用できる対応機種が非常に限られている現状では、ベストではないとしても、ベターな選択肢ではないかと思います

現在iPhoneだけを使っているユーザーとしては、そのうちリリースされるであろうiPhone版のRakuten Linkを待つ、というのも一つの選択肢ですが、そのときまで現在おこなわれいるようなキャンペーンが実施されているとは限らないので、確実にキャンペーンの適用を受けたいということであれば、すぐに契約するほうがよいでしょう。

一方で、Rakuten UN-LIMITは、現在のところ苦戦が伝えられていますので、日本最大のユーザー層を擁するiPhoneを公式対応機種に加えるタイミングで、さらに大きなキャンペーンが打たれるかもしれませんし、こればっかりは誰にもわかりません。

紹介キャンペーンも活用しましょう

紹介した人・紹介された人の両方にポイントが付与される

ほかにも、すでにRakuten UN-LIMITを利用しているユーザーから紹介を受けて申し込めば、紹介された人に2,000ポイント、紹介した人に3,000ポイントがプレゼントされるので、お知り合いにユーザーがいれば、13桁の楽天モバイルIDを教えてもらって契約時に入力してください。

お知り合いにRakuten UN-LIMITユーザーがいない場合は、私の楽天モバイルID(2020041311182)を入力していただけると、たいへんありがたいです。

CHECK!Rakuten UN-LIMITご紹介特典(楽天モバイル)

 

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ABOUTこの記事をかいた人

FXと節約を組み合わせた記事を書いています。 元会社員、元会社経営者にして元浪費家。現在はフリーランスで生計を立てています。もっと早くお金の正体に気づいておけばよかったな〜などと後悔しながらも、あとの祭り的人生をそれなりに楽しんでいます。