配当も楽しみなくりっく株365
8月は「くりっく株365」の配当が集中しています。参考までに、日経225も含めた8〜9月の証拠金と配当を一覧にしてみました。
日経225 | NYダウ | FTSE100 | |
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7/24現在の必要証拠金 (岡三オンライン証券) | 35,180 | 24,000 | 10,160 |
8月配当予定 | 1,164 | 8,124 | 5,882 |
9月配当予定 | 12,891 | 2,479 | 825 |
8〜9月配当合計 | 14,055 | 10,603 | 6,707 |
8〜9月配当合計÷必要証拠金 | 39.95% | 44.18% | 66.01% |
ということで、資金(必要証拠金)と配当金の割合で見ると、8〜9月は日経225とNYダウがほぼ同水準、FTSE100が圧倒的に優位ということは言えそうです。
次に、現在の株価を見てみます。
日経225

週明けも円高が進んでおり、日経225が弱含みの寄付きとなっています。24日の前場で1万9900円を割り込んでいますから、最近高値の2万2000円水準まで戻る前提で現在を押し目と判断するなら、良い買い場かと思われます。ただ、円高というよりも、あまりに米ドルの悪材料が多すぎの米ドル安という感じなので、買うとしても、もう一段安の可能性も考慮し、少なくとも今週のFOMCくらいは見極めたいところです。
また、日経225の配当は、配当日が分散しているNYダウやFTSE100と違い、9月26日の権利付最終日に1万2842円と集中しており、翌日にはかなり大幅な権利落ちがあることは覚悟しておかねばなりません。権利落ちを織り込んで株価が元に戻るとしても、それにはかなり期間を要することもありますので、ある程度長期でホールドする予定で買うべきでしょう。
やや余談になりますが、くりっく株365のスプレッドは変動性で、日経225も7〜20くらいの間でけっこう激しく動きます。そして、日経225は3月と9月の高額配当日前になると、決まってスプレッドがかなり広がったままになります。直前に有利な価格で購入しようという思惑が、この開いたスプレッドによって上手くいかない可能性もありますので、この点もご注意ください。
NYダウ

ロシアゲート再燃で少々下落していますが、それでも2万1550前後と高値です。7月24日現在なら、差益狙いの売りでエントリしたいくらいの地合いですよね。いくら配当狙いとはいえ、今現在は買いで入りたくない感じなので、とりあえず私はパスします。
ただ、NYダウの配当は8月7日月曜日からの週に3,768円、翌週に2,404円と集中しているので、これまでに一段安の展開があれば、1枚くらい買ってみても良いかと思っています。ただし、権利落ちもあるでしょうし、ロシアゲートやオバマケアの件がこれまでに片付くとは到底思えず、むしろ状況が悪化していそうな雰囲気もありますので、その下落を見越した長期保有が前提、ということになりそうです。
FTSE100

英国総選挙以降は低迷が続いていたFTSE100も、7月12日あたりからようやく日足で連続して陽線が出るようになりました。年初始値は7,163だったので、現状の7,452はそれでも十分に高いのですが、これが、再び雲の下限を突き抜けて7,300とかそれ以下まで下落する材料は、今のところ見当たらないように思います。
ただ、為替はさしあたりユーロ高米ドル安の地合いが続きそうですし、現在のバランスでいくと、どちらかと言えば英ポンドはユーロつれ高の傾向が強いようなので、この点はやや懸念材料としてはたらきそうです。
さらに、例えば、5万円/枚=500ポイント下落の可能性を考えると、英国EU離脱国民投票開票結果発表があった昨年6月24日(日本時間)のくりっく株365のFTSE100騰落幅が482ポイントだったことを考慮しても(高値6,228、安値5,746)、FTSE100ではかなり大きな下落材料が必要であるのに対し、NYダウなら、とくに大きな材料がなくても2万1000くらいまでの下落は十分ありえます。
FTSE100の指数が小さいという特徴は、取引枚数が多くなりそのぶん手数料がかかるというデメリットはありますが、下落リスクが管理しやすいというメリットは、非常に大きいと思います。
ということで、現在の私の建玉はFTSE100が4枚なのですが、今日のロンドン時間の動向も見ながら、もう少し買い増しも検討していきたいと考えています。
くりっく株365の口座をまだ持っていない方も、今からなら遅くともNYダウやFTSE100の配当が集中する8月第2週目には間に合うかと思いますので、口座開設を検討されてみてはいかがでしょうか。
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