今週(2/4〜2/8)の豪ドル円ループイフダントレード結果。ロウRBA総裁発言で年内利下げ観測が広がり、豪ドル全面安となりました。

今週の豪ドル円相場

豪ドル円日足チャート

今週の豪ドル円日足チャートです。

豪ドル円日足

豪ドル円日足

現在稼働しているループイフダンは、豪ドル円B80・1ポジション=1万通貨です。

週末に向けて77円台なかばに下落

今週の豪ドル円の値動きを、時間足チャートで振り返ります。

【4日(月)始値79.34 高値79.52円 安値79.15 終値79.39(0.05)】

週明け早々、12月住宅許可件数が前月比-8.4%(予想2.0%)、前年比-22.5%(予想-10.9%)と、2か月連続で大幅に下振れしたことから豪ドルが売られます。

市場では、RBAが景気見通しを12月より弱気に変更するのではないかという見通しから、ハト派観測が広がりますが、豪ドル円はこの日はまだ79円台を維持します。

190204AUDJPY_h

【5日(火)始値79.39 高値79.82 安値79.08 終値79.55(0.16)】

朝方発表の12月小売売上高は前月比-0.4%(予想±0%)、12月貿易収支は36億81百万豪ドル黒字(予想22億25百万豪ドル黒字)1勝1敗の内容でしたが、市場は豪ドル売りで反応し、豪ドル円も79円台前半まで下落します。

12:30発表のRBA政策金利は予想どおり1.50%据え置きでしたが、声明の中で過度に悲観的な見通しが抑制されたことで、現状維持を好感した豪ドルが買い反応となります。

その後はやや売られますが、79円台なかばでの横ばい推移となります。

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【6日(水)始値79.55 高値79.64 安値78.04 終値78.12(1.43)】

朝方は日経平均が上昇するなど好材料で豪ドルも小幅に上昇しましたが、10時代にロウRBA(豪中銀)総裁が「金利見通しは今や一段と均衡した状態に」と発言したことなどが伝えられ、年内の利下げ観測から豪ドルが大きく売られる展開になります。

これを受けて豪ドル円も78.0円近辺まで急落し、その後も戻りが鈍く、この日はほぼ安値近辺でのもみ合いとなります。

190206AUDJPY_h

【7日(木)始値78.19 高値78.23 安値77.73 終値77.96(0.23)】

この日も前日の流れを受けて、豪ドル軟調が継続します。

特段豪ドルに関して新しい材料があったわけではないのですが、豪州経済に対して徐々に悲観的な見方が広がる中、豪ドル円がジリジリと下落し、豪ドル円も78円を割り込みます。

何度か78円台を回復しましたが、結局は維持できずに終値77.96円。

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【8日(金)始値77.96 高値78.01 安値77.42 終値77.68(0.28)】

この日も豪ドル弱気は継続、朝方から豪中銀が6月までの1年間の予想成長率を従来の3.25%から2.5%に引き下げると発表し、豪ドルがさらに売られます。

豪ドル円72.42円の安値後は買い戻しが入り、東京時間午後は78円台手前まで上昇しますが、勢いは続かず77.68円での引けとなりました。

190208AUDJPY_h

ループイフダン豪ドル円B80の成績

新規2回のみ

ループイフダン豪ドル円B80の今週(上)年初来(下)成績は、下記のとおりです。

今週は利食いがなく、新規が2回という結果でした。

ループイフダン決済回数売買利益スワップ決済利益
豪ドル円B80×10lot

2/4〜2/9
0回0円0円0円
ループイフダン売買利益スワップ決済利益含み益
豪ドル円B80

年初来
88,000円2,790円90,790円▲208,673
豪ドル円B80

設定来(18/7/1〜)
222,980円18,295円241,275円

来週の動き

オーストラリア住宅ローン許可件数も要チェックか

オーストラリアの指標発表は少なく重要性も高くないのですが、今週の住宅建設許可が予想を大きく下回ったことから、住宅ローン許可件数には平時以上には注意を払う必要がありそうです。

米国は消費者態度指数、小売売上高が注目されるほか、FRBと各連銀要人の講演が多く、イレギュラーな発言があるとマーケットの反応がありそうです。

【豪州】

  • 12日(火)…住宅ローン許可件数/NAB企業景況感指数
  • 13日(水)…Westpac消費者信頼感指数

【米国】

  • 13日(水)…MBA住宅ローン申請件数/消費者物価指数
  • 14日(木)…週間石油在庫統計/小売売上高/新規失業保険申請件数/生産者物価指数
  • 15日(金)…企業在庫/ニューヨーク連銀製造業景気指数/輸入物価指数/鉱工業生産指数
  • 16日(土)…ミシガン大学消費者態度指数/対米証券投資

<講演・発言等>
11日(月)…ボウマンFRB理事講演
12日(火)…パウエルFRB議長講演
13日(水)…メスタークリーブランド連銀総裁、ボスティック米アトランタ連銀総裁、ハーカーフィラデルフィア連銀総裁講演
14日(木)…ハーカーフィラデルフィア連銀総裁講演
15日(金)…ボスティックアトランタ連銀総裁講演

【中国】

  • 11日(月)…Caixinサービス部門購買担当者景気指数
  • 14日(木)…貿易収支
  • 15日(金)…在庫統計/消費者物価指数/生産者物価指数

【日本】

  • 12日(火)…マネーストックM2/第3次産業活動指数
  • 13日(水)…国内企業物価
  • 14日(木)…GDP1次速報値
  • 15日(金)…対外対内証券売買契約等の状況/鉱工業生産/設備稼働率/

豪ドル円はふたたび77円台に下落

豪ドル米ドル・米ドル円・豪ドル円すべて下落

豪ドル円(黄)・米ドル円(赤)・豪ドル米ドル(青)の日足チャートを比較します。

米ドル円は一時110円台を回復するなど堅調だったのですが、6日のトランプ大統領一般教書演説が材料に欠いたことから、豪ドル円下落に連れて上値が重くなる展開となりました。

今週後半は、米ドル円・クロス円ともに豪ドルが主導して弱気を誘ったところがあり、先週までの強気から一転、豪ドル円はさらなる下値が警戒される流れに変化しています。

豪ドル円・米ドル円・豪ドル米ドル日足比較

豪ドル円・米ドル円・豪ドル米ドル日足比較

日足一目均衡表では、下落するにしても一旦雲の上限がサポートになりやすいように見えますが、今週のようにファンダメンタルズで強い材料が出ればテクニカルはあまりあてにならず、一気に下に抜ける可能性はあります。

1月3日の安値から、わずか1か月で10円近く上昇した豪ドル円ですから、やはり下がりやすかったという要素は多分にあり、今回の下落には調整という意味合いも少なからず含まれているものと思われます。

豪ドル円日足

豪ドル円日足

豪ドル円週足

豪ドル円週足

利下げ観測を裏付ける要因が多すぎる

今週最大のトピックはなんと言ってもロウRBA総裁発言でしたが、オーストラリア経済成長の鈍化が疑われる中、直近の各種経済指標が軒並み弱い数字を示していることと相まって、マーケット予想を「(次は)利上げ」から一気に「年内利下げの可能性」に転換させたということでしょう。

これまで堅調な世界経済に牽引されて拡大してきたオーストラリア経済ですが、足元の国内経済には目立った好材料があるわけでもなく、また、相変わらず国内政治はボロボロですから、いったん経済が逆回転を始めると、そのスピードは想像以上に早いと思われます。

オーストラリア経済にとっては唯一、貿易収支が強いことと、鉄鉱石価格が堅調なことが救いですが、これも米中関係次第というところもあり、現状としては見通しが立ちにくいところです。

2月は平均的に見て豪ドル円が上がりやすい月でもなく横ばい傾向なので、あまり多くを期待せず、現状維持で乗り切ってくれることを期待しつつ、たまにはループイフダンの利食い分くらいは上がってから下落してほしい、と願うばかりです。

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ABOUTこの記事をかいた人

FXと節約を組み合わせた記事を書いています。 元会社員、元会社経営者にして元浪費家。現在はフリーランスで生計を立てています。もっと早くお金の正体に気づいておけばよかったな〜などと後悔しながらも、あとの祭り的人生をそれなりに楽しんでいます。