稼ぎ頭「くりっく株365」
確定利益の約50%が「くりっく株」
先日、記事にしましたが、FXとくりっく株365をトータルした確定利益が、先週100万円を超えました。そのうち49.06%が「くりっく株365」による利益であり、さらに現時点でポジションゼロ、つまり含み損もゼロという、やや出来過ぎ感すらある成績となっています。
私がくりっく株を始めたのは昨年12月であり、NYダウ、FTSE100、日経225とも現在まで米国の好景気に牽引され、あまり大きな下落もありませんから、勝って当然と言えば当然なのですが、CFDであるくりっく株365は、下げ相場になったらなったで売りでも入れますから、そこが現物株との最大の違いかと思います。
配当の考え方
日経225miniなどと違い、現物と同様に配当が得られるのがくりっく株365の大きな特徴になっています。トランプラリー後のような上げ相場であれば、基本的に買いポジションで入ることが多いでしょうから良いのですが、下げ相場で売りポジションを建てる場合は、配当相当額を支払うことになるので注意が必要です。
さて、5月と6月の配当予定を見てみます。
商品(証拠金) | 5月 | 6月 | 合計 | 1万円あたり配当額 |
---|---|---|---|---|
日経225(40,610) | 0 | 2,622 | 2,622 | 645 |
NYダウ(24,590) | 8,706 | 1,869 | 10,575 | 4,301 |
FTSE100(11,160) | 5,221 | 2,387 | 7,608 | 6,817 |
商品ごとに証拠金が違うため、証拠金1万円あたりの配当額も計算しました。結果はFTSE100の圧勝です。逆に言えば、いくら下落の局面になったとしても、FTSE100で売りポジションを建てるのは、1%程度の株価下落を織り込んだ場合でなければトータルで損失となり、直近の例でいえば、4月17日の7,312から19日の7,100(いずれも清算値)まで212ポイント下落したような場面では活きる戦術かと思います。
そこに賭ける価値はあるのか?
4月18日の下落は、ご存知のとおり英国議会下院の6月解散・総選挙の突然の発表が原因だったわけですが、それなりにセンセーショナルな出来事だったにもかかわらず、200ポイント程度しか下落しなかった、という考え方もできます。あの不意打ちを予想できたとして200ポイント=2万円です。それならセオリーどおり、約7千円強の配当ねらいで買いポジションを保有したほうが良いように思います。
日本株に慣れている方は、どうしても日経225の荒っぽい値動きを基準に考えてしまいがちですが、FTSE100は上昇・下落ともそこまで値動きしません。しかも、FTSE100は、その英国議会下院解散ショックからまだ完全に立ち直っていませんから、一時ほどの高値掴み感はやや緩和していると言えます。
北朝鮮関連の安全保障リスクも、直接的当事者でないことと、地理的に遠いということもあり、日経225やNYダウに比べて、おそらく大きな影響は受けないと思われます。口座の資金を遊ばせている状態も好ましくありませんので、週明け5月1日はロンドンは休場ですが、2日の寄り付きの状況を見て、やや強気に買ってみたいと思います。
NYダウは売りで入る余地あり
一方で、相変わらず高値追いが続いているNYダウは、また2万1000を睨んだ値動きとなっており、さすがにここで買いで入るのは高値掴み感が強いかと思います。配当は5月・6月計で約1万円強と、証拠金から見るとそこまで高くありません。
ですから、一次的な戦術としては、この期間のNYダウには「手を出さない」ことかと思います。それでも、どうしても、といことであれば売りで入る戦術はあり得るように思います。NYダウも指数が大きく、FTSE100に比べれば大きく値動きするので、5月・6月で1万円=100ポイント以上の下落が確実と読める可能性も否定できません。
まあ、書いていて思いますが、何もそこまでNYダウにこだわらなくても…という感じはしますよね。くりっく株365で公開されている出来高を見ても、NYダウは日経225に次いで非常に人気が高いのですが、最近話題だから、というような理由で取引されている気がします。配当のないドイツDAXが不人気なのは理解できますが、FTSE100がDAX同水準で不人気なのは、本当に不思議です。
日経225は、売りのデイトレ
基軸戦術はFTSE100の買いとして、これでは退屈ということであれば、日経225に売りで入るのが良いかと思います。ファンダメンタルズからは、2万円を超えて日経225が上がる可能性はそれほど高くありませんし、「有事の円買い=日本株安」という、今や不動の市場コンセンサスが確立していることもあり、トラップトレード的に、やや下値のほうでイフダン注文を入れておいても面白いように思います。
また、日経225は9月まで大きな配当がありませんので、仮に値上がりして塩漬けになっても、やや余裕を持って含み益が出るのを待つこともできます。
私は仕事上、基本的に時間の拘束がなく、大きな値動きのときにはリアルタイムでトレードできる可能性が高いので、タイミングを見て裁量のデイトレ売りトレードを従来どおり仕掛けていきたいと思っています。
結論
結局のところ、5月も主に配当狙いでFTSE100の買い(含み益1万5000~2万円/枚で利確)、デイトレで日経225売り、面白そうだったらNYダウという従来どおりの運用が良さそうです。この5ヶ月の好成績は、もちろん運が良かったこともありますが、この基本方針がそれなりに正しかった要因もあるかと思っています。
くりっく株365に関しては、わずか5ヶ月で元本が2.5倍程度まで増えていますので、ここからも複利効果を意識しつつ、果敢に利益の極大化を狙っていきたいと思っています。
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