5月初日の米ドルは112円攻略に向けた動き
5月初日となる本日はロンドンがアーリーバンクホリデー、日本は平日とはいえ連休の中日なので薄商いかと思いましたが、意外にも寄付きからまあまあ動意が感じられる値動きとなりました。
1日10:30頃までは111.30-40円あたりでもみ合っていたのですがその後一気に25pipsほど上げて111.65円前後のレンジに突入。再度きわめて狭いレンジに移行して膠着状態が続きましたが、15:30頃に再度上げて一時111.91円に到達。112円を攻めるかと思われましたが、そこまでの勢いはなく失速。夕方以降は111.70円前後まで下げましたが以前高値のまま、NY時間待ちといったところです。
後述のとおり、21:30には米国個人消費・所得関連の指標発表が予定されていますし、やはり様子を見たいということかと思います。米国はまったく普通の稼働日ですから、相対的にNY時間での値動きが大きくなりそうですね。よほど指標が崩れないかぎりは、112円を攻める展開になるのではないかと思います。とはいえ、5日金曜日は米雇用統計ですから、上値追いもやや抑制されるでしょうし、112円をクリアすると一旦落ち着くのではないでしょうか。
米ドル円


4月28日金曜日6時からの米ドル円と米10年債利回り15分足です。前述のとおりですが、111円台後半の足場をしっかりと固めつつも、指標結果を牽制してのポジション調整で現値(111.70円前後)というところです。
米国10年債利回りも、ふたたび2.3%台をしっかり固めるかどうかが注目されます。3月20日までは2.5%を超えており、当日の米ドル円は112.56円(終値)だったことを考えると、現値は若干米ドル円上昇が先行している感がありますね。
豪ドル円、豪ドル米ドル


4月28日金曜日6時からの豪ドル円と豪ドル米ドル15分足です。豪ドルはようやく復調の兆しが見え、豪ドル米ドルは1豪ドル=0.7520米ドル前後まで回復してきました。まだちょっと危なっかしいですが、0.75台を確実に固めれば上値に向かうという見方が大勢のようですし、ようやく長い低迷期が抜けたような感じはあります。
シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)でも4月25日時点で豪ドルの投機的先物ポジション(非商業部門)が+4万2702枚の差引きロング優勢となっているようで、これまでの豪ドル売りから一転、売り戻しが観測されているとの報道もあるので、期待したいところです。
ループイフダン
1日のループイフダンは、米ドル円B15とS15が各1回、豪ドル円B40が1回の利食いです。豪ドルがようやく回復基調なので、今週は期待して見守りたいと思います。
今日の指標
1日は個人支出関連の指標が発表されます。
- 21:30 米個人所得/個人支出(前月比)
- 21:30 PCEコアデフレータ(前月比/前年比)
- 23:00 米ISM製造業景況感指数
- 23:00 米建設支出(前月比)
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