今週(1/7〜1/11)の豪ドル円ループイフダントレード結果。0.72に続伸する豪ドル米ドルに連れて、豪ドル円も78円台に乗せています。

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今週の豪ドル円相場

豪ドル円日足チャート

今週の豪ドル円日足チャートです。

豪ドル円日足

豪ドル円日足

現在稼働しているループイフダンは、豪ドル円B80・1ポジション=1万通貨です。

チャート上の緑のマーカーは新規、ピンクは決済を示しています。

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2019-01-08

豪ドル上昇で78円台定着なるか

今週の豪ドル円の値動きを、時間足チャートで振り返ります。

【1月7日(月)始値77.17 高値77.71円 安値77.01 終値77.68(0.51)】

早朝のAiG製造業指数は無風でしたが、先週からのコモデティ価格の持ち直し、原油・中国鉄鉱石先物価格上昇などを背景に、豪ドルは堅調な値動きとなります。

豪ドル円時間足(1月7日)

【1月8日(火)始値77.69 高値77.82 安値77.28 終値77.62(0.07)】

朝方の豪貿易収支が19.25億豪ドルと事前予想の21.75億豪ドルより弱かったことから豪ドルが売られますが、下がったところでは押し目買いが入り、東京〜欧州時間を通して、やや乱高下しながらも大きな意味では横ばいでした。

貿易黒字の低下は、オーストラリアの主要な炭鉱で火災発生などによる供給停止で石炭輸出が9%減少したことが原因であり、要因が明確かつ一時的と思われる内容だったため、マーケットからはそこまでネガティブな材料として見られなかったようです。

NY時間直前には上値追いが始まったのですが、この日は米国株が下落したことなどもあり、豪ドルも一旦売られて下落します。

豪ドル円時間足(1月8日)

【1月9日(水)始値77.63 高値78.09 安値77.38 終値77.54(0.09)】

朝方の住宅許可件数(11月)は前月比-9.1%(予想-0.3%)、前年比-32.8%(予想-24.8%)と予想を大きく上回る減少となりましたが、住宅市場の悪化は相当分織り込まれていたのか、初期反応としての豪ドル売りの後はふたたび上値追いが始まり、東京時間昼前には一旦78円台にタッチします。

その後も77円と78円台を行き来しますが、結局上値の重さが露呈されてNY時間には一旦調整の下落となりました。

豪ドル円時間足(1月9日)

 

【1月10日(木)始値77.54 高値77.98 安値77.06 終値77.89(0.35)】

東京時間午前までは前日の流れで豪ドル調整売りが続きましたが、その後はNYクローズまで堅調推移となり、ふたたび78円台直前まで値を上げます。

豪ドル円時間足(1月10日)

【1月11日(金)始値77.90 高値78.33 安値77.80 終値78.24(0.34)】

朝方の小売売上高(前月比)は+0.4%と事前予想の+0.3%をわずかに上回ったため、やや豪ドルが買われますがすぐに終わってしまいます。

しかし、その後は「中国の劉鶴副首相が月内に訪米し、閣僚級の米中貿易協議を開く可能性が高い」と伝えられ、米中貿易協議の進展が期待され、豪ドルが買われて78円台に乗せます。

その後は、ロンドンフィクス前後にやや弱含んで一旦77円台に押し戻されますが、引けに向けてふたたび上昇し、78円台で週の終値となりました。

豪ドル円時間足(1月11日)

ループイフダン豪ドル円B80の成績

利食い1回

ループイフダン豪ドル円B80の今週(上)年初来(下)成績は、下記のとおりです。

豪ドル円は基本的に堅調だったものの、77.0〜78.3円付近まで1週間をかけて上昇したという感じの値動きだったため、ループイフダンは利食い1回のみとなりました。

ループイフダン数量売買利益スワップ決済利益
豪ドル円B80

1/2〜1/11
1万通貨
8,000円230円8,230円
ループイフダン数量売買利益スワップ決済利益
豪ドル円B80

年初来
1万通貨
64,000円347円64,347円

来週の動き

米国経済指標が多数

今週のオーストラリア関連指標は、Westpac消費者信頼感指数と住宅ローン許可件数だけで、注目度もそれほど高くありません。

米国関連は数が多く、小売売上高やベージュブックなど、それなりに注目度が高い指標発表が予定されています。

中国は旧正月が近づき経済も静かになっていきますが、今週の貿易収支は、米中貿易戦争の影響が見られる場合にネガティブ材料になりそうです。

【豪州】

  • 16日(水)…Westpac消費者信頼感指数
  • 17日(木)…住宅ローン許可件数

【米国】

  • 14日(月)…新築住宅販売件数/卸売在庫/建設支出/耐久財受注/貿易収支/製造業新規受注
  • 15日(火)…卸売在庫/生産者物価指数/ニューヨーク連銀製造業景気指数
  • 16日(水)…MBA住宅ローン申請件数/小売売上高/輸入物価指数
  • 17日(木)…企業在庫/NAHB住宅市場指数/米地区連銀経済報告(ベージュブック)/週間石油在庫統計/対米証券投資/住宅着工件数/新規失業保険申請件数/フィラデルフィア連銀景況指数
  • 18日(金)…鉱工業生産指数/設備稼働率
  • 19日(土)…ミシガン大学消費者態度指数

【中国】

  • 14日(月)…貿易収支

【日本】

  • 15日(火)…マネーストックM2
  • 16日(水)…機械受注/国内企業物価/第3次産業活動指数
  • 17日(木)…黒田日銀総裁発言
  • 18日(金)…消費者物価指数/鉱工業生産

豪ドル米ドルが引き続き堅調

豪ドル米ドルは0.72台へ

1月3日のフラッシュ・クラッシュ後も米ドル円は冴えないのですが、豪ドル米ドルは憑き物が落ちたかのように上昇に転じ、日足で8日だけは陰線でしたが他の日はすべて陽線で推移、レートも0.72台まで上昇しています。

米ドル円日足

米ドル円日足

豪ドル米ドル日足

豪ドル米ドル日足

結果として、豪ドル円は米ドル円がやや重石にはなりながらも、豪ドル米ドルに連れてジリジリと上昇しているというのが今週の状況でした。

豪ドル買い戻しの背景としては、米中貿易協議進展への期待に加え、原油が51米ドル台と昨年12月14日の水準まで回復したことと、中国鉄鉱石先物相場が主たる要因と思われます。

しかし、肝心の豪ドル経済は、9日発表の住宅建設許可が予想を大きく下回るなど、翳りがみえはじめている部分もあり、予断を許さない状況ではあります。

また、オーストラリア・米国・日本(豪ドル円レート関連国)とも直接の関係国でないとはいえ、今週はいよいよ英国EU離脱案の議会採決が予定されているため、この動向も注視したいところです。

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ABOUTこの記事をかいた人

FXと節約を組み合わせた記事を書いています。 元会社員、元会社経営者にして元浪費家。現在はフリーランスで生計を立てています。もっと早くお金の正体に気づいておけばよかったな〜などと後悔しながらも、あとの祭り的人生をそれなりに楽しんでいます。