今週(5/14〜5/19)の豪ドル円ループイフダントレード結果。

豪ドル円B80、先週に続いて利食い

年初からの豪ドル円日足チャート(一目均衡表)と、私の豪ドル円B80ループイフダン取引履歴(緑=新規、ピンク=決済)です。豪ドル円B80の今週は、5lot利食い×2という結果になり、先週に続いて2週連続の利食いとなりました。やはり、1週間に1回は利食いがあると安心感がありますね。

今週は、先週末に懸念した一目基準線82.70円水準をあっさりクリアし、15日(火)の陰線以外は上昇か横ばいと堅調な値動きで、とくに16日(水)の陽線で、一気に一目均衡表雲の中腹を目指す動きとなりました。ただ、懸念材料としては、このあと雲が下がってきますので、やはり83円台半ばは、今週に引き続き上値が重い展開が続きそうです。そのまま雲の上限に連れて下落していくようだと、また82円台のやり直しということもあり得ます。

現在、全般米ドルが高いのですが、米ドルへの資金流入はユーロと英ポンドがメインであり、折からの原油高もあって資源国通貨は大きく売られるという展開にはなっていまません。しばらくは原油相場が大きく下落するような材料はないと思われますし、豪ドルはここまでかなり売り込まれて、良いところまで下がっていたという事情もありますから、少なくとも横ばいかジリ高、という地合いが継続するのではないかと見ています。

米ドル円と豪ドル米ドル

米ドル円と豪ドル米ドルのそれぞれ日足チャート(一目均衡表)です。米ドル円は、何度も押し戻された110円台をようやくクリアし、111円台を目指す展開となりました。18日には一時111.08円まで上昇しましたが、週末要因で利益確定が出やすかったこともあり、その後は一時110.61円まで反落したまま大きく反発することもなく、110.73円で週の引けとなりました。ただ、値動きを見ているかぎりは、110円のときほど111円台はレジスタンスが強くないような印象があります。週末に大きなリスクオフ要因が発生しないかぎりは、来週は111円台を目指した攻防、という展開になりそうです。

豪ドル米ドルは、17日(木)発表の豪雇用統計が2.26万人(予想2.0万人)と強めの数字だったにもかかわらず反応が鈍く、豪ドル自体にはあまり主体性の感じられない動きとなりました。やはり、米国10年債利回りが3.1%を超えてきたということで、ここにきて各国通貨も利上げに対する中銀の姿勢が再度注目されているように思われます。RBA(豪中銀)は利上げ姿勢は崩していないものの、足元の雇用悪化を強く懸念しており、利上げにはインフレ加速が必要という慎重な姿勢も同時に示しています。現在、オーストラリアのインフレ率は2%程度とRBA目標である2〜3%の下限で推移しており、マーケットは年内の利上げはないと見ている向きもあるようです。

豪ドル米ドル長期チャート

今週も豪ドル米ドルの週足、月足チャートを見てみます。

週足は、大きな値幅ではないものの5週連続の陰線、ということで5月の月足も当然陰線のままです。とくに月足では、このまま下落すると2016年1月からの長期で見るゆるやかな上昇トレンドを下抜いてしまう可能性があります。月足4連続陰線までは許容範囲とはいえ、今月どこまで下落をおさえられるか、というのも重要なポイントになってきます。その意味では、現在のところはギリギリ踏みとどまっているかな、というところだと思います。

来週の動き

来週は、米ドルがらみでは23日(水)の米新築住宅販売件数、24日(木)の米中古住宅販売件数が注目されるほか、25日(金)の米耐久財受注速報値、ミシガン大学消費者信頼感指数が注目されます。

豪ドルがらみではとくに大きな指標発表がありませんが、引き続き原油相場と米10年債利回りを睨んだ値動きとなりそうです。

米朝首脳会談開催に暗雲がただよいはじめた今週ですが、マーケットはほぼ無反応といっても過言ではなくリスクオン継続、VIX(恐怖指数)も12〜13と低音圏で安定しています。金正恩氏が平昌オリンピックをきっかけに急な融和姿勢を見せたと思いきや、もともとわかっていた米韓合同軍事演習に難癖をつけたり、米国のいわゆる「リビア方式」への反発で冷たい姿勢を見せるという茶番にはマーケットも辟易している感があり、米朝首脳会談を前に、必死に中国の後ろ盾を求める姿には、これまでの「強い独裁者」というイメージは、もはや見て取れません。日本のマスコミが伝える内容とは裏腹に、北朝鮮への経済制裁は効果を上げていると見るのが自然であり、米国が北朝鮮を「窮鼠猫を噛む」まで追い詰めたりしないかぎりは、核攻撃などの突飛な行動に出る可能性は低いでしょう。それでも相手がトランプ大統領ですから、何をやるかわからないところもあり、それが金正恩氏に抑制力として強く作用していると思われます。その意味で、オバマ氏やヒラリー氏が現在の大統領でなくてよかったと感謝する昨今です。

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FXと節約を組み合わせた記事を書いています。 元会社員、元会社経営者にして元浪費家。現在はフリーランスで生計を立てています。もっと早くお金の正体に気づいておけばよかったな〜などと後悔しながらも、あとの祭り的人生をそれなりに楽しんでいます。