ドコモのデータ回線は、さっさと音声回線のシンプルプランに変更しましょう。今なら6月1日からの料金適用に間に合います。

ドコモのシンプルプラン

上位機能の料金プランのほうが安い

ドコモで5月24日から受付がはじまった通話従量課金1,058円/月の新料金「シンプルプラン」により、「データ通信しかできないデータ契約」よりも、機能的に上位互換の「通話もデータ通信もできる音声契約」のほうが安いという歪な料金体系になってしまいました。

シンプルプランはシェアパック内の回線限定にはなりますが、対象の回線を持っている場合は、ぜひ見直しすることをオススメします。

音声
データ
シンプルプラン1,058円ルーター1,296円
カケホライト1,836円スマホ/タブ1,836円
カケホ2,916円

ドコモは音声5回線まで持てます

ドコモは、1人の契約で、音声5回線、データ5回線の合計10回線の契約ができます(厳密にはフォトパネル等に使える回線でさらに5回線の合計15回線)。

シェアパックを組んでいて、なおかつ音声の5回線の「枠」が余っている方は、データプランから音声プランに切り替えて、料金もシンプルプランに変更するのが料金的にはおトクです

シンプルプラン変更後はSIMをスマホ以外に挿すだけで追加料金がかかります

データ回線をシンプルプラン(音声プラン)に変更後は、変更した回線のSIMをスマホ以外の端末に挿すだけで、以下の追加料金(指定外デバイス使用料)がかかるので注意が必要です

これらの金額はそれぞれ、データプラン(スマホ/タブ)、データプラン(ルーター)との差額にあたります。

指定外デバイス使用料
  • タブレット・・・777円
  • ルーター・・・237円

差額で格安SIMを利用しては?

同じシェアパックのスマートフォンとタブレットを同時に持ち歩くスタイルであれば、シンプルプラン化したタブレットのSIMは抜いてしまい、スマートフォンからテザリングするのが最も安くなる使い方です

また、いちいちテザリングするのは面倒だとか、両方のバッテリーが減るから嫌だ、というなら、差額778円(SPモード料金も考慮すれば1,101円の差額)で、MVNO(格安SIM)の各種キャンペーンを利用すれば、ほとんどのMVNOで当初7ヶ月間は400円以内で3GB程度が追加で利用できるようになるので、お釣りが出る計算です。

この方法の注意点として、ドコモのシェアパック分に加えてMVNO分がデータ通信利用できるのはメリットです。

しかし、とくに首都圏では、MVNOはドコモ回線と比べると、平日の通勤や昼休みの時間帯に通信速度が遅くなるというデメリットがあります

競争の激しいMVNO市場ですから、混雑時の繋がりにくさも徐々に緩和される傾向にはありますが、混雑時は、スマートフォンからドコモ回線でテザリングで利用する、などで不便が発生することには割り切りが必要です。

あるいは、タブレットがすでにSIMロック解除できる期間であれば、ドコモ系ほど混雑しないau系・ソフトバンク系のMVNOにするという方法も考えられます(端末がauの周波数に対応しているか事前に調べてください)。

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そもそもドコモでデータ契約って…

わざわざ、あまりメリットがあると思えないドコモのデータ契約をしているということは、ケータイ乞食でなければ、タブレット購入時にショップで言われるがままに契約したパターンがほとんどではないでしょうか?

だとすれば、契約には2年縛りがついているはずですし、多くの場合月々サポートもついているはずなので、シンプルプラン化して寝かせておき、2年間の契約満了後に解約金なしで解約するのがほとんどのケースでおトクなはずです

気になる月々サポートと端末購入サポート

月々サポートは、データ契約を音声契約にしても引き継がれます

もし、シンプルプランの1,058円+シェアオプション540円の合計1,598円以上の月々サポートがついている場合は、差額が代表回線から割引されます。

私の場合、データ回線もSO-05Gを購入したときに3,000円の月々サポートがついていますので、差額の1,402円が代表のスマートフォン回線から割引されることになります。

端末購入サポートを利用している回線でも、シンプルプランへの変更により違約金が発生しないことも確認済です。

最終購入端末

データ回線で最後に購入した端末はMy docomoで確認できますが、これがスマートフォンでない場合にもシンプルプランに変更できるのか明確にされていません。

先のとおり151にて最終購入端末がSO-05G(Xperia Z4 Tablet)の回線をシンプルプランに変更できたので、他のケースでも問題ないものと思われます。

5/29追記】 151にてiPadで利用しているデータ回線を同じように音声・シンプルプラン化しようとしたところ、「対象機種ではない」との理由で変更を断られました。「Xperia Tabletではできた」と言っても、「理由はわからないが、タブレットでも対象機種とそうでない機種がある?のかも?」みたいなことを言っていたので、どのオペレーターでも同じ結果になるかはわかりませんが、情報として掲載しておきます。
ちなみにこのオペレーター、「シンプルプランにすると月々サポートがなくなる」という完全に誤ったことも言っていましたので、発言の信憑性はやや疑問です。

データ回線がルータープランの場合

現在、ルータープランを利用している場合は、シンプルプランとの差額が237円と小さいですし、ルーターの場合は、タブレットと違いMVNOの混雑時にはテザリングで使用するという代替策がないことからも、わざわざ音声化・シンプルプラン化するメリットはないと思います。

変更は5月中に手続しましょう

私は音声1回線、データ5回線で利用していましたが、データ4回線を音声化し、もとから音声の回線を含めて音声5回線をシンプルプランに、データ1回線だけはスマホ/タブプラン継続にしたので、来月から合計で3,888円安くなる計算です。年間4万6656円と考えると、けっこう大きいですよね。

契約プランの変更に日割りは適用されませんので、6月1日からの適用を受けるには、5月中に変更手続を済ませる必要があります。現在音声契約の回線はMy docomoからシンプルプランに変更できますが、データ契約から音声契約にはドコモショップか151でしか変更できません。また、契約の状態によっては音声契約への変更を断られるケースもありますので、その場合は潔く諦めましょう。

 

2 件のコメント

  • コメントありがとうございます。
    ご指摘を受けて、あらためてドコモオンラインのチャットサービスにて確認したところ、データからシンプルプランへの変更でも、問題なく月々サポートが継続される、とのことでした。

  • コメントありがとうございます。
    その後、この回線(iPad)も音声契約に変更することができたので、やはりオペレーターによって案内が違ってくるのではないでしょうか。
    契約変更を断られたら、一旦電話を切ってかけなおし、別のオペレーターに対応してもらうのが良いように思います。

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    FXと節約を組み合わせた記事を書いています。 元会社員、元会社経営者にして元浪費家。現在はフリーランスで生計を立てています。もっと早くお金の正体に気づいておけばよかったな〜などと後悔しながらも、あとの祭り的人生をそれなりに楽しんでいます。