このブログで格安SIMをとりあげることはあまりないのですが、ひさびさに、これは間違いなくオススメできるということで、今回はケイ・オプティコムが提供する格安SIM「mineo」のソフトバンクプランのご紹介です。
mineoでは、既にDプラン(ドコモ)、Aプラン(au)が提供されているのですが、9月4日からソフトバンクのMVNOであるSプランが追加で提供されることになりました(3キャリア対応はMVNOとして初)。
これに合わせて、いくつかのキャンペーンが実施されており、すべてを適用すると、Sプランの音声回線(データ通信500MB)が半年間無料で利用できる内容となっているのです。
「祝トリプルキャリア!3つそろって333キャンペーン」
Aプラン(au)とDプラン(ドコモ)も対象
Sプラン開始によりトリプルキャリアでのサービス開始ということで、Sプランだけではなく、Aプラン(au)とDプラン(ドコモ)にも適用になる割引キャンペーンとなっています。
CHECK!祝トリプルキャリア!3つ揃って333キャンペーン(mineo)
mineoは、各キャリアプランごとに月額利用料が違うのですが、キャンペーン適用後の月額利用料は同じになり、各キャリア共通で最も安い500MBのデュアルタイプ(音声+データ通信プラン)は、月額利用料が333円(税込359円)になります。
プラン | Aプラン(au) | Dプラン(ドコモ) | Sプラン(ソフトバンク) | キャンペーン価格 |
---|---|---|---|---|
500MB | 1,310円 | 1,400円 | 1,750円 | 333円 |
1GB | 1,410円 | 1,500円 | 設定なし | 433円 |
3GB | 1,510円 | 1,600円 | 1,950円 | 533円 |
6GB | 2,190円 | 2,280円 | 2,630円 | 1,213円 |
10GB | 3,130円 | 3,220円 | 3,570円 | 2,153円 |
20GB | 4,590円 | 4,680円 | 5,030円 | 3,613円 |
30GB | 6,510円 | 6,600円 | 6,950円 | 5,533円 |
mineoは音声契約の短期解約にもペナルティがない
多くの格安SIM会社では、音声プランの短期解約には違約金が課される場合が少なくありません。
せっかく6ヶ月間無料でも、その後、契約から1年が経過するまで割高な料金を払うのでは意味がありませんよね。
mineoの場合は、MNPによる解約以外の解約では違約金がかからない、つまり、月額359円が適用される半年間経過後に解約しても違約金がかからない規約になっていますので、この点においても、キャンペーンを安心して利用することができます。
「ソフトバンク回線プランスタート記念!先行予約キャンペーン」
Sプランだけのキャンペーンも合わせて実施
上記のキャンペーンと合わせて、Sプランに関しては、6ヶ月間の月額基本料を無料(500MBの場合)で利用できる予約キャンペーンも合わせて実施されます。
CHECK!ソフトバンク回線プランスタート記念・先行予約キャンペーン
- 予約受付期間:8月1日(水)〜8月31日(金)17時
- 申し込み:9月4日(火)〜11月6日(火)
- 特典:月額基本料金から333円(税抜)割引×6ヶ月
333円(税込359円)の割引なので、500MBの場合は無料、3GBの場合は200円(税込216円)、6GBの場合は950円(税込1,026円)という感じでもこのキャンペーンを利用することができますが、やはり無料になる500MBの無料がインパクト大ですね。
初期費用はエントリーパッケージで安く
初期事務手数料は大手キャリアと同じ
格安SIMは、いくら月額利用料が安くても、初期事務手数料は3,240円と、大手キャリアと同じ額がかかってしまうのが難点です。
これは残念ながら、mineoも例外ではありません。
しかし、mineoの場合、Amazonや家電量販店などで販売されているエントリーパッケージを購入して利用すれば、事務手数料を無料にすることができます(Webからの申込みに限る)。
現在エントリーパッケージはAmazonで355円で売られているので、簡単に言えば、3,240円が355円になる、ということです。
別途かかる「SIM発行手数料」
初期事務手数料はこれで無料になるのですが、mineoの場合、初期事務手数料とは別にAプランで438円、Dプランで425円のSIM発行手数料がかかります。
Sプランについては、まだSIM発行手数料の発表がされていないようなのですが、A・Dプランとそれほど変わらないという前提であれば、450円も見ておけば良いと思います。
mineoのサポートデスクに確認したところ、ソフトバンクプランのSIM発行手数料は、税抜337円(税込363円)とのことです。
したがって、初期費用は
【エントリーパッケージ購入の355円】+【初期事務手数料0円】+【SIM発行手数料363円】=718円
となります。
初期費用総額を計算
つまり、mineoのSプランにかかる初期費用は、
【エントリーパッケージ購入の355円】+【初期事務手数料0円】+【SIM発行手数料450円(仮)】=805円(仮)
となります。
え?無料じゃないじゃん・・・ってなりますよね。
そこでご利用いただきたいのが、mineoの紹介キャンペーンです。
既にmineoを利用しているユーザーから紹介コードをもらい、指定のURLから申し込むと1,000円分のAmazonギフト券がもらえるのです(ヨドバシ.comでエントリーパッケージを購入した場合はEJOICAセレクトギフトになります)。
知り合いでmineoを使っている人を探す必要はありますが、これで初期費用の805円(仮)は0円以下にできますね。
8月1日にmineo公式サイトで公開された情報によれば、「ソフトバンク回線プランスタート記念!先行予約キャンペーン」と「紹介キャンペーン」は併用できない、とのことです。
つまり、6ヶ月間完全無料ではなく、エントリーパッケージ購入費用+SIM発行手数料の合計800円程度は料金が発生することになります。
記事の内容をお詫びして訂正させていただきます。
利用開始日について
利用開始日を1日にしなければ、初月は無料にならない
今回のキャンペーンの適用を受けている場合の利用開始月の料金については、
- ご利用開始月は、月額料金を日割り計算しご請求いたします。
- ご利用開始日が1日の場合、ご利用開始月からキャンペーンを適用いたします。
となっています。
つまり、1日を利用開始日にしないと、利用開始月分は日割りで請求される、ということです。
利用開始月が有料になる分、無料期間が後ろにスライドして2ヶ月目〜7ヶ月目になるだけですし、まあ、359円の日割りだからそれぐらなら払ってもいいや、という方はあまり気にする必要はありませんが、完全無料に熱いこだわりがあるという場合は、なんとか1日を利用開始日にしなければなりません。
利用開始日を1日にするためには
利用開始日を1日にするための方法を調べるために、mineoのFAQを見ると、
Q:課金開始日(ご利用開始日)とはいつですか?
A:新規でお申し込みの場合…課金開始日(ご利用開始日)は、弊社がSIMカードを発送した日もしくは店頭等で手続きを完了した日の10日後の日、また初回パケット発生日のいずれか早い方の日といたします。
とあります。
つまり、月末まで10日以内にSIMを受け取れるように申し込み、受け取っても端末に挿さずに保管し、翌月1日に初回パケットを発生させる、という方法をとる必要があるようです。
そこまでするかどうかは、使う方の価値観しだいといったところだと思います。
mineoは1つのeoIDにつき5回線まで契約可能
mineo回線は「eoID」で管理
mineoでは、「eoID」というユーザーIDを作成して回線を管理するのですが、この1つのeoIDには5回線まで登録できます。
500MB×5なら2.5GBのデータ通信が利用できますし(SIMの入れ替えが面倒ですが)、いろいろなWebサービスを利用するにあたり、1本でも多くのSMSがほしい、という場合にも、複数回線で今回のキャンペーン適用を受けることにはメリットがありそうです。
最近では珍しくなった無料SIM
MVNOは淘汰が進み過剰なキャンペーンは減少
格安SIM(MVNO)の黎明期は、鳴り物入りで参入した事業者が無料でSIMを提供するということも珍しくなかったのですが、供給過多により事業者が淘汰される時代になり、最近ではあまり見ることがなくなっていました。
今回のmineoのキャンペーンは、そのような背景の中では非常に珍しいですし、MVNOとしては既に実績があるmineoであり、安心して申し込めるという点も合わせると、ぜひ恩恵を受けておくべきチャンスだと思います。
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