豪ドル円ループイフダン口座は、早朝の急落でロスカットされました。今後の方針について。

LOSSCUT
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豪ドル円は、ほぼ急落前の水準まで回復。豪ドル円はループイフダンに向いているのか、急落時の下落率を比較して検証します。

2019-01-04

早朝に発生した暴落

皆さまご無事ですか

皆さま、今朝がたの為替急落はご無事だったでしょうか・・・?

私はと言いますと、ループイフダン口座が見事に強制ロスカットされ、約250万円の損失が確定しました

あまりのショックに、まだ実感がないような状態ではありますが、今朝からここまでの出来事をまとめておきたいと思います。

原因は薄商いを狙って持ち込まれた仕掛け売りか

1月3日7:35。

昨日NY市場でアップルの業績見通しが下方修正されたことなど世界的な景気減速への懸念が広がっていたことに加え、米国政府機関の一部閉鎖に解決の見通しが立っていないことなど、折からのリスク回避の流れがベースにありましたが、為替急落の前後に、特段急落の材料となるようなニュースはありませんでした。

しかし、それは起こりました。

急落時のレート

米ドル円5分足

米ドル円5分足

豪ドル円5分足

豪ドル円5分足

豪ドル米ドル5分足

豪ドル米ドル5分足

今回のような急落時の配信レートは証券会社によって大きな差が出ますが、ループイフダンでは米ドル円が108.50円付近から105.093円への下落(▲2.57円・▲2.37%)、豪ドル米ドルが0.69675付近から0.67340への下落(▲0.02335・▲3.35%)となり、クロス円の宿命で両通貨ペアの下落が掛け合わされる豪ドル円は、75.500円付近から70.616円へと▲4.884円・▲6.47%の大幅下落となりました

VIX(恐怖指数)を見ても、23前後とむしろ下落していることから、今回の急落の「主たる」要因がリスク回避ではなかったことが伺えます。

VIX日足

VIX日足

急激に下落した為替相場と比較して、株やコモデティ等の反応は限定的だったため、今のところ、投機筋のストップ狩り的な売りが持ち込まれたという見方が多いようですが、実際のところは特定できませんし、特定したところで急落が取り消しになるわけでもないので、あまり追及する気にもなりません。

ひとつだけ確かなのは、今回の急落でも影響が軽微だった投資家や、逆に爆益を叩き出した投資家も実際に存在することからも、私のリスク管理に問題があったことは認めざるを得ません。

ループイフダンのロスカットルール

急落後間もなく、豪ドル円は74円台までは戻り、私の口座もこの水準であれば証拠金不足にはならないのですが、ループイフダンのロスカットルールは、「有効証拠金が取引証拠金の100%を割ると自動的にロスカットされます」となっているため、ワンタッチした時点で終了です。

CHECK!ループイフダン取引要綱(個人用・アイネット証券)

これがセリング・クライマックスで、この後米ドル円・クロス円が大きく戻すような値動きになるとしたら、悔やんでも悔やみきれない失敗だったと言えます。

ループイフダン運用の反省点

下落はある程度想定していたが急落への備えが不十分だった

昨年末からの豪ドル円急落で、さらに下値を拡大する可能性は考慮していたものの、せいぜい英国EU離脱国民投票時の急落水準(2016年6月23日、73.022円)までだろうと、根拠の弱い予想をたててしまったことが最大の敗因です。

現状の戻り水準を見ると、いまだに73.022円はサポートとして機能している可能性もありますが、今回のような仕掛け売りの場面では、瞬間的とはいえサポートはあっさり割り込む可能性があるということを、もっと強く意識しておくべきでした。

特に、ループイフダンは先のとおり、一時的にでも証拠金維持率が100%を割り込むと強制ロスカットというルールですから、さらに証拠金維持率には余裕を持つべきだったのです。

資金は用意できたが入金していなかった

昨年末、法人のほうで資金需要があったため、個人のループイフダン口座から資金を引き出して移動させるという操作をしていました。

この資金移動がなければ今回ロスカットされなかったかどうかは、後で詳細に検証する必要がありますが、惜しむらくはこの資金をループイフダン口座に戻すことはキャッシュフロー的に可能だったにもかかわらず、年末年始の金融機関休業などもあり、「1月4日以降でいいか」と後回しにしてしまったことです。

これもやはり、下値はせいぜい73円という予想が生んだ油断と言うしかありません。

90円からの買い下がりはきつかった

2016年11月に稼働を始めた豪ドル円ループイフダンB80ですが、2017年9月に90.187円の高値をつけて、その後はほぼ下落の一途をたどってきたため、70円台なかばまで下落した時点で、言うまでもなくナンピンで建ててきたポジションはかなりの数になっていました。

「そのうち底打ちするだろう」という淡い期待のもとに、「74円まで下落したら一旦ループイフダンを止めて、追加資金を入れよう」などと急落を想定せずに悠長なことを考えていましたが、本来であれば、もっと早くループイフダンを止める、ループイフダンS80を稼働させる、ショートを入れて両建てにする、などの手当をすべきだったのです。

ループイフダン運用とブログ記事の今後について

ループイフダンは法人口座で継続

今回は大きな損失を出してしまいましたが、適正なリスク管理をすれば、ループイフダンは有効な資産運用手段であるという私の立場は変わっていません

昨年合同会社を設立、法人向けループイフダン口座も開設し、節税の観点からはすべての資産運用を個人ではなく法人に移行したい思いがあったのですが、個人向けループイフダンでこれをおこなうには一旦含み損を損切りする必要があるため、二の足を踏んでいたところがあります。

望んだ形ではないとはいえ、今回、個人向けループイフダンのポジションが全決済されたことをきっかけに、ロスカット後の口座に残された資金も全て法人口座に移し、ループイフダンの運用を継続していきたいと思っています。

法人の活用方法についても書いていきたいと思います

このブログを読んでくださっている方は会社員など給与所得者が多いだろうという想定のもと、需要がなさそうな法人設立に関する記事は、これまであまり書いてきませんでした。

資産運用と法人設立に関するブログ記事といえば、運用益が法人の場合・個人の場合に同じと想定して、単純に税・社会保険料の比較してどちらが得かを解説するというものが多いのですが、私はもう一段深掘りした活用方法を実践していますので、折を見てこういった記事も書いていきたいと思います。

よろしければ、引き続き当ブログにお付き合いください。


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ABOUTこの記事をかいた人

FXと節約を組み合わせた記事を書いています。 元会社員、元会社経営者にして元浪費家。現在はフリーランスで生計を立てています。もっと早くお金の正体に気づいておけばよかったな〜などと後悔しながらも、あとの祭り的人生をそれなりに楽しんでいます。