くりっく株365のFTSE100は、英EU離脱案議会採決先送りの混乱も動意薄が継続。12月17日から、くりっく株365の必要証拠金が引き下げられます(FTSE100以外…)。

181216BREXIT

FTSE100の週終値は7358(前週終値比+9)

英議会採決をめぐりマーケットは混乱するもFTSE100は動かず

FTSE100の日足チャートです。

この週は英EU離脱案の議会承認をめぐり、英ポンド米ドルが一時1.2476と2017年4月以来、今年4月18日の高値(1.4376)から13.2%下落と安値をつけるも、FTSE100はあくまでも反応薄という展開になりました。

終値は前週終値(7349)とほぼ同水準の7358、騰落差もわずか159と平時と変わらない値動きを見せています。

FTSE100(くりっく株365)日足

FTSE100(くりっく株365)日足

FTSE100と英ポンド米ドル・今週の振り返り

この週のFTSE100を、英ポンド米ドル相場も参照しながら、時間足で追ってみたいと思います。

12月10日(月)の英ポンドは、前週終値水準の1.2701で寄り付きます。

東京時間では小動きだったものの、欧州時間に入ると翌日の英議会での採決を控え、ECJ(欧州司法裁判所)の「英国はEU離脱を一方的に取り消すことが可能」という公式の判断が伝えられます。

これで保守党内外の離脱反対派が勢いを増し、もとより劣勢であった議会でのメイ首相離脱案の採決がほぼ否決されるとの見通しが確定したため、メイ首相が翌日の議会採決を延期するのではないかという観測が飛び交い、二転三転の後延期が正式に伝えられたことで英ポンドは大きく売られます。

英ポンドは1時台に1.2504まで下落し、NY時間でも戻りは限定的で終値1.2550。

一方でFTSE100は、寄り付き直後こそ一時7300を割り込んだものの、大幅な英ポンド下落にも反応薄で高値は7409、その後も英ポンドのような極端な反応はなく終値は7353と、チャートだけを見るとこの日に大きな材料があったとは思えない小幅な値動きとなりました。

この日に伝えられた英国関連ニュース
  • メイ首相発言「本日、EU離脱案採決の延期を発表する予定」
  • ECJ(欧州司法裁判所)「英国はEU離脱を一方的に取り消すことが可能」
  • ゴーブ英環境・食料・農村相「EU離脱協定案の採決は明日11日に行うよう進めている」
  • 貿易収支(10月)-33億英ポンド(予想-12億英ポンド)
  • 国内総生産(10月)±0%(予想+0.1%)
  • 英首相報道官「予定通り11日にEU離脱協定案の議会採決を実施する」「メイ首相は議会で承認を得られる自信を持っている」
  • メイ首相「11日採決の延期を確認」「バックストップ案なくしてブレグジットは不可能」「政府は合意なき離脱の準備を加速させる」「国民投票の結果には敬意を払うことが重要だと信じている」
  • メイ首相「2回目の国民投票で違う結果が出た場合は、3回目の国民投票を要求されることになる」
FTSE100時間足(12月10日)
英ポンド米ドル時間足(12月10日)

11日(火)の英ポンド米ドルは、東京時間は前日の英議会採決が決定した後の欧州の反応待ちといったところで前日下落水準での底値這いのような状況が続きます。

欧州時間では、議会採決延期を決めたメイ首相に対する保守党党首不信任決議が取りざたされるようになり、ここにマーケットの関心が集まります。

18時台にはメイ首相がオランダのルッテ首相、ドイツのメルケル首相と会談したあと、ブリュッセルに移動してユンケル欧州委員長やトゥスクEU大統領らと会談を行う予定と伝えられると、やや英ポンドが買い戻され1.2637まで上昇しますが、EU側が新たな交渉を拒否する姿勢が伝えられると、上昇分を消してさらに1.2478まで下落します。

FTSE100は、7362で寄り付き、英ポンド米ドル同様にメイ首相訪欧の報道で7449まで上昇した後、NY時間終盤には7358まで売られるという展開になります。

その後はやや買い戻されて終値は7404。

この日に伝えられた英国関連ニュース
  • コービン英労働党党首「EU離脱めぐり議会での緊急討議を要求」
  • ユンケル欧州委員長「現在の英国・EU離脱協定案が唯一の合意案」
  • 独EU報道官「メイ首相、離脱に対する再交渉を期待してはならない」
  • 失業保険申請件数(11月)2万1900件、失業率(11月)2.8%
  • 再交渉の余地は20%以下、ハードブレグジット・無秩序なカオスブレグジットに陥る可能性も10%程度ある(独ビルト紙)
FTSE100時間足(12月11日)
英ポンド米ドル時間足(12月11日)

12日(水)の英ポンド米ドルも、前日同様に欧州の反応待ちで様子見の相場になります。

この日はメイ首相の声明発表が予告されており、事前のポジション調整で、16時台には週の安値であり年初来安値となる1.2476まで売り込まれていた英ポンドに買い戻しが入り、英ポンド米ドルは1.2700まで回復しますが、メイ首相の不信任投票を前にやや売られて終値1.2626。

FTSE100は、7412で寄り付き欧州時間はやや上昇するも、英ポンド上昇を背景にやや弱含み、不信任投票直前には7373まで売られたまま引けます。

この日に伝えられた英国関連ニュース
  • 保守党ブレイディ氏、党首の信任投票を13日3-5時(東京時間)に行う
  • ゴーク英法相発言「メイ首相が信任投票で敗れたら、リスボン条約50条の発動を遅らせるべきである」
  • メイ首相「保守党の党首不信任投票に立ち向かう」「職を辞する用意はある」
  • 153名の英保守党議員がメイ首相を支持すると表明
FTSE100時間足(12月12日)
英ポンド米ドル時間足(12月12日)

13日(木)の英ポンド米ドルは、早朝に保守党不信任投票でメイ首相が信任されたことが伝えられますが、前日の上昇でほぼ織り込まれていたのか反応は鈍く、前日までに引き続き東京時間は横ばいとなります。

欧州時間に入って、ようやくメイ首相信任に反応したのか英ポンドはやや買い戻されますが、17時台の1.2686までの上昇が限界で、その後はNYクローズの1.2652まで、やや小緩む展開になります。

FTSE100は、7415で寄り付いた後は、終日緩やかに下落する流れとなり、終値は7365。

この日に伝えられた英国関連ニュース
  • 英保守党、メイ党首を信任
  • メイ首相発言「次回の総選挙では党首としては立たない」「リーダーが後退するにはとても悪い時期だ」
  • バークレー英EU離脱担当相「バックストップが発動されても一時的なものとEUも英も認識」「バックストップについて法的・政治的な確約を得ることに努める」
FTSE100時間足(12月13日)
英ポンド米ドル時間足(12月13日)

14日(金)の英ポンド米ドルは、東京時間で1.2654から1.2600前後まで下落して欧州時間を迎えますが、バックストップ案に関する不透明感がふたたびクローズアップされて不透明感が嫌気され、英ポンドは1時台に1.2529まで売られます。

NY時間ではやや買い戻されますが、終値は1.2575。

FTSE100は、7359で寄り付いた後、欧州時間ではところどころ神経質な値動きがあり上値は瞬間的に7437をつけますが、NY時間では買いが続かず下落に転じ、7358での週引けとなっています。

この日に伝えられた英国関連ニュース
  • メイ首相「修正がなければEU離脱協定案は危機にさらされる」
  • メイ首相「英国は出来るだけ早く合意をする必要がある」「EUはこの案が正しいとしている」「EUはバックストップ案が引き起こすことをを望んでいなく、一時的なものとしている」
  • メイ首相「ユンケル欧州委員長と忌憚の無い会話をした」「1月21日より前に議会で採決をする」「一度も簡単だとは言っていない、結末が近づけばより難しくなる」
  • 英議会、来週はEU離脱合意の議決を予定せず
  • メイ首相がEU首脳会議でバックストップの失効日の設定を提案し、代わりにEUの間の将来の関係開始日せ設定するプランを提案した(英メディアスカイニュース)
FTSE100時間足(12月14日)
英ポンド米ドル時間足(12月14日)

週足チャート

FTSE100(くりっく株365)週足

FTSE100(くりっく株365)週足

週足チャートで確認すると、非常に小幅な上昇ながらも、11月5日週以来、4週ぶりの陽線となっています。

一目均衡表ではすでに明確に雲を下抜けていますし、7300を割り込むのも時間の問題という感じのように見えます。

今週発表される英国経済指標

今週はMPC(英中銀金融政策委員会)があり、20日(木)の政策金利公表は0.75%の現状維持でほぼ間違いありませんが、委員の投票状況が注目されます。

また、19日(水)のCPIも比較的注目度が高くなっています。

20日は未明の米FOMC(4:00)とパウエル議長会見(4:30)、日本の政策金利発表(制作決定会合後)と午後の黒田総裁会見(15:30)、夜の英BOE政策金利発表(21:00)と日程が重複しているので、終日気の抜けない一日になりそうです。

  • 17日(月)…ライトムーブ住宅価格
  • 18日(火)…GfK消費者信頼感調査
  • 19日(水)…MPC(英中銀金融政策委員会)1日目/消費者物価指数/小売物価指数/生産者物価指数
  • 20日(木)…小売売上高BOE政策金利/英中銀資産買取プログラム規模/MPC(英中銀金融政策委員会)議事要旨
  • 21日(金)…公共部門ネット負債/経常収支/実質GDP(確報値)

年初来の配当と支払金利

必要証拠金引き下げで日経225の運用利回りが急伸

1/2〜12/14受取配当支払金利差引利益(A)※括弧内は前回必要証拠金(B)A÷B ※括弧内は前回
FTSE10030,286円8,037円22,249円(22,827円)26,000円85.57%(87.80%)
NYダウ56,692円58,056円▲1,364円(▲330円)83,000円59,550円▲2.29%(▲0.40%)
日経22537,184円0円37,184円(37,184円)76,000円61,330円60.63%(48.93%)
DAX0円1,280円▲1,280円(▲1,280円)42,000円26,760円▲4.78%(▲3.05%)

年初から先週までの受取配当から支払金利を差し引いた実利益を計算しています。

DAXは前週にわかに金利が復活しましたが、この週はまた0に戻っています。

今回の注目は日経225で、必要証拠金の引き下げ(後述)により、利回りが60.63%と急伸しています。

FTSE100は残念ながら必要証拠金が引き下げられないので、前週とほぼ変わらない成績となっています。

「敵前逃亡」で議会否決は免れたものの

大差での否決が確実だった中での苦渋の選択

11日に英議会下院で予定されていたメイ首相のEU離脱案採決は、一部では囁かれていた「延期」という、いわば問題先送りを選ぶことになりました。

10日(月)のECJ判断(英国は一方的にEU離脱を取り消すことができる)はいわばダメ押しで、それ以前からすでに採決での不利は確定しており、メイ首相としては堂々と「敗北する」か、あるいは「敵前逃亡(延期)する」かの事実上二択を迫られた末での決断を迫られたということで、採決延期は政治家としてはやむを得ない判断だったように思います。

ここに来て関係者や英国民の最も大きな関心事は、メイ首相がEUとの交渉の中でバックストップが恒久的ではない、つまり明確な期限がつけられるかに集中していますが、英国全体がブレグジットにうんざりしており、「もう離脱自体をやめようよ…」という空気が蔓延していることも否定できないようです。

その空気を読んでEU残留派が再度の国民投票に向けて動きを活発化させていますが、メイ首相が明言しているとおり、「2回目で違う結果が出れば3回目も、ということになる(から再度の国民投票はおこなわない)」というのも、実にまっとうな見解だと思います。

それでも各陣営ともに「合意なき離脱は避けるべき」という意見が圧倒的多数であることから、メイ首相はこれだけを手がかりに、来年1月21日までの1ヶ月弱の間、EU側との交渉、として国内の調整をはかることになります。

現在、頑なな姿勢を維持しているEU側が唯一に近い譲歩を示しているのが3月29日という離脱期限の延期であり、これまでの経緯から考えると、私見では、メイ首相は期限を延期して、EUからさらなる譲歩を引き出すために離脱交渉を続けるのではないかと見ています。

くりっく株365の必要証拠金が引き下げられます

くりっく株365最大の魅力は高レバレッジ

今年2月5日に、わずか1ヶ月程度のアナウンスだけで大幅に引き上げられた、くりっく株365の必要証拠金ですが、今週(12月17日)から、ようやく引き上げ前の一週間ごとの変動制に戻ることになりました。

しかし、FTSE100は「対象指数との価格差拡大等、不安定な状況が継続していることから」、当面の間は26,000円の固定が維持されるとのことで、この点は非常に残念です

商品現行証拠金現行レバレッジ改定後証拠金改定後レバレッジ
日経22576,000円約28倍61,330円約35倍
NYダウ83,000円約29倍59,550円約41倍
DAX42,000円約25倍26,760円約40倍
FTSE10026,000円約28倍26,000円約28倍

DAXはほぼ2月の引き上げ前の水準に戻っていますが、日経225とNYダウは、引き上げ前は4万5000円前後の証拠金だったので、これでもまだ高いですね。

配当が受け取れる、取引時間が長い、祝日も取引できるなど、先物や店頭CFDと比べてくりっく株365のメリットは多いのですが、一方でデメリットとしては広いスプレッドがあるため、この欠点を補う魅力としては、もともとあった「高レバレッジでの取引」が欠かせないと思います。

FTSE100も、一日も早く変更前の証拠金水準(1万円前後)に戻ることを期待したいと思います。

リピート発注にも朗報

リピート発注である「ループ株365」にとっては、今回の必要証拠金引き下げはまさに朗報で、相場に追従してナンピンするというシストレの性質から、場合によっては多くのポジションを持つことになるため、1本1本の必要証拠金がロスカット水準に及ぼす影響は大きなものとなります。

前回も書きましたが、この場面では、DAXの売りでひまわり証券 くりっく株365「ループ株365」を稼働させるというのも一考の余地がありそうです。

DAXだけはすでに2月の必要証拠金引き上げ前の水準まで戻されていますし、現状は比較的下落トレンドが明確であるうえに、配当がないので売りポジションも持ちやすいという特性から、資金の有効活用が期待できます。

下記の記事に掲載した必要資金の目安一覧表を、改定後の必要証拠金に合わせて修正しましたので、ぜひご覧ください。

181127sunflower

ひまわり証券で、くりっく株365を「ループ株365」でループイフダン運用できます。売買手数料148円は業界最安値です。(12月17日〜証拠金引き下げ・必要資金目安表修正済)

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ABOUTこの記事をかいた人

そうたろう

FXと節約を組み合わせた記事を書いています。 元会社員、元会社経営者にして元浪費家。現在はフリーランスで生計を立てています。もっと早くお金の正体に気づいておけばよかったな〜などと後悔しながらも、あとの祭り的人生をそれなりに楽しんでいます。