114円台を維持できなかった米ドル円。12日の米CPI・小売売上高でふたたび114円に乗せるかが注目されます。

米ドル円は利確売りに押されて113円台に下落

米ドル円は11日の21:00前に114円を割り込んでからは、NY時間で何度か114円にタッチするものの高値への警戒感からか利確売りが優勢となって、なかなか安定して114円台を維持できません。攻め疲れもあり113円台なかばまで下落するのですが、それはそれで買い意欲も並んでおり浮上してきますし、どちらつかずの状態で、なし崩し的に113.60-80円に落ち着いているという感じです。

12日21:30には米CPI(消費者物価指数)、米小売売上高、23:00には米ミシガン大学消費者信頼感指数の発表があります。来週は住宅関連指数以外に大きな指数発表がないこともあり、注目が集まります。

現在、すでに6月利上げ確率は既に80%を超えていますので、今日の指数でさらに足場を固めて114円台復活、という流れが想定されているのでしょうが、ここで弱い数字が出ると一気に調整の局面で円高方向に進む可能性も否定できません。

米ドル円、米10年債

11日6時からの米ドル円と米10年債利回り15分足です。米10年債が一時2.37%まで下落するなど冴えません。NY時間を前にして、指数発表に向け、米ドル円とともにジリジリと値を上げてはいますが、114円を意識しつつも弱気な値動きです。上は何度も頭を抑えられている114.30円をブレークできるかが注目されますし、下はそれでも113円を攻めるようなことはないと思われます。

113円のサポートが現時点でどの程度かわからないので、観測的な意味においても一旦下げてみてほしいというのもありますが、いずれにしてももう少しボラティリティがほしいところですね。

豪ドル円、豪ドル米ドル

11日6時からの豪ドル円と豪ドル米ドル15分足です。豪ドル米ドルはようやく回復基調で0.73台後半が堅くなってきました。来週16日にはRBA(豪中銀)金融政策決定理事会議事録公表があります。主軸国ほどの情報がないだけに、オーストラリア経済どうなっとるだ、みたいな空気が市場に蔓延していますので、どちらかというと厳しい評価が先行すると思われます。よほど良い内容でないかぎりは、一段の豪ドル売り材料にもなりかねませんから、注意が必要です。

ループイフダン

11日のループイフダンは、米ドル円B15が4回、豪ドル円が1回の利食い。12日は20:00現在で米ドル円B15が2回のみです。今日の米指数ではそこそこ動くことが予想されますので、また米ドル円B15/S15両建てを次元再稼働させるか検討中です。

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FXと節約を組み合わせた記事を書いています。 元会社員、元会社経営者にして元浪費家。現在はフリーランスで生計を立てています。もっと早くお金の正体に気づいておけばよかったな〜などと後悔しながらも、あとの祭り的人生をそれなりに楽しんでいます。