米ドル円は111円台を回復。本日、トランプ大統領による税制改革案発表に注目が集まっています。

市場は懐疑的ながらもリスク選好に

米ドル円が111円台を回復してなお上昇基調です。26日18時現在、目先は4月10日高値111.57円水準に一旦頭を押さえられ、さらに米10年債利回りの低下もあって、111.10-20円レンジに移行しています。

26日は重要指標の発表は予定されていませんが、トランプ政権による税制改革案の発表が予定されており、内容によってはせっかく回復した市場心理が一転する可能性もあり、まだ予断は許さない状況と言えるかと思います。

米ドル円

25日6時からの米ドル円と米10年債利回り15分足です。15分足でこんなにきれいな上昇を見たのは、昨年11月以来のような気がします。先週まであれだけリスクオフで弱含みだったにもかかわらず、上昇にあまり迷いがないのが逆に心配にすらなりますが、そこは「市場と口論するな」ですね。

とはいえ、昨年のトランプラリー時とは状況がまったく違いますので、急落に備えたポジション調整は引き続き必須かと思われます。現在の上昇を支えているのはロング勢という向きもありますが、チキンな私としてはちょっと及び腰です。いつもよりさらに細かく刻んだ利確でスキャルピングなど、リスクを最低限に抑えたトレードを考えていきたいと思っています。

豪ドル円、豪ドル米ドル

25日6時からの豪ドル円と豪ドル米ドル15分足です。リスクオフが後退したにもかかわらず豪ドルが弱く、豪ドル米ドルは、一時0.75を割り込みました。オーストラリア第1四半期の豪州消費者物価指数が、前期比+0.5%(予想:+0.6%)、前年比+2.1%(予想:+2.2%)といずれも予想に届かなかったことも豪ドル売りを誘ったようです。

下値の目先は4月11日と12日の安値である0.7473が意識されそうですが、指数もそこまで悪くないので、豪ドル売りが一巡したとの市場コンセンサスが得られれば、リスク選好ムードを受けて上昇に転じてもまったく不思議はない状況と思われます。

ループイフダン

25日のループイフダンは、米ドル円B50が3回、B15が6回、S15が3回。豪ドル円B40が1回の利食いでした。26日に入って米ドル円B15/S15が各2回ずつとやや低調ですが、現在稼働を止めている米ドル円B15が建てたポジションを順調に利食いしていっている状況は良好と言えます。米ドル円B15/S15両建てを復活させるタイミングを見計らっているところなのですが、今日のNY時間の動向を見て決めたいと思っています。

くりっく株365

私はポジションを持っていませんが、日経225がようやく1万9000円を回復しましたね。3月28日の配当めあてに、直前の高値で買いポジションを建てた方は、長い戦いでしたが、ようやく建値前後で売ることができそうです。今回は、含み損にじっと耐えた方の勝利です。

FTSE100は、一昨日の上昇ですべてのポジションを利確しましたが、その後思ったほど下落はせず、25日、26日と7,280あたりでほぼ横ばいの推移が続いています。ポジション建て直しには、7,200を切るところまでは待ちたいと思っています。

FTSE100の配当は、5月10日権利付最終日で1,316円、同じく5月17日に2,048円が予定されているので、それまでに間に合うと良いのですが。しかしながら、損益も配当も利益は利益ですから、配当のために無理してポジションを建てるような本末転倒にだけは走らないよう自制したいと思います。

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FXと節約を組み合わせた記事を書いています。 元会社員、元会社経営者にして元浪費家。現在はフリーランスで生計を立てています。もっと早くお金の正体に気づいておけばよかったな〜などと後悔しながらも、あとの祭り的人生をそれなりに楽しんでいます。