今週(10/15〜10/19)の豪ドル円ループイフダントレード結果。豪ドル円は、材料が多い中でも上下約1円と小幅な値動きにとどまりました。

カンガルー画像

今週の豪ドル円相場

豪ドル円日足チャート

豪ドル円日足チャート(一目均衡表も表示)と、私の豪ドル円B80ループイフダン取引履歴(緑=新規、ピンク=決済)です。

豪ドル円日足

豪ドル円日足

豪ドル円B80の今週は、今月全般の弱気傾向は変わりませんでしたが、それでもほぼ僥倖とも言える偶然に近い利食いはあり、新規5lot×1、決済(利食い)5lot×2、という結果になりました(私は豪ドル円B80ループイフダンを1本5,000通貨で、若干稼働開始値幅をずらして合計3本=1万5000通貨運用しています)。

10月ももう下旬なのに、利食いがこの2回だけというのは、ちょっと記憶にないくらい酷い成績だと思います。

豪ドル円は週引けで何とか80円台乗せ

今週の豪ドル円の値動きを、時間足チャートで振り返ります。

週を通して、79円台なかば〜80円台なかばの小幅な中で方向感のない値動きが続きました。

15日(月)、今週の豪ドル円は、先週終値よりやや下に窓を開けて、79.73円で寄り付きました。

東京市場は、前週の米国発世界株安の影響を受けたリスク回避ムードが継続し、日経平均が続落となったことなどもあり、豪ドル円も一時79円台なかばまで売られますが、結局はこれが週の安値となりました。

13時すぎには、RBAハーパー理事の「オーストラリア経済は、豪ドル安により追い風を受けつつある」という発言が伝わりましたが、特段の材料とはなりませんでした。

欧州時間には豪ドルがやや買い戻されますが、NY時間は横ばいとなり、この日は79.69円で引けました。

豪ドル円時間足(10月15日)

16日(火)日は、早朝に発表があったニュージーランドのCPI(消費者物価指数)が予想より強い数字だったことがあり、初期反応として豪ドル売り・NZドル買いがありましたが、その後はどちらかというとNZドルにつれ高となります。

RBA議事要旨では、「次の金融政策変更はおそらく利上げになるだろう」「短期的に政策金利を変更する強い根拠はない」「直近の豪ドルの下落は豪経済の支援になっている」「金利の据え置きは安定と信頼の源との認識で一致」と、従来どおりの方向性の内容でしたが、安心感からかやや豪ドル買い反応となり、豪ドル円は80円台直前まで値を上げます。

その後は、10:30に発表された中国の生産者指数とPPI(生産者物価指数)とCPI(消費者物価指数)が発表となり、PPIが予想よりやや弱い数字だったことから豪ドルが売られ、また一旦80円台が遠ざかります。

中国株が弱かったことから、欧州時間も豪ドル弱気の流れは継続しますが、NY時間では、米国株がやや持ち直したことからリスクオフムードがやわらぎ、豪ドルは買い戻され豪ドル円も80.18円まで上昇します。

この日は、終値ベースで10月9日以来の80円台回復となる80.15円。

豪ドル円時間足(10月16日)

17日(水)は、早朝にRBAデベル総裁補佐の「豪ドル安は豪州経済を若干後押しするだろうが、大きなものではない」との発言が伝えられましたが、特段の材料とはならず、東京〜欧州時間序盤の豪ドル円は、80.0円のサポートをバックに、方向感のない小幅な値動きとなりました。

17時台には、特段の材料がない中で80.30円付近まで上昇しますが、その後は反落となり、あえなく80円割れ、23時台には79.65円まで下落します。

その後は、米FOMCが目新しい内容はなかったものの、安心感からやや全般リスクオンに傾いたこと、さらに翌朝の豪雇用統計を控えてやや豪ドルが買い戻され、豪ドル円も再び80円台を回復、この日は80.06円で引けています。

豪ドル円時間足(10月17日)

18日(木)は、9:30の豪雇用統計で新規雇用者数は予想の1.5万人に届かない0.56万人だったものの、失業率が予想の5.3%を下回る5.0%と6年半ぶりとなる低水準となったことから、初期反応として豪ドルが買われます。

80.30円まで上げた豪ドル円ですが、その後はすぐに利益確定売りに押されて80.06円まで下落、80.0円付近でふたたび買い戻されますが、80.20円台での推移となります。

欧州時間に入って、ふたたび豪ドル買いの動きがあり、18時台には80.43円の高値をつけます。

しかし、NY時間では、在トルコ・サウジアラビア総領事館記者殺害疑惑で米国株が大幅下落となり、リスク回避の円買い・米ドル買いが進行して、豪ドル円は2時台に週の安値に迫る79.48円まで下落します。

その後も戻りは鈍く、この日の終値79.63円。

豪ドル円時間足(10月18日)

19日(金)は、東京時間では、開始から豪ドルがやや買い戻され、11時発表の中国GDPなども無難に通過し、15時台には一時80円台を回復します。

しかし、上値の重さが観測されると下落に転じ80円台を維持できませんが、欧州時間後半から、時間外のダウ先物が持ち直したこともあり、やや売られ過ぎていた感のある豪ドルが買い戻され、22時台には週の高値となる80.47円をつけます。

その後は利益確定売りと週末に向けたポジション調整で売られますが、80円を割り込むことはなく、結局80.05円での週引けとなりました。

豪ドル円時間足(10月19日)

ループイフダン豪ドル円B80の成績

利食い2回

ループイフダン豪ドル円B80の今週(上)年初来(下)成績は、下記のとおりです。

約1円幅という値動きの中で、ループイフダン豪ドル円B80が2回利食いできたのは、僥倖と言って良いと思います。

ループイフダン数量売買利益スワップ決済利益
豪ドル円B80

10/15〜10/19
1.5万通貨

(5千通貨×3)
8,000円198円8,198円
ループイフダン数量売買利益スワップ決済利益
豪ドル円B80

年初来
1.5万通貨

(5千通貨×3)
331,461円13,382円344,843円

来週の動き

トルコ中銀政策金利・ECB政策金利・米ベージュブック

今週はECB政策金利発表の週です。

他にも、今週トルコリラ円が一時20円台を回復で注目される、トルコ中銀政策金利発表についても、豪ドルは新興国通貨の値動きに影響されやすいため、見ておく必要がありそうです。

米ベージュブックについては、11月FOMC会合の材料となりますが、金利据置きが予想されているため大きな影響はないと思われます。

ただ、マーケットでは12月に今年4回目の利上げが80%程度織り込まれているため、これを左右するような内容が確認された場合には、米長期金利を軸に、マーケットの反応が波及するでしょう。

  • 23日(火)…リッチモンド連銀製造業指数
  • 24日(水)…米MBA住宅ローン申請指数/米住宅価格指数/米新築住宅販売件数/米週間石油在庫統計
  • 25日(木)…米地区連銀経済報告(ベージュブック)/トルコ中銀政策金利/ECB政策金利/米新規失業保険申請件数/米卸売在庫/米耐久財受注/米中古住宅販売成約指数
  • 26日(金)…米実質GDP/米ミシガン大学消費者信頼感指数

「砂漠のダボス会議」

23日〜25日、サウジアラビアで「将来の投資イニシアティブ」「砂漠のダボス会議」が開催されます。

記者殺害疑惑で揺れるサウジアラビアは、本件による米国との関係悪化が懸念されるだけではなく、ムハンマド皇太子の殺害命令が事実で、万が一にも訴追などという状況になれば、彼が投資しているファンドへの影響から、米国株を中心に下落が避けられないと言われています。

サウジアラビアは独裁国家なので、国内的に訴追という可能性は低そうですが、問題は国際的かつ倫理的な訴追、とくに中間選挙を控えた米国の姿勢が注目されます。

ループイフダン米ドル円B15

状況がやや改善

先週は「後悔」の二文字ばかりが脳内を支配していましたが、状況は少し改善しました。

米ドル円ループイフダン稼働環境
  • 8月10日から稼働
  • 「ループイフダンUSD/JPYB15」1本1,000通貨
  • 稼働停止時には、建てたポジションをすべて決済する
集計日累積利食い回数為替利益スワップ売買利益含み損益
10月20日163回23,736円1,318円25,054円▲12,627円
10月13日147回21,336円1,158円22,494円▲18,505円
10月6日129回18,636円1,086円19,722円▲2,538円
9月29日113回16,431円1,029円17,460円44円

米ドル円に関しては、114円はおろか、113円台回復もまだ遠い感じではありますが、111円台に下落したままという感じでもなく、買い意欲もまだ消えていないという印象です。

米ドル円日足

米ドル円日足

日足一目均衡表で見ると、転換線が基準線を下抜いてやや弱気ではありますが、今週持ち直したことで、大きな流れとしては、まだ3月26日からの上昇トレンドの中にいるという見方もできそうです。

最近では、豪ドル円のループイフダンがあまりにも静かなので、1日数回は稼働してくれる米ドル円B15が精神安定剤のような役割をしてくれている気がしています。

ということで、まだしばらくは稼働を継続してみたいと思います。

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ABOUTこの記事をかいた人

FXと節約を組み合わせた記事を書いています。 元会社員、元会社経営者にして元浪費家。現在はフリーランスで生計を立てています。もっと早くお金の正体に気づいておけばよかったな〜などと後悔しながらも、あとの祭り的人生をそれなりに楽しんでいます。