今週の豪ドル円相場
豪ドル円日足チャート
豪ドル円日足チャート(一目均衡表も表示)と、私の豪ドル円B80ループイフダン取引履歴(緑=新規、ピンク=決済)です。
今週は、新規なし、決済(利食い)5lot×4、という結果になりました(私は豪ドル円B80ループイフダンを1本5,000通貨で、若干稼働開始値幅をずらして合計3本=1万5000通貨運用しています)。
利益などの詳細については、後述いたします。
豪ドル円は一転して83円台攻防へ
今週の豪ドル円の値動きを、時間足チャートで振り返ります。
先週は81円台からの下値警戒感が伺える値動きでしたが、今週は一転して83円台の攻防と上昇しました。
26日(月)、週明けは先週終値ベースの81.57円で寄り付きます。
この日は豪ドルには特段の材料がない中、週末の首脳会談による米中貿易戦争の影響緩和などへの期待から、リスクオフ後退の米ドル売り・円売りが進行します。
結果として米ドル円・豪ドル米ドルともにじり高となり、欧州時間序盤に豪ドル円は82.37円まで上昇します。
欧州時間中盤以降からNY時間では売られ、上昇の半分程度を消して終値81.99円。
27日(火)日も、豪ドルは堅調な値動きとなります。
この日はトランプ大統領が対中関税率引き上げをあらためて示唆するも、底堅く推移する中国株を好感して豪ドルは安定した値動きとなります。
NY時間では一時売られて82.0円を割り込みますが、戻りの上昇があり82.19円で引けます。
28日(水)は、東京から欧州時間にかけては82円台前半で小動きからじり高の値動きとなります。
NY時間に入っても豪ドル堅調は継続していた中で、パウエルFRB議長発言が、これまでのタカ派的なトーンが抑えられた内容だったことから米長期債利回りが低下し、米ドル売りから豪ドルが急伸します。
ここで米ドル円は下落したものの、豪ドルの上昇が強く、豪ドル円は一時83.17円をつけます。
その後は利益確定で下落しますが、83.0円がサポートとして機能し始め、終値で83.02円となります。
29日(木)は、寄り付き直後にあっさり83円を割り込んでしまいますが、東京時間の安値は82.73円と限定的な下落にとどまります。
東京時間後半から欧州時間にかけては再び上昇に転じ、83円攻防が続きます。
ロンドンフィクス前後には83.19円と週の高値を更新しますが、その後はやはり押し戻されて82円台後半での推移となり、それでもNYの引け直後は豪ドルが買われて終値は83.04円となります。
30日(金)の豪ドルは、終日方向感のない値動きとなります。
週末のG20や米中首脳会議を控えた様子見ムードから、米ドル円が非常に狭いレンジでの推移となる中で、豪ドルにも特段の材料がなく、豪ドル円は82円台後半の推移から、ところどころ83円台をつけますが、徐々に上値が重くなります。
一方で下値の82円台後半も底堅く、週の終値は82.83円となりました。
ループイフダン豪ドル円B80の成績
利食い4回と堅調
ループイフダン豪ドル円B80の今週(上)年初来(下)成績は、下記のとおりです。
今週は、寄り付きの81円台から83円台前半までの上昇地合いで、新規ポジション建てなし、利食いが4回と堅調な成績となりました。
ループイフダン | 数量 | 売買利益 | スワップ | 決済利益 |
---|---|---|---|---|
豪ドル円B80 11/26〜11/30 | 1.5万通貨 (5千通貨×3) | 16,000円 | 3,027円 | 19,027円 |
ループイフダン | 数量 | 売買利益 | スワップ | 決済利益 |
---|---|---|---|---|
豪ドル円B80 年初来 | 1.5万通貨 (5千通貨×3) | 419,461円 | 25,800円 | 445,261円 |
来週の動き
米中首脳会談後の重要経済指標
今週は、月明けの米雇用統計週ということで、多くの重要指標が発表されます。
豪ドル関連ではRBA政策金利発表があります。
また、今日(12月1日)に予定されている米中首脳会談後ということで、米・中の貿易収支にも注目が集まると思われます。
他にも、5日にはパウエルFRB議長の議会証言が予定されており、米長期債急落につながったハト派的発言の信憑性が問われることになるでしょう。
- 3日(月)…豪AiG製造業指数/豪住宅建設許可/中財新製造業PMI/米製造業購買担当景気指数
- 4日(火)…米建設支出/米ISM製造業景気指数/豪経常収支/豪RBA政策金利
- 5日(水)…米地区連銀経済報告(ベージュブック)/日マネタリーベース/豪AiGサービス業指数/豪実質GDP/米MBA住宅ローン指数/米ADP雇用者数/米非農業部門労働生産性指数/米サービス部門購買担当者景気指数/米総合購買担当者景気指数
- 6日(木)…米ISM非製造業景気指数/米週間石油在庫統計/米地区連銀経済報告(ベージュブック)/豪貿易収支/豪小売売上高/米チャレンジャー人員削減数/米貿易収支/米新規失業保険申請件数
- 7日(金)…米製造業新規受注/米耐久財受注/日景気動向指数/米雇用統計
- 8日(土)…米ミシガン大学消費者態度指数/米卸売売上高/米卸売在庫/米消費者信用残高/中貿易収支
ループイフダン米ドル円B15
米ドル円は米長期債下落を受けて上値が重い
今週の米ドル円は、29日(木)のパウエルFRB議長発言直前に、一時11月14以来となる114円をつけますが、発言後の米長期債下落を受けて113円台前半まで下落しますが、その後もジリジリと値を戻して113円台なかばで引けています。
結果としては、ループイフダン的には願ってもないレンジ相場の継続となっており、私のループイフダン米ドル円B15も順調に利益を積み上げている上に、含み損も2,000円程度と非常に良好な運用状況となっています。
ついに、積み上がった確定利益から含み損を差し引いても、4万円を超えてきました。
これがわずか1,000通貨の積み上げと考えると、驚異的な利益ですよね。
米ドル円ループイフダン稼働環境
- 8月10日から稼働
- 「ループイフダンUSD/JPYB15」1本1,000通貨
- 稼働停止時には、建てたポジションをすべて決済する
集計日 | 累計利食い回数 | 累計為替利益 | 累計スワップ | 累計決済利益 | 含み損益 |
---|---|---|---|---|---|
12月1日 | 257回 | 37,836円 | 4,208円 | 42,044円 | ▲2,007円 |
11月24日 | 243回 | 35,736円 | 3,710円 | 39,446円 | ▲6,826円 |
11月17日 | 235回 | 34,536円 | 3,605円 | 38,141円 | ▲9,010円 |
11月10日 | 219回 | 32,136円 | 3,271円 | 35,407円 | ▲683円 |
11月3日 | 201回 | 29,436円 | 2,296円 | 31,732円 | ▲4,714円 |
10月27日 | 181回 | 26,436円 | 1,446円 | 27,882円 | ▲22,277円 |
10月20日 | 163回 | 23,736円 | 1,318円 | 25,054円 | ▲12,627円 |
10月13日 | 147回 | 21,336円 | 1,158円 | 22,494円 | ▲18,505円 |
10月6日 | 129回 | 18,636円 | 1,086円 | 19,722円 | ▲2,538円 |
9月29日 | 113回 | 16,431円 | 1,029円 | 17,460円 | 44円 |
日足一目均衡表で見ても、10月以降は114円台で徐々に上値が重くなっているものの、下値も徐々に切り上がっている値動きが見てとれます。
結果として、徐々に三角持ち合いのようなチャート形状に近づいていきそうですが、その後は、セオリーで言えば上に抜ける感じでしょうか。
米ドル円は長時間にわたって狭いレンジでの値動きが続く場面が多く、こういう相場ではやはり、B15のような利食い幅の狭いループイフダンの真価が発揮されるところです。
豪ドルは中国経済の動向に一喜一憂
豪ドル円83円台の意味するもの
今週の豪ドル円は、81円台の寄りから一時83円台と急伸しましたが、俯瞰すると、先週のようにオーストラリア経済や豪ドルに直接影響する材料が多い週は豪ドルが弱く、今週のように豪ドルそのものには特段の材料がない中では、米債や米中貿易戦争の動向に連れて大きく動くという状況が続いています。
テクニカル上は、11月8日につけた83.03円が直近で意識される一つのポイントであったことは確かですが、日足3手連続でこの水準で押し戻されていることから、来週はここをクリアできるかどうかが注目されます。
一目均衡表では三役好転になっているので期待したいところではありますが、上記のとおり、豪ドルそのものの要因というよりも、米中関係の動向次第ではマーケットに織り込みきれていない要因で再度下落という可能性も否定できませんので、まずは米中首脳会談の結果を注視しつつ、来週のトレードに備えたいと思います。
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