1月16日から、ループイフダンでEUR/USD(ユーロ/米ドル)ペアの扱いが始まります(15日時点で、既に発注可能になっています)。ループイフダンとしては、日本円ペア以外の扱いは初めてとなり、これまで米ドル円とクロスドル円の合計4ペアしか扱いがなかったループイフダンの弱点が、またひとつ克服されます。
取引条件
ループイフダンにおけるユーロ米ドルの値幅は、売り・買いともに20・40・60の3種類です。スプレッドは2pipsなので、値下げ競争の激しいメジャー通貨ペアとしてはかなり広めですが、自動売買のシステム利用料と考えれば、米ドル円同様、納得しやすい水準かと思います。
スワップポイントは買い-45円、売り15円となっており、買いで仕掛ける場合には留意が必要です。
チャートを確認しましょう
チャートは、米大統領選後のユーロ米ドル(4時間足)です。
長期トレンドで、リーマンショック以降を月足で見てみます。
短期トレンド判断や、米ドル安を見据えたヘッジという意味合いで考えればロングを入れたいところですが、多くの専門家も予想するとおり、中長期トレンドとしては、もう一段ユーロ安が進むと見るのが妥当だと思います。
やはり、マイナススワップが気になります
私は、マイナススワップが嫌いです(好きな方はないと思いますが)。とくに、トラリピやループイフダンの場合は、宿命的にポジションを持つ期間が長くなりがちですから、含み損に耐えるのは仕方ないとして、日々発生するスワップポイントは精神的にも良くないので、可能なかぎり避けたいところです。どうしてもマイナススワップ側で仕掛ける場合は、できるだけポジション数を持たない値幅を選ばなければなりません。
とりあえず、ユーロ米ドルB60を動かしてみます
ということで、まずは短期トレンドに逆らわず、買いで、値幅は60pipsを選びたいと思います。とくに、20日(日本時間21日)のトランプ大統領就任によりユーロ安にトレンドが変わる可能性も十分にありますので、その場合は素直にポジションを損切りして、売りの仕掛けに変更します。しばらくは、対象通貨が何であれ米ドルを中心とした動きになりますから、ざっくり言えば、対日本円でも対ユーロでも、トレンドの方向はあまり変わらないはずです。
しかし、先週のトランプ氏記者会見への日本市場の過剰反応を見ると、やはり日本円以外の通貨ペアへのリスク分散は、かなり必要性が高いと感じています。そういった意味では今回、まさに「渡りに船」状態でユーロ米ドルが使えるようになりましたので、まずは低リスクで様子見したいと思っています。いずれにしても、選択肢が広がることはユーザーとして大歓迎ですよね。
ユーロドルは短期的な上昇になりつつあるのかなと見ています。
しかし、ゆくゆくはパリティ割れするんじゃないかと思っています。1.15てっぺんを目処にショートもありかなと考えています。
でも青天井のショートはなんとなく嫌な感じはしますね。
クロスパールさん、コメントありがとうございます。
私もおおむね同じ見方をしていますが、てっぺんの予想は非常に難しいところですよね。
とはいえ、アメリカ政権交代絡みのイベントに対して、ポンド米ドルや米ドル円よりは反応がマイルドだとは思いますので、まずはリスクヘッジの役割を果たしてくれるかという観点をメインに、様子見しようと思っています。