米ドル円は21日NY時間で大きく調整が入りました。22日午前は一時111.42円と昨年11月28日以来の安値をつけました。

意外と早く調整が入った米ドル円

21日6時からの米ドル円と米10年債利回り15分足です。先ほど22日7:30頃につけた114.42円は、昨年11月28日以来の最安値です。欧州時間の後半から、やや米国債利回りが下落基調だったのですが、やはり米ドル円も下落をはじめ、NY時間に入りさらに米ドルの売り圧力が高まりました。ユーロ、英ポンド、豪ドルなどはこの局面で大きく買われているということでもないので、リスクオフの円買いという見方が事実に近いのかと思います。豪ドルに関しては、けっこう売り込まれていますからね。

アメリカでは、一部共和党議員の反対によってオバマケアの改革案の採決に遅れが生じる可能性が高まったことも嫌気の材料となったようです。インフラ投資については、話題にもならなくなりました。多くの市場関係者も指摘するとおり、トランプ大統領の政策が危なっかしいのは今に始まったことではなく、これまでは「とはいえ、実際には何かの腹案でもあるのだろう」という見方をしていた市場が、ネガティブな材料に敏感に反応するようになってきたことが問題なわけで、この流れを食い止めるのは、並の好材料では不足すると思われます。

豪ドル円、豪ドル米ドル

21日6時からの豪ドル円と豪ドル米ドル15分足です。市場は高利回り指向でリスクオン基調が続くと読んでいたのですが、一日にしてリスクオフに転じて豪ドルが転落してしまいました。それでも1豪ドル=0.7660米ドルは依然高値圏とは言えますし、ユーロと英ポンドが買われていない分、豪ドルは買い戻しされやすいのではないかと思います。

豪ドル円は、米ドルも豪ドルも下がっているので、150pipsほど下げてしまいました。こちらは2月9日以来の安値です。米ドル円次第とは思いますが、豪ドル米ドル買い戻しのタイミングとうまく合ってくれれば、ループイフダンとしてはラッキーです。

ループイフダン

米ドル円S15が15回、B15が3回の利食いでした。さすがにこれだけ下げ圧力が強いと、ロングは15pipsが精一杯です。気にしないといいつつも気になっていたマイナススワップですが、この米ドル円下落で「利食い額<マイナススワップ」になる直前に全て利食いしました。結果論にはなりますが、損切りするよりかなりグロスの損失を抑えることができたので、米ドル円下落も悪いことばかりではありません。

くりっく株365

NYダウも大きく調整

NYがくりっく株365の21日清算値で2万678まで254ポイント下げました。日経225(▲302)、FTSE100(▲96)もそれぞれ大きく下げ全面安です。NYダウはまだまだ高値ですが、日経225は今月28日権利付最終日の配当(予想:13,228円)を前に、ある程度買いやすい価格になったとも言えるのではないでしょうか。滅多に日経225は買いで入らない私も、とりあえず1枚だけ買っておきました。後場の現物に合わせてもう少し下げ、1万9000円を割り込むようならもう少し買い増ししてみようと思います。FTSE100は、もちろん4月、5月の配当に向けて買い増ししました。

FXも株も調整地合いでちょっと雰囲気が悪いですが、先週から今週20日まで続いた膠着状態がこれ以上続くよりは良いと思っています。トレンド変化の兆候と判断するには時期尚早とは思いますが、なにぶんトランプ大統領の政策次第というところがありますので、期待しつつ見守っていきたいと思っています。

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ABOUTこの記事をかいた人

FXと節約を組み合わせた記事を書いています。 元会社員、元会社経営者にして元浪費家。現在はフリーランスで生計を立てています。もっと早くお金の正体に気づいておけばよかったな〜などと後悔しながらも、あとの祭り的人生をそれなりに楽しんでいます。