今週(5/7〜5/12)の豪ドル円ループイフダントレード結果。

豪ドル円B80、3週間ぶりの利食い!

年初からの豪ドル円日足チャートと、私の豪ドル円B80ループイフダン取引履歴(緑=新規、ピンク=決済)です。豪ドル円B80の今週は、5lot新規×2、5lot利食い×2という結果になり、3週間ぶりの利食いとなりました。先週、「豪ドルB80は少ない年では年間40回程度しか利食いしないので、3週間程度の空白はありえる」と書きましたが、内心ではさすがに4週間利食いがないと異常事態かな、という感じだったので、まずは一安心です。

ただし、豪ドル円にとってそれほど良い形での利食いということでもなく、週明けから陰線で始まり、8日(火)朝発表された豪3月小売売上高が前月比0.00%と事前予想の0.2%を下回ったことから下値を探る展開となり、さらに米債利回り上昇で豪ドル米ドルが0.74付近まで下落したのに連れ、豪ドル円も一時81.12円まで下落。その際に新規で建てたポジションを、9日(水)からの反発で利食いした、という経緯になります。

一目均衡表で見ると、雲の下限に沿った動きから、やや雲の中に入る段階。この後雲の下限は上昇していきますから、それがサポートになるなら、18日(金)の82.70円あたりまで上昇していくことになります。これは、11日(金)に基準線に頭を抑えられて、結局クリアできなかった水準と重なりますから、ここがひとまず、今後の豪ドル円の動きを占う意味でも重要になってきそうです。ただ、その後、雲が2回ねじれてさらに下落していくので、テクニカル的にはあまり良い雰囲気ではありませんね。

米ドル円と豪ドル米ドル

米ドル円と豪ドル米ドルのそれぞれ日足チャート(一目均衡表)です。米ドル円は今週も結局、109円台のレンジでした。10日(木)に一時110円にワンタッチしましたが、ここにまとまったロングの売りが溜まっているようで、またもや攻めきれずに反落。9日(水)米国のイラン核合意離脱はマーケットに織り込まれていたのか、むしろショートが「セル・ザ・ファクト」されてリスクオンの円売りとなった向きもありますが、朝鮮半島情勢についての安全保障懸念がある程度払拭されるまでは、現在のレンジで様子見、というマーケットの意向なのかもしれません。

豪ドル米ドルは、先述のとおり豪小売が予想を下回ったこと、さらに米債利回り上昇で週の前半は下落基調。一時、0.7410と昨年5月以来の安値をつけましたが、0.74を積極的に攻めていくという値動きではありませんでした。10日(木)からは豪ドル要因というよりも、主に米ドルが米債利回りが2.94%台まで下落したことから全般米ドル売りが進んだことによる豪ドル買い、という感じでした。

豪ドル米ドル長期チャート

今週も豪ドル米ドルの週足、月足チャートを見てみます。

週足は寄りと引けがほぼ同水準(0.7536)の十字線(チャート上、レートがほぼ同一で横線が見えていません)。素直に見れば、4週続いた下落基調もようやく一服か、といったところですが、米ドル(米国債利回り)次第というところもあり、読みにくい相場が続きそうです。月足ベースでも、5月は今のところ横ばいですが、トランプ・ラリー後の周期から見ても、今月が陰線で引けることは十分考えられます。その後、従来どおり2ヶ月陽線となれば、全体としてゆるやかな上昇トレンドが継続、という判断になってくると思われます。

来週の動き

来週は15日(火)の米小売売上高、17日(木)のフィラデルフィア連銀景況指数のほか、原油相場高騰ということで16日(水)の米石油在庫統計も注目されます。

豪ドルがらみでは、何と言っても17日(木)の豪雇用統計。そのほか、15日(火)の中国小売売上高の影響もありそうです。

また、米朝首脳会議が6月12日にシンガポールで開催されることが決定したばかりですが、今後1ヶ月間は、とくに両国トップの言動には注目が集まります。マーケットがどこまで朝鮮半島情勢を織り込んでいるかを見定めるのは至難の業ですが、イラン核合意同様「セル・ザ・ファクト」の可能性にも十分注意しつつ、ループイフダン的には、値動きがなく利食いしないからといって、安易に利食いの値幅を小さくしたり、新しいループイフダンを稼動させるなどしてリスクを上げてしまわないよう注意する、というマインドセットは必要かと思います。

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FXと節約を組み合わせた記事を書いています。 元会社員、元会社経営者にして元浪費家。現在はフリーランスで生計を立てています。もっと早くお金の正体に気づいておけばよかったな〜などと後悔しながらも、あとの祭り的人生をそれなりに楽しんでいます。