連休前の様子見ムードですが、日本株下落を無難にこなした米ドル円が111円台後半を堅めるかが注目されます。

大型連休前最後のトレード日です

米ドル円はふたたび111円台後半に

27日の米ドル円は、アジア〜欧州時間では111円台前半は保ちつつも方向感に乏しい値動きでしたが、NY時間に入って21:30発表の指標に向けた調整からか徐々に米ドルが買われ始め、指標は弱含みの内容だったものの上昇を続け一時111.58円まで値を上げる展開となりました。その後は米国株の下げを嫌気して徐々に米ドルが売られ、111.10-20円のレンジまで値を下げました。

28日もアジア〜欧州時間は様子見ムード。18:00に発表されたユーロ圏消費者物価指数(速報値・前年比)が1.9%と予想の1.8%をやや上回ったこともありユーロ米ドルでユーロ高に。米ドルよりも日本円が売られ円が全面安となったため、米ドル円では米ドルが値を上げて111.45円と27日の高値水準(111.58円)を睨んだ動きとなっています。

今日の指標

今日は米国関連で下記の指標発表が予定されています。

  • 21:30 米四半期GDP(速報値・前期比年率)…予想 1.2%
  • 21:30 米四半期個人消費(速報値・前期比)…予想 1.1%
  • 21:30 米四半期GDP価格指数(速報値・前期比)…予想 2.0%
  • 22:45 米シカゴ購買部協会景気指数…予想 56.9
  • 23:00 米ミシガン大学消費者信頼感指数(確報値)…予想 98.4

そこまで重要な指数はないと思われますが、27日の発表時も意外と市場の反応があったことや、第1四半期のGDPは冬期で、通例あまり良くないはずながら、それも市場が織り込んでいるとすれば、逆に好感の材料にもなりやすいので、一応押し目買いの準備くらいはしておく感じでしょうか。一方で、指標が弱い内容だと、既にかなり騰がっている状態ですから、ショートを入れやすそうな感じではありますね。

米ドル円

27日6時からの米ドル円と米10年債利回り15分足です。27日を通して111円台を維持していますが、23:00〜28日0:30あたりと28日11:00頃にやや米ドル売りが進んだ場面では、ショートカバーを含め比較的厚い買いが並んでいることが確認されました。その後は、28日のアジア時間を通して、懐疑的ながらも上向きの動意が感じられます。

しかし、日本が大型連休前で日本株に利確の動きが広がったことや、欧州も週明けは欧州・上海が休場なのでそこまで積極的になれないといったところでしょう。

豪ドル円、豪ドル米ドル

27日6時からの豪ドル円と豪ドル米ドル15分足です。28日0:00頃に豪ドル米ドルは1豪ドル=0.7450米ドルを割り込みましたが、さすがに材料もない中で売られすぎだったのか、その後は緩やかながら買い戻しが進み、18:00現在0.7480前後の推移となっています。

ループイフダン

27日のループイフダンは結局、米ドル円S15が3回のみの利食い。28日に入っても米ドル円は小幅なレンジの値動きと小幅上昇基調が続いているため利食いがなく、欧州時間に入っての豪ドル円上昇を受け、豪ドル円B40のみ1回利食いしています。また、連休前の米ドル円B15/S15両建て復活はやめにして、もう少し様子を見ることにしています。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

ABOUTこの記事をかいた人

FXと節約を組み合わせた記事を書いています。 元会社員、元会社経営者にして元浪費家。現在はフリーランスで生計を立てています。もっと早くお金の正体に気づいておけばよかったな〜などと後悔しながらも、あとの祭り的人生をそれなりに楽しんでいます。