米ドル円は1月27日以来の115円台を突破。今夜はいよいよ米雇用統計発表です。

ひさびさに強いユーロ

ECB政策金利発表


9日6時からのユーロ米ドル15分足です。9日21:45に欧州中央銀行(ECB)政策金利発表が行われ、予想通り金利と金融政策の据え置きが発表されました。ドラギ総裁の会見もそれなりにユーロ経済圏に対する強気な部分も見えたことから安心感が広がり、ひさびさにユーロが大きく買われました。ユーロ米ドルは1.06米ドル台をうかがう展開にはなりましたが、やはり上値は重く1.05米ドル台後半で推移し、この水準が10日午前も維持されています。

ユーロ買い・米ドル買い

米雇用統計とFOMCを前に米ドルをそこまで大きく売るという動きにはならず、相対的に円売りが広がっているようです。今週の地合いだと、オセアニア通貨がさらに売り込まれても良さそうに思われましたが、さすがに売られすぎた感があるのでしょうね。こうなると毎度のことですが、どこかの時点で大量に円の買い戻しが入りますから、少し強気にショートで入る準備は、常にしておこうと思っています。

いよいよ今夜、米雇用統計発表

米ドル円


9日6時からの米ドル円15分足です。小さな下値の調整を繰り返していましたが、欧州時間、NY時間と徐々に円売りが広がり、珍しくNY時間引け後に115円の攻防がありました。いつもは薄商いの時間なので、けっこう違和感がありました。 115円前半には大量の売りが並んでいたようですが、そこもクリアして10日午前もしっかりと115.20円前後の推移で落ち着いています。115円台は1月27日以来の水準です。雇用統計前の材料はすべて織り込んだ感じですから、現値前後で発表を待つことになりそうですね。

豪ドル円、豪ドル米ドル

9日6時からの豪ドル円、豪ドル米ドルの15分足です。豪ドル円は、ほぼ米ドル円主体の動きとなりました。一方で、ついに豪ドル米ドルが0.75米ドルを割り込みました。これは1月18日以来の水準です。冒頭のとおり、ユーロと米ドルの双方に買いが集まった結果というところもありますが、やはり中国経済への懸念もこれに拍車をかけている感があります。5日から開催中の全人代で、肝心の経済問題があまり議論されず、習近平国家主席崇拝のイベントになっているとの報道もあります。
それでもまあ、資源国であるオーストラリアは長期的には鉄鉱石価格につられて上がっていくでしょうから、ループイフダントレーダーとしては、今のうちに価格を下げてボラティリティ放出のためのエネルギーを溜め込んでおいてほしいところです。

ループイフダン

様子見相場に弱いループイフダンは、9日日中もやはり米ドル円B15/S15しか利食いすることなく、両方で合計9回の利食いでした。しかし、10日朝の115円攻略で米ドル円B50、豪ドル円B40も順調に利食いでき、米ドル円に関しては約2ヶ月分溜め込んでいたスワップポイントも70円/1lotほど確定できました。長期的に見ると、ばかにならない金額ですよね。

マイナススワップを気にするのをやめました

一方で、ポジションが増えてきた米ドル円S15は、結局のところ稼働を続けています。理由としては、米ドル円レートにおける「様子見」の期間が長くなっており、ヨコヨコが続くときに15pipsの両建て以外で利益を取る戦略がないことに加え、マインドの部分で、マイナススワップを気にすることをやめたことです。マイナススワップをあまりに気にしては、どうしてもロングに偏ったトレードになってしまうので、スワップポイントはロングを含めた全ポジションの総和でとらえることにします。アイネット証券の米ドル円スワップポイントは、買い17円、売り-25円(/各1万通貨)ですが、両建てによるスワップポイント差額は、税金のようなものと考えていきます。ということで、今月もループイフダン米ドル円B15/S15両建てのまま望むことになった今夜の米雇用統計、良い結果に期待したいと思います。

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FXと節約を組み合わせた記事を書いています。 元会社員、元会社経営者にして元浪費家。現在はフリーランスで生計を立てています。もっと早くお金の正体に気づいておけばよかったな〜などと後悔しながらも、あとの祭り的人生をそれなりに楽しんでいます。