米ドル円は110円を回復。フランス大統領選をこなしましたが、市場のリスクオフムードは抜けきっていません。

フランス大統領選

ルペンリスクの後退

ご存知のとおり、23日におこなわれた第1回投票でマクロン氏とルペン氏が5月7日の決選投票に進むことが決まり、ここではマクロン氏優勢は確実であるため、極右ルペン氏によるEU離脱リスクはひとまず後退した格好です。私見では、フランスは今や欧州のどの国より(北欧は除く)社会主義的傾向が強いので、最後の最後では現状のシステムに依存する層が変化を嫌ったように思います。

21日金曜日6時からの米ドル円と米10年債利回り15分足です。週明け24日は、オセアニアオープンの頃にはフランス大統領選の大勢が判明していたため、ユーロには大量の買い戻しが入り急騰、リスクオフで円に入り込んでいた資金も一気に米ドルとユーロに流れ、米ドル円は110.52円と週末引けの108.95円から150pips以上窓を開けての寄付きとなりました。東京オープンまでにやや下がりましたが、それでも始値は110.20円。あれだけ低迷していた米10年債利回りも、一気に2.32%まで回復しました。

ユーロ買いにはやや過熱感も見られたためか調整が入り、米ドル円も午前に窓埋めに注意、などという声も聞かれ一時110円を割ったときにはガタガタっと行くかと思いましたが、意外と既に底が堅くなっており、ロスカットを巻き込みながらも、欧州時間に入ってもなかなか堅調に110.10-20円あたりのレンジが形成されています。NY時間を待ってみて、という意思も感じられます。

ループイフダン

ループイフダンは、米ドル円B50が2回、B15が8回、S15が2回。豪ドル円B40が3回の利食いです。週明けから、ひさびさに胸が空く利益をあげることができました。以上の利食いはすべて寄付き直後の7時台のもので、その後は水を打ったように静かですが、NY時間でもう1回動きそうな動意も感じられますので、ちょっと楽しみにしています。

豪ドル米ドル手動トラリピ

21日金曜日6時からの豪ドル円と豪ドル米ドル15分足です。豪ドル円はループイフダンですが、3回の利食い。豪ドル米ドルでも豪ドル買い戻しが入りましたがすぐに売られ、全体としては緩い上昇トレンドという形になっています。一瞬上がったところで、今月2回目となる豪ドル米ドル手動トラリピの利食いができました。

 

くりっく株365

英国総選挙下落で7,100のポジションを建て直してからは眺めるだけだったFTSE100ですが、先ほどオープンした欧州時間で7,230からの寄付きとなりました。その後は様子見であまり値動きがありませんが、これもNY待ちというところかと思います。NYダウはすでに最高値で20,775をつけていますから、トランプ大統領による税制改革の骨子発表と重なるなどすれば、今週また21,000というのもあるかもしれませんね。

手元のFTSE100は、今週・来週とも300〜600円/枚程度の配当なので、とりあえず従来どおり、含み益が15,000〜20,000円/枚になったところで利確していこうと思っています。

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FXと節約を組み合わせた記事を書いています。 元会社員、元会社経営者にして元浪費家。現在はフリーランスで生計を立てています。もっと早くお金の正体に気づいておけばよかったな〜などと後悔しながらも、あとの祭り的人生をそれなりに楽しんでいます。