ループイフダン豪ドル円B80
豪ドル円日足チャート(一目均衡表も表示)と、私の豪ドル円B80ループイフダン取引履歴(緑=新規、ピンク=決済)です。
豪ドル円B80の今週は、新規5lot×7、決済(利食い)5lot×1、という結果になりました(私は豪ドル円B80ループイフダンを1本5,000通貨で、若干稼働開始値幅をずらして2本運用していましたが、今週さらに5lotを1本追加で稼働させています)。
今週の豪ドル円は、米中貿易戦争のあおりを受けて全般下落基調。18日(月)と19日(火)のループイフダンは、ドローダウンで次々と新規ポジションを建てることになりました。
20日(水)になって、さすがに多少の買い戻しは入り、1本だけ利食いできたものの、その後は新規も決済もなく週の引けとなっています。
先週、「今のところ、日足一目均衡表雲の下限(82.23円)でサポートされている形ですが、これを下抜けてしまうと、81円台前半まで下値を探る展開になりそうす」と書きましたが、そのワーストシナリオどころか、81円まで割り込むことになり、マーケットのリスク選好がそれほど後退していない現状ではさすがに下げすぎな印象があります。
ループイフダン豪ドル円B80
ループイフダン豪ドル円B80の今週(上)年初来(下)成績は、下記のとおりです。
ループイフダン | 数量 | 売買利益 | スワップ | 決済利益 |
---|---|---|---|---|
豪ドル円B80 6/18〜6/23 | 1万通貨 (5千通貨×2) | 4,000円 | 23円 | 4,023円 |
ループイフダン | 数量 | 売買利益 | スワップ | 決済利益 |
---|---|---|---|---|
豪ドル円B80 年初来 | 1万通貨 (5千通貨×2) | 167,461円 | 8,965円 | 176,426円 |
米ドル円と豪ドル米ドル
豪ドル円は、米ドル円と豪ドル米ドルをかけ合わせた合成通貨ペアです(クロス円)。
ということで、今週も米ドル円と豪ドル米ドルのチャートを見てみたいと思います。
米ドル円と豪ドル米ドルのそれぞれ日足チャート(一目均衡表)です。米ドルインデックスが昨年7月来の高値ということで米ドルが買われているのですが、米中貿易戦争によるリスク回避で円も買われているので、米ドル円は、週を通して110円を挟んだ横ばい推移となっています。ただ、週の引けが結局110円を割り込んでしまったので、来週以降はもう一段の下落がありそうな雰囲気です。
一方で豪ドル米ドルは、米ドル買いの影響をそのまま受けて下落していますので、「米ドル円(横ばい)×豪ドル米ドル(下落)=豪ドル円(下落)」という結果となっています。豪ドル米ドルの週最安値である0.7343は、昨年5月以来の水準となっています。
米ドル円長期チャート
米ドル円を週足・月足チャートで見ると、ようやく定着したかに見えた110円を再び割り込み、結局は週を通して110円を挟んだ値動きとなりました。週の最安値である109.54円は、週足一目均衡表の転換線(109.52円)でサポートされた形です。
米ドル円は、もう6週間も111円台を攻めきれない状況が続いていますので、投資家心理的に、そろそろ下落してもおかしくないタイミングかと思います。
下落の目安は、とりあえず週足一目均衡表の基準線であり、心理的節目でもある109.00円。そこを下抜けると、3週間前の安値108.10円あたりが見えてきます。
全般米ドルが高いので、米ドル円でもそこまで急落するイメージはつきにくいのですが、クロス円に引っ張られて米ドル円が下落する場面が多くなっていますので、クロス円取引の多いユーロ、英ポンド、豪ドルの急落にも引き続き注意を向ける必要がありそうです。
豪ドル米ドル長期チャート
豪ドル米ドルの週足ローソクがトンボになっており、テクニカルを素直に読むと底値圏での相場の転換、つまり来週以降は上昇に転じる可能性が示唆されますが、中国経済の影響が大きいオーストラリアの現状を考えると、やや懐疑的にならざるを得ません。
月足もこのままだと陰線で引けそうですから、昨年1月から続いてきた、月足の「2陽3(あるいは4)陰」というリズムが崩れるタイミングと見れば、さらに下落してもおかしくない地合いではあります。
来週の動き
来週も豪ドル関係は指標が少ないので、指標が豪ドル円値動きの手がかりになるとすれば米国か中国関係と考えられますし、米中貿易戦争がさらに紛糾すれば、指標どころではなく豪ドル米ドル下落により豪ドル円下落、という流れが予想されるので注意が必要です。
- 25日(月)…米国新築住宅販売件数
- 26日(火)…米国コンファレンスボード消費者信頼感指数
- 27日(水)…米国耐久財受注/米国卸売在庫/米国中古住宅販売成約指数/米国週間石油在庫統計
- 28日(木)…米国新規失業保険申請件数/米国実質GDP
- 29日(金)…米国個人所得・支出/米国PCEデフレータ/米国シカゴ購買部協会景気指数/米国ミシガン大学消費者信頼感指数
トルコ総選挙
また、明日24日に迫ったトルコ大統領・議会選にも注意が必要です。エルドアン大統領が勝利した場合は利下げするという意向も伝わっており、既定路線ではありますが、かりにトルコリラが22円を割り込むような状況になれば、週明けの為替市場に与える影響も小さくないと思われます。
野村證券がおこなったアンケートでは、トルコリラ上昇と予想した投資家は52.4%、下落と予想したのは47.6%と拮抗しており、予想を外した投資家がポジションを損切りすると考えると、けっこう影響がありそうな感じはあります。
週末のニュースには、十分に注意されてください。
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