今週(12/17〜12/21)の豪ドル円ループイフダントレード結果。豪ドル円は3円を超える下落で、終値で年初来安値更新となりました。

181222KOALA

今週の豪ドル円相場

豪ドル円日足チャート

豪ドル円日足チャート(一目均衡表も表示)と、私の豪ドル円B80ループイフダン取引履歴(緑=新規、ピンク=決済)です。

豪ドル円日足

豪ドル円日足

今週は、新規5lot×11、決済(利食い)5lotなし、という結果になりました(私は豪ドル円B80ループイフダンを1本5,000通貨で、若干稼働開始値幅をずらして合計3本=1万5000通貨運用しています)。

ほぼ一直線に下落していますから、仕方のない結果です。

豪ドル円は3円を超す下落で78円台前半に

今週の豪ドル円の値動きを、時間足チャートで振り返ります。

12月17日(月)、週明け豪ドル円は、後の波乱を考えると、静かな一日でした。

先週の終値と同水準の81.31円で寄り付き、東京時間から欧州時間前半までは横ばいでしたが、欧州時間後半からジリジリと下落し、豪ドルには特段の材料がない中、NY時間2時台には81円割れとなります。

この日の終値は80.94円。

豪ドル円時間足(12月17日)

18日(火)日は、9:30発表のRBA議事要旨公表で一時81円台を回復しますが、すぐに80円台に押し戻されて東京時間〜欧州時間前半まで80円台後半の小動きが続きます。

RBA議事要旨の内容は、これまでの利上げに対する姿勢を大きく変更するような内容ではなく、反応は限定的だったと言えます。

23〜0時台にも一時81円台を回復しますが買いが続かず、その後は80円台後半での値動きとなり、終値は80.79円。

豪ドル円時間足(12月18日)

19日(水)も81円を意識した値動きとなり、東京時間10時台にはワンタッチしますが上値が重く、株式市場も軟調だったことから欧州時間には下落を開始、NY時間終盤のFOMCからのリスクオフで一気に下落して一時79.54円をつけると、その後戻りも鈍く、終値は79.93円となります。

豪ドル円時間足(12月19日)

20日(木)は、9:30のオーストラリア雇用統計が新規雇用+3.7万人と予想の+2.0万人より強い内容となったものの、フルタイム雇用者の減少が嫌気されて、全体としてはそこまでの好材料とはなりませんでした。

豪ドル円は一時80円台を回復しますが、やはり前日FOMCからの株式市場大幅下落・リスクオフムードを変えることはできず、ふたたび下落基調となります。

欧州時間序盤には一旦豪ドルが買い戻されますが長続きせず、後半では上昇分を消した後にさらに下落したままNY時間も同様の流れとなり、2〜4時台には78.82円と一時79円を割り込みます。

その後も戻りは鈍く、終値は79.07円。

豪ドル円時間足(12月20日)

21日(金)は東京時間こそ横ばいだったものの、その後は豪ドル売りが止まらくなり、年初来安値である10月26日の78.55円が強く意識されます。

欧州時間序盤の17時台にはふたたび79円を割り込み、欧州時間後半でやや買い戻されて79円にワンタッチしますが上値が重く反落、その後はトランプ大統領が上院可決の予算案への署名を拒む意向を示し、政府機関閉鎖の懸念が広がったことからダウがマイナス圏に沈んだことなどを眺めてリスクオフムードが強まり、豪ドルも上昇の材料を失います。

その後も米国株は下げ止まらず、引け直前には日経先物が2万円を割り込むなどリスク回避の動きが止まらず、VIX指数も2月の急落以来となる30超えとなります。

結局、年初来最安値を更新、2016年11月9日以来の安値となる78.22円での引けとなりました。

週の下げ幅としては3.09円と、12月3日週の2.72円を上回って年初来最大となっています

豪ドル円時間足(12月21日)

ループイフダン豪ドル円B80の成績

新規のみ11回

ループイフダン豪ドル円B80の今週(上)年初来(下)成績は、下記のとおりです。

今週は利食いがなかったので、年初来の運用成績は先週から変わっていません。

ループイフダン数量売買利益スワップ決済利益
豪ドル円B80

12/17〜12/21
1.5万通貨

(5千通貨×3)
0円0円0円
ループイフダン数量売買利益スワップ決済利益
豪ドル円B80

年初来
1.5万通貨

(5千通貨×3)
439,461円34,351円473,812円

来週の動き

豪ドル関連の指標はなし

米FOMCを通過して一気にリスクオフに傾いたマーケットですが、残念ながら来週は、カンフル剤となるような指標発表そのものが予定されていません。

  • 25日(火)…日景気動向指数
  • 26日(水)…日日銀金融政策会合議事要旨/米MBA住宅ローン申請指数/米S&Pケースシラー住宅価格
  • 27日(木)…米リッチモンド連銀製造業指数/米新規失業保険申請件数/米住宅価格指数
  • 28日(金)…米新築住宅販売件数/米コンファレンスボード消費者信頼感指数/日雇用統計/日鉱工業生産/日小売販売額/日百貨店スーパー販売額/米卸売在庫/米シカゴ購買部協会景気指数
  • 29日(土)…米住宅販売保留指数

ループイフダン米ドル円B15

米ドル円も2円を超える下落

先週は「113円台の足場を固めたか」などと書きましたが、今週の米ドル円はムードが一変し、2円を超える大幅下落となりました。

私のループイフダン米ドル円B15は、「損切りなし」「最大ポジション20本」で稼働させているので、111円なかばからの下落は既存ポジションの含み損が膨らむだけで、新規建ても決済もなく非常に静かです。

先週2千円ほどだった含み損が1週間後には3万円を超えてしまいましたが、それでも積み上がった利益から含み損を差し引いても1万円以上が残るというだけで僥倖と考えるべきかもしれません。

米ドル円ループイフダン稼働環境
  • 8月10日から稼働
  • 「ループイフダンUSD/JPYB15」1本1,000通貨
  • 稼働停止時には、建てたポジションをすべて決済する
集計日累計利食い回数累計為替利益累計スワップ累計決済利益含み損益
12月22日299回44,136円4,597円48,733円▲34,789円
12月15日287回42,336円4,569円46,905円▲2,441円
12月8日271回39,936円4,293円44,229円▲9,766円
12月1日257回37,836円4,208円42,044円▲2,007円
11月24日243回35,736円3,710円39,446円▲6,826円
11月17日235回34,536円3,605円38,141円▲9,010円
11月10日219回32,136円3,271円35,407円▲683円
11月3日201回29,436円2,296円31,732円▲4,714円
10月27日181回26,436円1,446円27,882円▲22,277円
10月20日163回23,736円1,318円25,054円▲12,627円
10月13日147回21,336円1,158円22,494円▲18,505円
10月6日129回18,636円1,086円19,722円▲2,538円
9月29日113回16,431円1,029円17,460円44円

日足一目均衡表で見ると一気に雲を下抜いてしまいましたが、さすがに材料のインパクトの割には売られすぎという感が否めません。

今週はクリスマス前の手仕舞いや、株安の投資家心理悪化からの狼狽売り、ストップロスなども重なったと思われますので、週末を挟んで来週の値動きは豪ドル同様に注目されるところです。

とはいえ、クリスマスから年末の薄商いになりますから、戻るとしてもかなり時間がかかりそうですね。

米ドル円日足

米ドル円日足

米ドル円週足

米ドル円週足

豪ドル売りの理由は?

要因は複合的

豪ドル円大幅下落となった今週ですが、世界株安、原油安、マティス米国防長官辞任、米中貿易戦争膠着、ニュージーランドGDP低迷など、確かにネガティブな材料が多い週ではありましたが、いずれもそこまで新規性のあるものではないと思われます。

リスクオフの文脈だけで考えると新興国通貨全体がもっと下落していてもおかしくないはずですが、オセアニア通貨と南アランドの下落幅が特に大きいことから、やはり原油安の影響が大きいということなのでしょうか。

しかし、確かに原油が50米ドルを割り込んだのはネガティブなインパクトが大きいのですが、10月はじめに77米ドルをつけてからわずか3ヶ月弱で20米ドル以上も下落したシーンでは、そこまで資源国通貨売りという動きにならなかったことを考えると、今週の豪ドル大幅下落の直接的な説明としては釈然としません。

WTI日足

ローソク足=WTI日足、ラインチャート=豪ドル円

最大の下落要因は、クリスマス・年末休暇前の手仕舞いであろうと思われますが、来週は各国とも株式市場休場が多いうえに、休暇でさらに市場参加者が減ってしまいますから、大きく買い戻されることは期待薄でしょう。

クリスマス前後各国株式市場の休場
 米国欧州日本英国豪州中国
24日(月)  休場   
25日(火)休場休場 休場休場休場
26日(水) 休場 休場休場休場

週明けは日本だけが休場ですが、日経平均先物が2万円を割り込んで引けた後ということで、祝日も動くCFDの日経225下落を手がかりに米ドル円も下落するというシナリオも想定されます。

今のところ豪ドル円は78円割れを試すような値動きにはなっていませんが、78.0円付近には大量のストップロスが並んでいますから、これを巻き込んでの下落には最大の注意を払いつつ、下げ止まりを気長に待つガマンのしどころ、という感じのループイフダントレードになりそうです。

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ABOUTこの記事をかいた人

FXと節約を組み合わせた記事を書いています。 元会社員、元会社経営者にして元浪費家。現在はフリーランスで生計を立てています。もっと早くお金の正体に気づいておけばよかったな〜などと後悔しながらも、あとの祭り的人生をそれなりに楽しんでいます。