くりっく株365のFTSE100は、終値ベースで7300割れが視野に。11日英下院でのEU離脱案採決は、与党議員の造反で否決も現実的となっています。

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FTSE100の週終値は7349(前週終値比-45)

英ポンドは引き続き荒っぽい値動き

FTSE100の日足チャートです。

6日(木)以外は陰線となっており、緩やかながら下落基調が継続、いよいよ明確に7300割れも視野に入ってきました。

FTSE100(くりっく株365)日足

FTSE100(くりっく株365)日足

FTSE100と英ポンド米ドル・今週の振り返り

この週のFTSE100を、英ポンド米ドル相場も参照しながら、時間足で追ってみたいと思います。

12月3日(月)の英ポンドは、週末の米中首脳会議による米国の対中関税率引き上げ暫定見送りを受けてのリスクオンで、前週引けの1.2724よりやや高く、1.2764で寄り付きます。

東京時間では徐々に値を上げて欧州時間入りでは1.2823と日中高値、その後一旦売られて1.2698まで下落しますが、NY時間でやや持ち直し終値は1.2723。

FTSE100も上に窓を開けて7490で寄り付いた後は7421まで急落しますが、その後は持ち直して7509を回復します。

その後は徐々に弱含み0時には7411まで下落して日中安値を更新、NY引けまでにはやや買い戻されて終値は7466。

この日に伝えられた英国関連ニュース
  • EU側が「合意なき離脱」回避のため、来年3月29日の離脱を3ヶ月延長する案を準備している(英タイムズ紙)
  • ジーマー英教育担当閣外相が英EU離脱案に抗議して辞任(英テレグラフ紙)
  • 11月製造業PMI53.1(予想51.7)
  • ジャビッド英内相発言「EU離脱案をめぐる議会採決は予定通り今月11日に実施する」
FTSE100(12月3日)
英ポンド米ドル(12月3日)

4日(火)の英ポンド米ドルは、東京時間から欧州時間序盤までは横ばいからジリ高での推移が続きますが、18時台には1.2838の週高値まで上昇します。

その直後、11日の英EU離脱案議会採決の不透明感に加え、ユーロ下落での欧州通貨つれ安もあり英ポンドも急落、2時台には一時1.2658の週安値まで下落します。

その後も戻りは鈍く、終値は1.2716。

FTSE100は、7451で寄り付いた後、一時7493まで上昇しますが、すぐに押し戻されてNY時間でも断続的に売られ続け、3時台には7386の安値をつけます。

その後はやや買い戻されて終値は7401。

この日に伝えられた英国関連ニュース
  • 11月BRC小売売上高-0.5%(予想+0.3%)
  • 11月建設業PMI53.4(予想52.5)
  • 欧州司法裁判所法務官発言「英国政府が一方的に離脱通告を取り下げ、手続きを中止することは可能」
  • カーニーBOE総裁発言「EU離脱で最悪のシナリオが現実となる可能性は低い」
FTSE100(12月4日)
英ポンド米ドル(12月4日)

5日(水)の英ポンド米ドルは、東京時間午後までに1.2671まで売られます。

欧州時間では1.2797まで買い戻されますが、ロンドンフィクス直前に急落し、0時台には1.2704まで下落します。

その後はやや買い戻され、終値は1.2732。

FTSE100は、7424で寄り付き欧州時間は横ばい推移、NY時間に入って売られ、7379まで下落します。

その後はやや買い戻されますが、終値は3日続落の7402。

この日に伝えられた英国関連ニュース
  • 英下院、EU離脱に際しEUとの協定案について法的助言の全容を公表しなかったとして政府を非難する動議を可決、与党議員造反で
  • 11月非製造業PMI50.4(予想52.5)
  • 11日のEU離脱議会採決で与党から100人を超える造反が出る可能性(日経新聞)
FTSE100(12月5日)
英ポンド米ドル(12月5日)

6日(木)の英ポンド米ドルは、東京時間で横ばい推移の後、欧州時間序盤では下落しますが、17時台からは急騰し、2時台には1.2811まで上昇します。

その後は利益確定売りもあり、終値は1.2780。

FTSE100は、7352で寄り付いた後は一旦上昇した後すぐに下落に転じ、23時台には7302と週の安値をつけます。

その後は一旦の達成感からか大きく買い戻され、5時台には7423まで上昇しますが、終値は7405。

この日に伝えられた英国関連ニュース
  • ハモンド英財務相発言「国民の大部分が不満を抱えたままEU離脱をめぐる問題が決着する事態となれば、メイ首相が提示した離脱案に示されている微小な経済コストよりも大きな代償を払うことになる」
  • メイ首相に対し11日の採決を延期するよう閣僚らが強く迫っている(英タイムス紙)
  • メイ首相「バックストップ案はEUとの交渉に不可欠なものである」「再度の国民投票は行うべきではない」
FTSE100(12月6日)
英ポンド米ドル(12月6日)

7日(金)の英ポンド米ドルは、東京時間は1.2786からやや下落しての推移、欧州時間・NY時間でも断続的に売られて、終値は1.2691。

FTSE100は、7370で寄り付いた後、売り買いが交錯して小幅な値動きが続きますが、NY時間では売られて終値7349と前週終値比で-45と続落の展開となりました。

この日に伝えられた英国関連ニュース
  • バルニエEU首席交渉官発言「メイ首相との合意案が秩序ある離脱を実現する唯一の方法」
  • ハモンド英財務相発言「メイ首相のEU離脱協定案が議会で否決されれば、政府は新たな離脱案をEUと交渉できるという考えは妄想だ」
  • 11日の議会でEU離脱合意案が否決された場合、EUは3月末の離脱を延期する方向で検討する用意がある(英デーリー・テレグラフ紙)
  • メイ首相は英国は2019年3月29日にEUを離脱すると改めて強調、合意案が否決されても、離脱延期をEUに要請しない(英ラジオ)
  • EU司法裁判所、他の加盟国の合意がなくても英国が一方的にEU離脱案を撤回できるかの判断を10日午前(欧州時間)、正式に示す予定
  • ハリファックス住宅価格前月比-1.4%(予想+0.2%)、前年比+0.3%(予想+1.0%)
FTSE100(12月7日)
英ポンド米ドル(12月7日)

週足チャート

FTSE100(くりっく株365)週足

FTSE100(くりっく株365)週足

週足チャートで確認すると、4手連続の陰線となっています。

一目均衡表では雲を明確に下抜け、さらなる下値が警戒されます。

今週発表される英国経済指標

今週も英国関連の指標発表は少なく、それぞれの重要度も高くありませんが、4日(火)に予定されているカーニーBOE総裁発言は注目されます。

  • 10日(月)…貿易収支/鉱工業生産指数/製造業生産高/月次GDP
  • 11日(火)…雇用統計/ILO失業率
  • 13日(木)…RICS住宅価格指数

 

年初来の配当と支払金利

DAXの支払金利が復活

1/2〜12/7受取配当支払金利差引利益(A)※括弧内は前回必要証拠金(B)A÷B ※括弧内は前回
FTSE10030,186円7,562円22,827円(22,567円)26,000円87.80%(86.80%)
NYダウ56,319円56,649円▲330(▲893円)83,000円▲0.40%(▲1.08%)
日経22537,184円0円37,184円(37,184円)76,000円48.93%(48.93%)
DAX0円1,280円▲1,280円(▲1,202円)42,000円▲3.05%(▲2.86%)

12月に入り、DAXの支払金利が約11円/日と復活しています。

日経225は前週と変わらず。

NYダウは配当が重なる週だったことと、約130円/日と支払金利が低下したことを受けて、支払金利を差し引いた利益がほぼゼロベースまで近づいてきました。

FTSE100は、また支払金利が37円/日と前週の34円からさらに上昇しており利益を圧迫していますが、12月の配当はこの後730円しか予定されていないため、支払金利が現状の水準のままとなると年末までに約900円の支払い、したがって今年の差引利益は22,650円近辺、利回り87.1%前後での着地となりそうです

現実味を帯びてきた11日議会での離脱案否決

合意なき離脱を避けるオプション

5日に英下院で、EU離脱に際しEUとの協定案について法的助言の全容を公表しなかったとして政府を非難する動議が与党議員の造反で可決されたため、これにEU側も焦ったのか、この数日前から欧州司法裁判所法務官の発言で「英国政府が一方的に離脱通告を取り下げ、手続きを中止することは可能」と伝えられたことに加え、数ヶ月スパンでEU離脱期限を延期する選択肢までが聞かれるようになりました。

一方でメイ政権は現状の離脱案を議会通過させることに強気な姿勢を崩しておらず、現状では11日の議会採決が予定どおり実施される見込みです。

日経新聞が伝えたところによると、与党から100人以上の造反が出るとも言われており、離脱案は否決される可能性が高まっています。

英下院勢力図

英下院の定数650のうち採決に参加するのは議長などを除いた639で、過半数は320になりますが、現与党はこれをわずかに上回る324しか議席を持っていません。

100人どころか10人の造反でも否決される計算となるため、結果として合意なき離脱(無秩序離脱)に向けて事態が動く可能性を懸念して、先にEU側が焦りを見せたのがこの週の動き、といったところでしょう。

週明け10日のたった1日で現状が大きく変わるとは思えず、ここまで劣勢が濃厚であれば、マーケットにも離脱案否決がかなりの割合で織り込まれていると見るのが順当ではないかと思われます。

まずは、欧州時間10日(月)午前にEU司法裁判所の見解として、英国側から一方的な離脱撤回が認められるかの判断が示される予定となっており、合意なき離脱を避ける選択肢を一つ増やすという意味で、これは重要な意味を持つことになるでしょう。

くりっく株365のスプレッド

やはりぬか喜びだったスプレッド縮小

前回はFTSE100のスプレッドが縮小していることをお知らせしましたが、やはり懸念したとおり、元の40前後に戻ってしまいました。

残念ですが、これ以上拡大しないことを祈りつつ、このタイミングで買いのチャンスが来るような悩ましいことにならないことも願いたいと思います。

DAXの売りも選択肢か

この週に復活したDAXの支払金利ですが、売りポジションではこれが受取金利になります

DAXは売りポジションでも配当を払うことはないので、金利分だけを純粋に受け取ることができます。

DAX(くりっく株365)日足

DAX(くりっく株365)日足

米国株の下落で欧州株も軟調ですから、この場面で、DAXの売りでひまわり証券 くりっく株365「ループ株365」を稼働させるというのも一考の余地がありそうです。

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ABOUTこの記事をかいた人

そうたろう

FXと節約を組み合わせた記事を書いています。 元会社員、元会社経営者にして元浪費家。現在はフリーランスで生計を立てています。もっと早くお金の正体に気づいておけばよかったな〜などと後悔しながらも、あとの祭り的人生をそれなりに楽しんでいます。