米ドル円110円割れでトランプラリー半分終了。北朝鮮情勢が注目されます。

トランプラリー半分終了のお知らせ

あっさり陥落した110円

米大統領選挙でトランプ氏が勝利した昨年11月9日の米ドル円安値が101.19円、トランプラリー後最高値が昨年12月15日の118.66円。この中間地点が109.925円なので、11日の110円割れでトランプラリーは半分終了したことになります。

テクニカルでは、心理的節目の110.0円とともにこの109.925円は意識されていたと言われていますが、意外とあっさり陥落した感があります。11日23:30頃に110.10円を割ったあたりから、朝までかかって110円を攻略するのかな、などと思っていたら、ちょっとチャートから目を話した隙に、もう109.62円まで下落していました。寝ていたわけでもないのに、ここでショートを入れそこなったのは、大きなミスです。

ストップロスも一巡して、その後はやや値を戻しましたが、やはりジリ安のトレンドは継続し、12日朝のNY引け後に109.54円まで下げました。値動きから見ると、このまま一気に109円台前半まで下げるような勢いまでは感じませんが、安全資産として日本円に買いが集まると同時に、同じく安全資産として米国債も買われ10年債利回りは昨年11月30日以来となる2.3%を割り込んでいますから、110円台への回復も期待薄といったところでしょう。

米ドル円

11日6時からの米ドル円と米10年債利回り15分足です。ファンダメンタルズ的には、米6月利上げ以外に特段買いの材料はありませんし、テクニカルは109.27円に-2シグマがあるのみで目立ったポイントがないほか、すべて継続もしくは下降転換となっています。北朝鮮情勢しだいではありますが、短期的には急激な円高への備えは万全にしておく必要がありそうです。

ここに来て、トランプ大統領が習国家主席に対して「北朝鮮問題解決で協力するなら貿易条件を有利にする」と伝えたことをツイッターで明らかにしています。アメリカまで出向いた日中首脳会談で目立った成果も得られず、中国国内の求心力に神経質になっている習主席が、少なくとも表面的に簡単に応じるとは思えませんが、両国水面下で何らかの取引がされるのではないでしょうか。

豪ドル円、豪ドル米ドル

11日6時からの豪ドル円と豪ドル米ドル15分足です。米ドル円レート下落への備えとして考えていた豪ドル米ドル手動トラリピですが、現在はドル安というより円高という性質が強く、思ったほどの性能を発揮できていません。また、豪ドルそのものも、短期的には1豪ドル=0.75米ドル水準を行ったり来たりと冴えません。

豪ドルはエネルギー関連価格と資源国通貨買いがふたたびシンクロし始めれば強いのでしょうが、今のところはリスクオフで相殺されてしまっている感じです。目下、消去法的に英ポンドあたりに資金が流れているようなので、この戻りが豪ドルに流れることも期待したいと思います。

ループイフダン

ループイフダンは、この下げ相場でやはり利食いは米ドル円S15が中心となり7回、B15が1回、豪ドル円40が1回となっています。米ドル円B50がまったくヒットしない中、10日・11日と連続で利食いしている豪ドル円B40は、やや意外な感じすらします。

昨日の米ドル円下落でループイフダン米ドル円B15を停止しようかとも思いましたが、今のところレバレッジもそこまで上がっていないので、稼働したまま様子を見ることにしました。短期的には、かなり荒っぽい値動きを見せる場面も少なくないと思われますので、そういったときのB15/S15の両建ては、やはり魅力があります。

ただし、北朝鮮関連有事にはイメージトレーニングをしており、真っ先にこのB15を停止することにしています。しばらくはNY時間も気が抜けませんが、いつまでも続くものではありませんので、緊張感を持ちながらトレードを継続したいと思っています。

 

 

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FXと節約を組み合わせた記事を書いています。 元会社員、元会社経営者にして元浪費家。現在はフリーランスで生計を立てています。もっと早くお金の正体に気づいておけばよかったな〜などと後悔しながらも、あとの祭り的人生をそれなりに楽しんでいます。