米ドル円は113円台を攻める勢いで上値追いが続いています。攻略なれば113円は3月17日以来。

リスクオフの巻き戻し継続?

米ドル円は3月17日以来の113円を攻める勢い

4日19:30現在、米ドル円の上値追いが続いています。欧州時間で米ドル円が大きな節目に到達するのは久しぶりかと思います。3日のアジア〜欧州時間は薄商いで動意も方向感も乏しい展開でしたが、NY時間は指標を意識してかやや値動きが生じました。

実際には21:15と23:00発表の指標内容はほぼ事前予想どおりだったため市場の反応は限定的でした。明けて4日3:00のFOMCでは同様に内容は事前予想どおりの政策金利据置きだったものの、懸念材料が払拭されたとの判断からか、112.30-40円水準だったレンジを112.60-70円に上げてきました。

4日のアジア〜欧州時間は膠着状態ながら10pipsほどレンジを上げ112:80円水準。18:30頃から上げに対する下落幅が小さくなり徐々に113円を攻める姿勢を見せると、19:20頃には一瞬113円をつけましたが、大量の利確に押し戻されて112.96円あたりまで押し戻される展開に。まだ攻めていますが、このまましっかり113円に乗らなければ、攻め疲れで一旦112.80円水準まで戻されてNY時間待ち、という流れになりそうです。

今日の指標

今日は21:30から米貿易収支と米新規失業保険申請件数(前週分)の発表があります。貿易収支はトランプ大統領就任以降とりわけ注目度が高くなっているので、今日もある程度の注意が必要かと思います。23:00には米製造業受注(前月比)が発表されますが、こちらの影響は限定的でしょう。

米ドル円

3日6時からの米ドル円と米10年債利回り15分足です。4日19:30現在、こうして記事を書いている間にも113円が攻略されそうですが、なかなかこの節目はレジスタンスが強いですね。全体の流れとしては、緩い米ドル買いに加えてリスク選好の円売りが重なっての米ドル円レート高、というところです。

北朝鮮リスクが、どうも米国の演出っぽい、というよりトランプ大統領の国内政治失点逃れという意向が見えてきての市場判断かと思われます。米国経済はこの間も堅調を維持していますし、韓国にTHAADも売れそうですし、北朝鮮も米国のレッドラインを見極めることができたという意味ではメリットがありましたから、結局のところ当事者両得といったところです。まあ、国際政治なんてそんなものですよね。

豪ドル円、豪ドル米ドル

3日6時からの豪ドル円と豪ドル米ドル15分足です。豪ドル米ドルが一時0.74を割り込む安値をつけています。4日10:30発表の豪貿易収支は事前予想の32.5億豪ドルを下回って31.07億豪ドルだったこともあり、豪ドル売りの流れが止まりません。豪ドルには、直近で「売られすぎ」という以外に買い材料が何もないというのは痛いところです。

ループイフダン

3日のループイフダンは、指標発表でようやく米ドル円B50が1回、B15が4回の利食いとなりました。4日は19:30現在で米ドル円B15が1回の利食いのみです。

米ドル円がかなり騰がってきたので、ループイフダン米ドル円S15を一時稼働停止させ、かわりにB15を稼働開始させています。現在はまだ、レンジというより緩やかながらトレンド相場なので、両建てにするには時期尚早と判断していますが、明日の雇用統計前後で一時的に両建てにするという戦術はあるかと思っています。

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FXと節約を組み合わせた記事を書いています。 元会社員、元会社経営者にして元浪費家。現在はフリーランスで生計を立てています。もっと早くお金の正体に気づいておけばよかったな〜などと後悔しながらも、あとの祭り的人生をそれなりに楽しんでいます。