米予算教書内容は事前予想どおり
23日議会に提出された米予算教書は、おおむね事前に情報が伝えられていたとおり現実離れした内容で、議会はほぼ無視するであろうという反応も事前予想どおりでした。意外なところでは米長期金利が一時2.29%まで上昇したため米ドル円も上げ、111円台後半のレンジとなりました。
NYダウも続伸しており、ほぼロシアゲート下落分を戻したところで、また2万1000を目指す展開に入った感です。目先何があるわけでもないので、ちょっと過剰反応しすぎたかと市場心理が冷静になったことが大きいかと思います。かりに弾劾といっても時間がかかりますし、共和党で造反が出るとしても、大統領選やりなおしならまだしも、そこまでしてペンス副大統領を大統領にすることにあまり意味があるとは思えませんし、妥当な判断といったところでしょうか。
25日3:00にはFOMC議事録公表があり、6月利上げについての話し合いが注目されます。期せずして、23日の英マンチェスターテロでは米ドル円が打たれ強さを証明した形になりましたので、素直に見れば6月利上げを見越して112円台なかばを目指す展開が予想されます。
また、24日21:45にはドラギECB総裁の発言が予定されており、22日のメルケル首相による「ユーロは安い」発言で上昇したユーロにどこまで調整が入るかが注目されます。ユーロ米ドルレートは、23日にも1.13を目指すかと思われましたが、1.125あたりで上値をおさえられて現在調整地合い、押し目と見ても良さそうです。19:30時点でほぼ1.1170-90円のレンジから出る値動きでもないので、ドラギ発言待ちの様子見といった感じです。
米ドル円、米10年債
23日6時からの米ドル円と米10年債利回り15分足です。24日の欧州時間に入って2度112円にタッチしましたが、すぐに押し戻されて19:30時点で111.75円前後。ドラギ発言とFOMC議事録公表をこなして112円なかばを目指す展開がメインシナリオかと思いますが、議事録内容が材料感に乏しければ111円台後半キープという可能性もありそうです。
豪ドル円、豪ドル米ドル
23日6時からの豪ドル円と豪ドル米ドル15分足です。豪ドルは、原油高だけを手がかりに買いが広がっていましたが、24日に入って米ムーディーズによる中国格付け引き下げを受けて豪ドル米ドルが一時0.7442まで下落しました。欧州時間に入りやや買い戻されて0.7480近辺ですが、やはり材料不足での買いは足元が崩れやすいようです。
ループイフダン
23日のループイフダンは、米ドル円B50が1回、S15が6回、豪ドル円B40が1回の利食いでした。NY時間によく動きましたね。24日は19:30時点で米ドル円B15が1回、S15が3回の利食いです。そろそろ米ドル円B15を再稼働させても良いかと思っています。
今日からドコモのシンプルプラン受付開始です
今日24日から、ドコモでシンプルプランの受付が開始されました。カケホーダイまたはカケホーダイライトしか選べなかったドコモ、ひさびさの従量プラン復活です。カケホーダイライトが1,836円/月、シンプルプランが1,058円/月ですから、その差778円。私はほとんど通話を使わないので、早速シンプルプランに変更しました。
とはいえ、年に何度かは通話も使うかもしれないので、キャリアのカケホーダイ導入により忘れ去られた「楽天でんわ」の利用を復活させることにしました。楽天でんわをIP電話と思っている方が多いようですが、実際には通話回線なので通話遅延もありませんし、相手への番号通知もされます。
ドコモシンプルプランの通話料金は20円/30秒ですが、楽天でんわは半額の10円/30秒ですし、基本料金もないので原則としてデメリットはないのですが、家族間通話や同一キャリアで本来無料になる番号に楽天でんわを使ってかけると、逆に損をすることになるので注意が必要です。
何らかの事情で、ドコモをデータ回線で寝かせている方も、音声回線に変更してシンプルプランにできますので、料金の節約になります。ただし、タブレットやルーターにSIMを挿して使ってしまうと「指定外デバイス料金」が課金されますので、注意が必要です。それにしても、ドコモは「通話とデータ通信ができる回線」より「データ通信しかできない回線」のほうが料金が高いという、何とも違和感を感じる料金形態になってしまいましたね。
コメントを残す