ロシアゲートによる下げも一服で、米ドル円は111円台前半の推移です。

ロシアゲートによる下げも一服

19日は111.11-90円のレンジで値幅こそ多少広いものの、この3日間に比べると落ち着いた値動きになっています。ロシアゲートもメディアから新規性のある情報は出てこなくなりましたので、とりあえず現状のマイナス材料では底を打ったといったところでしょう。米10年債も2.24%前後と一時の2.18%水準からかなり回復を見せています。この後のNY時間ではさらに株の買い戻しによる国債売り=利回り上昇という現象が見られることと思います。

ロシアゲートでトランプ大統領が罷免される可能性は、議会で共和党が過半数である現状を考えると低いのですが、米国民の関心は、ペンス副大統領が大統領に就任したケースに興味が移行しているようです。結論的には、トランプ政権の悪材料が出尽くして、引き続き共和党政権で減税政策も引き継がれるでしょうし、冷静になって考えれば、結果として悪くないのではないか、という世論になっています。

とりあえずヒステリックな市場の反応は一服していますが、相変わらず買いと損切りはかなり活発ですし、今日はこれに週末利確の動きも重なるので、かなり読みにくい感じがあります。裁量トレードは、ちょっと入りにくい感じですね。入るとしても、しっかり損切りしないと思わぬ損害になりそうな予感です。

米ドル円、米10年債

18日6時からの米ドル円と米10年債利回り15分足です。米ドル円は19日欧州時間に111.70円近辺まで上昇しましたが、18日の高値(111.74円)を上抜けできずに下落しています。NY直前の22:00過ぎに111.10円を割り込む水準まで急落していますので、この後も荒っぽい値動きになりそうです。前述のとおり、株・債券・通貨の連動も強いので、とくに米国株価には注目しています。

豪ドル円、豪ドル米ドル

18日6時からの豪ドル円と豪ドル米ドル15分足です。18日の豪雇用統計以外にとくに好材料は見当たらないのですが、0.74台なかばから後半まで上げる勢いです。資源価格が全般に回復していることと、米ドル以外の主要国通貨の高値感から溢れた資金が流入しているという理解をしていますが、そうなると米ドル回復にともなって豪ドル下落の材料となるので、まだ安心はできない情勢かと思います。

ループイフダン

あらためて、下げ相場でも利益を出せるFXの強みを感じています。レートは下がってしまいましたが、よく動きボラティリティは大きいのでループイフダン的には悪くない展開になっています。18日は米ドル円S15が22回、B50が3回、豪ドル円が3回。19日は22:00時点で米ドル円S15が6回、豪ドル円B40が2回の利食いとなっています。この後のNY時間にも期待できますし、今週の集計をするのがちょっと楽しみです。

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FXと節約を組み合わせた記事を書いています。 元会社員、元会社経営者にして元浪費家。現在はフリーランスで生計を立てています。もっと早くお金の正体に気づいておけばよかったな〜などと後悔しながらも、あとの祭り的人生をそれなりに楽しんでいます。