iPhone6sが加わる「docomo with」対象機種の販売価格と白ロム価格を比較してみました。

iPhone6外観

docomo withにiPhoneが登場

販売開始は9月1日

ドコモの料金から永年で1,620円(税抜1,500円)が割り引かれる「docomo with」の対象機種に「iPhone6s(32GB)」が加わります

CHECK!docomo with(NTTドコモ)

同条件での販売は9月1日からですが、ドコモオンラインショップでは、すでに予約を開始しています

本体価格はdocomo with対応機種の中で最も高額

価格は42,768円(税抜39,600円)と、Apple Store(税込54,864円)より1万円以上安い設定ですし、そのうえ永年で通信料金の割引までついてくるわけですから、「iPhone6sを買うつもりであれば」、圧倒的におトクな内容となっています。

docomo withの割引目的

iPhoneは、白ロムとして売るときのリセールバリューが大きいことから、既存の回線にdocomo withの割引をつけるためにiPhone6sを購入して、すぐに転売しようと考える方もいるかもしれませんが、それは得なのか損なのかを、他のdocomo with対象機種と比較してみたいと思います。

比較条件
  • 購入価格は、ドコモオンラインショップのものを使用。
  • 白ロム価格は、買取価格が全国同一条件の「じゃんぱら」に「SIMロック解除済」で持ち込んだ場合のものを使用(8月30日時点)。
  • F-03Kはじゃんぱらの買取価格検索でヒットしなかったため、イオシスのものを使用。

 

「差額」が小さいほど損失が少ない(おトク)ということになります。

メーカー機種販売価格(税込)白ロム価格(税込)差額
AppleiPhone6s42,768円27,000円15,768円
富士通F-04K33,696円16,000円17,696円
ZTEMO-01K25,272円7,000円18,272円
シャープSH-01K30,456円11,000円19,456円
LGL-03K40,176円18,000円22,176円
富士通F-03K38,880円12,000円26,880円

iPhone6sが、2位のF-04Kより2,000円ほどおトクでトップという結果になりましたが、思ったより圧倒的な差ではないことがわかりました。

しかも、9月1日以降は、中古市場でiPhone6sが供給過多になり白ロム価格が下落する可能性があるので、その場合はF-04KやMO-01Kとあまり変わらない差額の水準になってしまうかもしれません。

docomo withのiPhone6sは「自分で使いたい人向け」

docomo withでiPhone6sを買った瞬間に白ロム価格が3,000〜4,000円も下落してしまっては、他のAndroid機種を買ったほうがよかった、ということになりかねません。

一方で、例えば2年後の中古価格を考えてみると、iPhone6sより2年古いiPhone5sが現在も5,000円程度の白ロム価格がついていることから考えて、iPhone6sも2年後は数千円で買い取ってもらえると予想できますが、他のAndroid機種は、ほぼ値がつかない状態だと思われます。

ですから、普通にメインのスマートフォンとして使った後の長期的なリセールバリューに着目するのであれば、iPhone6sという選択肢は有効だと思いますが、はじめからdocomo with割引付与の転売目的であれば、他の対応機種と大差ないといった印象です。

iPhone6sは、3年落ちの機種とはいえ、通話・ブラウジング・メールなどで使うには全く支障がないレベルのスペックですから、「最新機種にはこだわらないけれど、iPhoneを使いたい」というユーザーにとっては、なかなか魅力的なプランではないでしょうか。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

ABOUTこの記事をかいた人

FXと節約を組み合わせた記事を書いています。 元会社員、元会社経営者にして元浪費家。現在はフリーランスで生計を立てています。もっと早くお金の正体に気づいておけばよかったな〜などと後悔しながらも、あとの祭り的人生をそれなりに楽しんでいます。