米ドル円109円台前半に戻してイースター休暇に突入。日本ではなぜイースターは流行らないのでしょうか。14日、アジア時間から薄商いが続いています。

イースター休暇です

イースター休暇とは

イースターは春分の日の後の最初の満月の後の最初の日曜日なので、毎年日にちが違います。中華圏の春節みたいですね。金曜日はグッドフライデー、土曜日はホーリーサタデー(イースターイブ)、日曜日はイースター当日、月曜日はイースターマンデーの4日間です。

イエス・キリストが金曜日に十字架に磔にされて、3日後に復活したことからの日程になっており、キリスト教圏では、クリスマスと同様の重要行事となっています。この期間は欧米各国とオセアニアで金融関係の取引場が休みになるほか、いまやキリスト教徒「数」では7千万人と世界有数となった中国(上海)でも休みです。

クリスマス、ハロウィンにつづいて日本でも大手広告代理店を中心にイースターを根づかせようと毎年キャンペーンが展開されていますが、今のところ苦戦しているようです。イースター祭は、クリスマス、ハロウィンのように彼の地でもただのお祭り騒ぎになっている状況に比して、期間中に教会に行く教徒が大半であるなど、かなり本来の宗教的な色彩が強いので、宗教観の曖昧な日本への直輸入は難しいのかもしれません。

しかも、時期的に日本はゴールデンウィーク直前ですから、経済界もここに大型のイベントを求めていない、むしろカンベンしてくれ、くらいの思惑もありそうです。ここが、秋の大型イベントが渇望されていたところに上手くハマったハロウィンとの最大の差かもしれません。

そんなわけで薄商いです

米ドル円

13日6時からの米ドル円と米10年債利回り15分足です。米国債利回りが2.2%を割り込みそうな勢いで、少し前まで2.5%をつけていたのがウソのようです。昨日23時に発表されたミシガン大学消費者信頼感指数が98.0と事前予想の96.5を上回ったことから米ドルが買われましたが、イースター休暇前ではそこまで積極的な市場意欲も見られません。

結果的に米ドル円は、14日2:00過ぎに一時109円を割り込んだものの再浮上して109円台前半を維持。アジア時間も薄商いで積極的な動意は見られず。109.10-20円のレンジとなっています。

イースター期間にもかかわらず、今夜21:30には米消費者物価指数と小売売上高が発表になりますので、一応の注意が推奨されますが、まあどんな数字が出てもお休みですからね、動かないでしょうね。

豪ドル円、豪ドル米ドル

13日6時からの豪ドル円と豪ドル米ドル15分足です。豪ドルは13日10:30の豪雇用統計が事前予想を大きく上回ったことから買われて1豪ドル=0.75米ドル台後半まで値を上げ、その後やや調整が入ったものの、14日まで水準を維持しています。イースター前の精一杯といったところでしょうか。

さらに買われるにはもう一段の材料がほしいところなのでしょうし、やはりリスクオフの地合いが重石になっているようです。こちらもイースター明けの動向が注目されますが、米金利の6月利上げ確率が既に80%に達しているとのことで、確度がさらに高まるにつれて、豪ドルにとってはやや上昇の頭を抑えられる材料となりそうです。

ループイフダン

ループイフダンは、米ドル円S15が5回、豪ドル円B40が2回の利食いでした。今週はこの組み合わせが多いですね。そして、米ドル円B15は一旦稼働を止めました。こちらは、またレンジ相場になったら両建てに戻すという基本戦術どおりにトレードしていこうと思います。

それにしても、予想していたとはいえ、今日は鳴かず飛ばずですね。月曜日もこの状況かと思うと、証券関係だけは日本も休みにしてもいいんじゃないかとすら思います。イースターが日本でも流行れば、数年後はそうなっているかもしれませんね。

 

 

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FXと節約を組み合わせた記事を書いています。 元会社員、元会社経営者にして元浪費家。現在はフリーランスで生計を立てています。もっと早くお金の正体に気づいておけばよかったな〜などと後悔しながらも、あとの祭り的人生をそれなりに楽しんでいます。