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今週の豪ドル円相場
豪ドル円日足チャート
今週の豪ドル円日足チャートです。

豪ドル円日足(新規・決済履歴)
現在稼働しているループイフダンは、豪ドル円B80・1ポジション=1万通貨です。
終値で79円台維持
今週の豪ドル円の値動きを、時間足チャートで振り返ります。
【1月28日(月)始値78.58 高値78.80円 安値78.18 終値78.33(0.25↓)】
週明けは前週終値水準の78円台なかばで寄り付き、東京時間はFRBの金融政策正常化姿勢が変更されるとの観測が広がったことから、米ドル売り・豪ドル買いが進んだため、豪ドル円も78円台後半まで上昇します。
しかし、欧州時間からは豪ドルが売られはじめ、NY時間には米キャタピラーの決算が失望となり、資源国通貨が売られる展開となりました。
それでも78円台を割り込むことはなく、60ポイント程度の狭いレンジでの推移となりました。

【1月29日(火)始値78.37 高値78.46 安値77.94 終値78.26(0.11↓)】
東京時間は日経平均が前日比で一時150円以上下落するなど軟調な展開となったことから、リスク回避の円買いが進行し、豪ドル円も一時77円台まで下落します。
その後は買い戻しが入り、欧州時間には78円台なかばまで上昇します。

【1月30日(水)始値78.26 高値79.26 安値78.17 終値79.01(0.75↑)】
この日は、朝方発表のCPI(消費者物価指数)が予想を上回ったことから、豪ドルが買われます。
欧州時間にも豪ドル買いが継続し、FOMCでは、FRBによる金融政策正常化の見直し姿勢が鮮明となり、米ドル全面売りで豪ドルも上昇し、豪ドル円は79円台となります。

【1月31日(木)始値79.01 高値79.37 安値78.86 終値79.16(0.15↑)】
東京時間は、前日のFOMCを受けて日経平均が上昇しますが、米ドル売りは一服となり豪ドル円は横ばいとなります。
東京時間から欧州時間を通して79.0円を挟んだレンジが続きますが、NY時間では米ドル円上昇に連れて一時日中高値をつけます。
その後は豪ドル米ドルの下落に連れて小緩みますが、終値でも79円台は維持します。

【2月1日(金)始値79.16 高値79.59 安値78.72 終値79.31(0.15↑)】
東京時間は、序盤に日経平均が大幅高となるなどリスクオンムードが広がりますが、中国Caixin製造業PMIが48.3と予想の49.7を大幅に下回る結果となったことから豪ドルが売られ、豪ドル円は78円台に下落します。
しかし欧州時間には買い戻され、NY時間には米雇用統計の雇用者数が30.4万人と予想の16.5万人を大幅に上回ったことから米ドル円が上昇したことに連れて豪ドル円も買われ、一時79円台なかばまで上昇します。
3は週末に向けた調整でやや売られますが、終値の79円台は維持となりました。

ループイフダン豪ドル円B80の成績
新規1回、利食い1回
ループイフダン豪ドル円B80の今週(上)年初来(下)成績は、下記のとおりです。
今週の稼働は、31日(木)に利食い1回となっています。
今年に入り、週に1回の利食いペースが続いているので、累計利益が着実に積み上がっています。
ループイフダン | 決済回数 | 売買利益 | スワップ | 決済利益 |
---|---|---|---|---|
豪ドル円B80×10lot 1/28〜2/1 | 1回 | 8,000円 | 1,601円 | 9,601円 |
ループイフダン | 売買利益 | スワップ | 決済利益 | 含み益 |
---|---|---|---|---|
豪ドル円B80 年初来 | 88,000円 | 2,790円 | 90,790円 | ▲103,983 |
豪ドル円B80 設定来(18/7/1〜) | 222,980円 | 18,295円 | 241,275円 |
来週の動き
米国は雇用統計の他経済指標が多数
オーストラリアはRBA(豪中銀)政策金利発表週です。
米国は今週も実質GDP、小売売上高、耐久財受注、貿易収支など重要指標が続きます。
中国は旧正月で静かな一週間となります。
【豪州】
- 2月4日(月)…住宅建設許可
- 5日(火)…AiGサービス業指数/貿易収支/小売売上高/RBA(豪中銀)政策金利
- 8日(金)…RBA(豪中銀)四半期金融政策報告
【米国】
- 2月4日(月)…PCEデフレータ/個人所得・支出/実質GDP
- 5日(火)…小売売上高/住宅着工件数/耐久財受注/製造業新規受注/卸売在庫
- 6日(水)…ISM非製造業景気指数/MBA住宅ローン申請指数/非農業部門労働生産指数
- 7日(木)…貿易収支/週間石油在庫/新規失業保険申請件数
- 8日(金)…卸売在庫
<講演・発言等>
※3日(日)…カシュカリミネアポリス連銀総裁タウンホールミーティングで講演
※4日(月)…メスター・クリーブランド連銀総裁、経済政策・経済見通しに関して講演
※5日(火)…トランプ大統領、一般教書演説
※6日(水)…パウエルFRB議長、タウンホールミーティングで講演
【中国】
- 指標発表予定なし
【日本】
- 7日(木)…景気動向指数/対外対内証券売買契約等の状況/外貨準備高
- 8日(金)…全世帯家計調査/国際収支
豪ドル円は79円台乗せ
引き続き米ドル円は横ばい、豪ドル米ドルがやや高い
豪ドル円(赤)・米ドル円(黄)・豪ドル米ドル(青)の日足チャートを比較します。
米ドル円は、FOMC後はやや下落していますが、基本的にはレンジの範囲内、一方で豪ドル米ドルが上昇しています。
結果として豪ドル円は豪ドル米ドル主導でやや上昇し、79円台に乗せています。

豪ドル円・米ドル円・豪ドル米ドル日足比較
豪ドル円を日足・週足一目均衡表で見ても、1月3日の急落後は、安値圏ながら上昇基調の継続が確認できます。

豪ドル円日足

豪ドル円週足
今週はオーストラリアの第4四半期CPIが前期比で+0.5%(予想+0.4%)、前年比+1.8%(予想+1.7%)となりサプライズでの豪ドル買いに繋がりましたが、それでもRBAのインフレターゲット水準(2〜3%)を下回る水準で推移しているため、豪ドルがさらに買われる動きにはなっていません。
INF破棄など安全保障上の懸念も広がる中で、米ドル円はやはり動きにくい状況が続きそうですから、しばらくは「米ドル売りでの豪ドル買い」に期待するしかないように思われます。
鉄鉱石価格が昨年11月水準まで戻ってくるなど、資源国オーストラリアにとって明るい兆しもあるにはあるのですが、やはり米中貿易戦争の影響が明確にならないうちは、豪ドルをやや底上げする程度の影響しか期待できないでしょう。
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