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今週の豪ドル円相場
豪ドル円日足チャート
豪ドル円日足チャート(一目均衡表も表示)と、私の豪ドル円B80ループイフダン取引履歴(緑=新規、ピンク=決済)です。
今週は、新規5lot×1、決済(利食い)5lot×2、という結果になりました(私は豪ドル円B80ループイフダンを1本5,000通貨で、若干稼働開始値幅をずらして合計3本=1万5000通貨運用しています)。
動いたように見えてそうでもない、新規ポジション建てすら1回という静かな週になりました。
豪ドル円は一時82円台を回復するも反落
今週の豪ドル円の値動きを、時間足チャートで振り返ります。
12月10日(月)、週明け豪ドル円は、先週サポートされた81.0円をあっさりと割り込み、下に窓を開けて80.88円で寄り付きます。
9:30発表の豪住宅ローン許可件数は2.2%と予想の-0.4%を上回り、豪ドル買いが再開となります。
週を終えてみると、この寄り直後の80.71円が週最安値で、14日(金)の東京時間までは、ところどころ小緩むも、上昇基調をキープします。
この日はNY時間序盤にやや下落しますが、その後は持ち直して81.48円での引けとなります。

11日(火)日は、9:30発表の豪住宅価格指数が-1.5%と事前予想の-1.6%よりやや強い数字でしたが、豪ドルはほぼ無反応でした。
東京時間から欧州時間序盤までは横ばいで推移しますが、その後は再び上昇して23時台に81.79円と日中高値をつけます。
その後は豪ドルには特段の材料がない中で、欧州時間なかばにブレグジット関連の情報で欧州通過が大きく下落し、豪ドルもつれ安の動きかと思われましたが、持ち直してユーロ売りによる米ドル円上昇、米ドル円上昇による豪ドル円上昇に引っ張られて上昇します。
NY時間に入りやや下落し、終値は前日終値同水準の81.67円。

12日(水)は、8:30のWestpac消費者信頼感指数が0.1%(事前予想なし)と発表され、これに反応したのか明確ではありませんが、いずれにしても豪ドルは上昇して豪ドル円は10時台に82.04円と、一時12月6日以来となる82円台を回復します。
しかし、すぐに押し戻されてその後はNYクローズまでほぼ一貫して売られ81.78円と3日連続ほぼ同水準の終値となります。

13日(木)は、米中貿易協議が進展するとの観測が広がり、リスクオンから豪ドルも買われます。
14時台には82円に乗せ、欧州時間中盤で一度下落して81円台に押し戻されるも、再び回復して1時台には週の高値となる82.19円をつけます。
その後はやや売られますが、終値ベースでは12月5日以来となる、終値82.08円。

14日(金)の豪ドル円は、トランプ大統領の元個人弁護士が女性スキャンダルの口止料支払に同席していたとの報道を嫌気して下落したダウ先物を眺めてのリスクオフから、一転して朝から売られ、東京時間序盤で81円台なかばまで下落します。
一旦下げ止まるも、欧州時間には売りが再開し、直後の独・仏経済指標が弱かったことを受けて欧州株安、ユーロ安でさらにリスクオフムードが広がります。
ユーロ米ドルは17時台に1.13のストップロスを巻き込み、一時1.2669と大きく下落したことに豪ドル米ドルも連れて、ここでは豪ドル円も81.27円まで下落します。
結局その後も戻りは鈍く、豪ドル円は81.32円で週の引けとなっています。

ループイフダン豪ドル円B80の成績
新規1回、利食い2回
ループイフダン豪ドル円B80の今週(上)年初来(下)成績は、下記のとおりです。
80円台後半から82円台前半までの値動きがあったので、もう少し売買があってもよかったように思いますが、ループイフダンB80を仕掛けている値幅との相性が悪かったという感じでしょうか。
ループイフダン | 数量 | 売買利益 | スワップ | 決済利益 |
---|---|---|---|---|
豪ドル円B80 12/10〜12/14 | 1.5万通貨 (5千通貨×3) | 8,000円 | 235円 | 8,235円 |
ループイフダン | 数量 | 売買利益 | スワップ | 決済利益 |
---|---|---|---|---|
豪ドル円B80 年初来 | 1.5万通貨 (5千通貨×3) | 439,461円 | 34,351円 | 473,812円 |
来週の動き
米FOMC、豪RBA政策理事会議事録と雇用統計
米ドル円関連では、米FOMCで利上げが確実視されておりサプライズはないと思われますが、来年の利上げ姿勢についてパウエル議長の発言に注目が集まります。
オーストラリアはRBA政策理事会議事録と雇用統計の公表があり、とくに雇用統計は注目度が高くなっています。
重要指標が木曜日に集中しているため、月曜日から水曜日までは様子見相場が続く可能性がありそうですね。
- 17日(月)…米ニューヨーク連銀製造業景気指数
- 18日(火)…米NAHB住宅市場指数/米対米証券投資/豪RBA政策理事会議事録/米住宅着工件数
- 19日(水)…豪Westpac先行指数/米MBA住宅ローン申請指数/米経常収支
- 20日(木)…米中古住宅販売件数/日日銀政策金利/日貿易統計/米週間石油在庫統計/米FOMC/豪新規雇用者数/豪失業率/米フィラデルフィア連銀景況指数/米新規失業保険申請件数
- 21日(金)…米景気先行指数/日消費者物価指数/日チェーンストア販売額/米実質GDP/米耐久財受注
- 22日(土)…米個人消費支出/米個人所得/米ミシガン大学消費者態度指数/米個人消費支出
ループイフダン米ドル円B15
米ドル円は113円の足場を固めたか
今週の米ドル円は、10日月曜日に以外とあっさり113円に乗せた後は、そこまで危なげもなく113円台をキープしました。
とはいえ非常に小動きで113.10-65円の狭いレンジでの緩慢な値動きとなったため、ループイフダンB15の利食いもそこまで捗りませんでした。
それでも含み損が小さくなり、確定利益からこれを差し引いても、しっかり4万円台を確保することができるまでに利益が積み上がってきました。
米ドル円ループイフダン稼働環境
- 8月10日から稼働
- 「ループイフダンUSD/JPYB15」1本1,000通貨
- 稼働停止時には、建てたポジションをすべて決済する
集計日 | 累計利食い回数 | 累計為替利益 | 累計スワップ | 累計決済利益 | 含み損益 |
---|---|---|---|---|---|
12月15日 | 287回 | 42,336円 | 4,569円 | 46,905円 | ▲2,441円 |
12月8日 | 271回 | 39,936円 | 4,293円 | 44,229円 | ▲9,766円 |
12月1日 | 257回 | 37,836円 | 4,208円 | 42,044円 | ▲2,007円 |
11月24日 | 243回 | 35,736円 | 3,710円 | 39,446円 | ▲6,826円 |
11月17日 | 235回 | 34,536円 | 3,605円 | 38,141円 | ▲9,010円 |
11月10日 | 219回 | 32,136円 | 3,271円 | 35,407円 | ▲683円 |
11月3日 | 201回 | 29,436円 | 2,296円 | 31,732円 | ▲4,714円 |
10月27日 | 181回 | 26,436円 | 1,446円 | 27,882円 | ▲22,277円 |
10月20日 | 163回 | 23,736円 | 1,318円 | 25,054円 | ▲12,627円 |
10月13日 | 147回 | 21,336円 | 1,158円 | 22,494円 | ▲18,505円 |
10月6日 | 129回 | 18,636円 | 1,086円 | 19,722円 | ▲2,538円 |
9月29日 | 113回 | 16,431円 | 1,029円 | 17,460円 | 44円 |
一目均衡表で見ると、日足は基準線がサポートになっており、転換線が下落しているのがやや不吉ではあります。
週足は、転換線は明確に下抜いていますが、基準線まではやや距離があります。
また、113.65円のあたりで異常に上値が重くなるので、ここで何度も跳ね返されていると、「攻め疲れ」のようになり下落トレンドに変化、というシナリオもないではないので、いつでもループイフダンを止める準備はしておかなければなりません。
豪ドル円は方向感のない動きが継続
豪ドル円が80〜84円のレンジを抜ける材料とは
今週の豪ドル円は、引き続き豪ドル材料というよりも米中貿易戦争や欧州経済に反応した値動きの継続となりました。
豪ドル円週足チャートであらためて振り返ると、今年は89円前後から2月のVIXショックで83円台に下落し、その後は9月・10月に下値を拡大した短期間を除いて、ずっと80円〜84円のレンジが継続しています。
中でもとりわけ滞在時間が長いのは81円〜83円で、11月以降は先週の84円攻めの一瞬を除いて、ほとんどこのレンジに滞在しています。
ブレイクの可能性もないではないと思いますが、来週末はクリスマス・イブということで閑散相場に向かいますので、積極的に動意が生じるとは考えにくい時期に入ってしまいました。
薄商いのところに米中貿易戦争やブレグジット関連でネガティブな材料が出ることには一応の警戒を払う必要がありますが、私としては、まあわざわざクリスマスから年末年始の時期にやらないだろう、という楽観的な見方をしています。
まずは来週の豪雇用統計で、新規雇用者数が先月発表(10月分)が+3.28万人(事前予想+2万人)と非常に強い内容だったことで利上げ期待が高まっているところ、どのような結果とマーケットの反応になるかを注視したいと思います。
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