週明け、米ドル円は113円台後半を伺うジリ高基調。北朝鮮リスクの影響は限定的です。

14日の北朝鮮によるミサイル発射を受けて週明け市場への影響が懸念されましたが、序盤こそややリスク回避ムードからの円高反応があったものの、113.10円前後と限定的だったことから安心感が広がり、その後は米ドル円もジリ高基調となっています。

北朝鮮問題は、ロシアのプーチン大統領が関わってから、やや風向きが変わったところがありますね。仮に金正恩体制の解体が進められるときの利権に乗り遅れないようにという思惑でしょうが、ここにきて1953年の朝鮮戦争の停戦協定も意識されていると思われます。

欧州時間では、NY原油先物が一時49.45米ドルと4月28日以来の水準まで回復したことが好感されてリスク選好ムードに。資源国を軸とした米ドル売り・円売りもやや広がり米ドル円は一時113.72円をつけました。その後は113円台前半まで押し戻されましたが、21:00現在で113.50円前後と上値への意欲を残しており、この後のNY市場の反応が注目されます。

米ドル円、米10年債

12日金曜日6時からの米ドル円と米10年債利回り15分足です。米10年債利回りが2.32%前後と冴えないので、ようやく復調しつつある米ドル円の連れ安を誘っている状況です。米ドル円じたいは、値動きを見るかぎり上値への動意が十分に見られますので、今のところ上値を追う材料を探しているという感じもあります。

豪ドル円、豪ドル米ドル

12日金曜日6時からの豪ドル円と豪ドル米ドル15分足です。豪ドル米ドルは寄り後に0.74まで値を上げましたが、11:00発表の中国の小売売上高、鉱工業生産がともに予想を下回ったことから早速下落しました。しかし、先述のとおり欧州時間に入りNY原油高からのリスク選好ムードに支持されて豪ドルも買われ、21;00現在0.7440前後まで上げています。

ループイフダン

15日のループイフダンは米ドル円B15が2回、豪ドル円B40が1回の利食いです。豪ドル買いが進んでいるので、この後の豪ドル円B40の活躍に期待したいと思います。

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FXと節約を組み合わせた記事を書いています。 元会社員、元会社経営者にして元浪費家。現在はフリーランスで生計を立てています。もっと早くお金の正体に気づいておけばよかったな〜などと後悔しながらも、あとの祭り的人生をそれなりに楽しんでいます。