くりっく株365のFTSE100は、ふたたび一時7000割れとなるも反発。1月14日週の英EU離脱案議会採決に向けて、今週の材料が注目されます。

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FTSE100の週終値は7127(前週終値比+92)

一時ふたたび7000割れ

FTSE100の日足チャートです。

FTSE100(くりっく株365)日足

FTSE100(くりっく株365)日足

この週のFTSE100は、2018年12月31日(月)が16:00〜21:30、1月1日(火)は休場、1月2日(水)からようやく通常どおりと稼働時間が少なかった上に、年末年始の閑散相場ではありましたが、年末から年明けにかけて、一時7000を割り込むなどの動意がみられました。

FTSE100と英ポンド米ドル・今週の振り返り

2018年12月31日に伝えられた英国関連ニュース
  • メイ首相のEU離脱案が否決された場合、英国議会はブレグジットの期限の先送りを模索しているもよう(英紙報道)

2018年12月31日の英ポンド米ドルは、前週終値付近の1.2690で寄り付きます。

その後は、年末休暇で特に材料がない中、欧州時間には英ポンドが買われ、英ポンド米ドルは、ロンドンフィクス前後には1.2813まで上昇しますが、その後は売られて1.2752での年終値となります。

一方でFTSE100は、16:00〜21:30と短い取引時間ながら、引け直前に7000を割り込んで6991で年の終値となりました。

FTSE100時間足(18年12月31日)
英ポンド米ドル時間足(18年12月31日)

 

【1月1日(火)・・・休場】

 

2019年1月2日に伝えられた英国関連ニュース
  • 製造業PMI(購買担当者景気指数、12月)54.2(予想53.6)

元日休場明けとなる2019年1月2日(火)の英ポンド米ドルは、1.2782で寄り付いた後に上下約80pips幅で乱暴な値動きとなりますが、すぐに落ち着き、1.2750にややレンジを切り下げて推移します。

ところが欧州時間に入ると下落を開始、18:30発表の製造業PMIが強い内容だったにもかかわらず下落が止まらず、ロンドンフィクス前後には1.2580まで下落します。

FTSE100は、前年末の流れを受けて7000割れの6985で寄り付き、18時台には週の安値となる6964まで下値を拡大します。

ここで一旦反発し、19時台には7000を回復、NY時間に入り3時には7079まで上昇します。

その後はやや売られ、この日の終値は7068。

FTSE100時間足(1月2日)
英ポンド米ドル時間足(1月2日)
3日に伝えられた英国関連ニュース
  • バークレー英EU離脱担当相発言「もし議会が首相の離脱協定案を否決すれば、合意なきEU離脱の可能性は高まる」
  • 建設業PMI(12月)52.8(予想52.9)
  • 「英政府とEU離脱計画に関するこれ以上の協議はおこなわない」「ブレグジット合意に再交渉はない」「提出されたブレグジット合意が最善かつ唯一のもの」(EU報道官)

3日(木)の英ポンド米ドルは、寄り付き直後の7:30頃、為替市場のフラッシュ・クラッシュが発生し、英ポンド米ドルも英ポンド円に連れて1.2599から一時1.2429まで急落しますが、この程度は英ポンドとしては珍しくない値動き幅だったと言えます。

ストレートドルにとっては絶好の買い場となったのか、すぐに1.2550付近まで戻り、NY時間の1時台には1.2646と急落前の水準まで上昇します。

終値は1.2626。

16時取引開始のFTSE100は、朝のフラッシュ・クラッシュからマーケットがかなり落ち着きを取り戻した中でのスタートとなったため、前日終値よりむしろ高く7115で寄り付きます。

その後は7037まで小緩みますが、7000割れを試すような値動きにはならず、7040-7120と、FTSE100としてはやや広めのレンジで推移した後、7051で引けます。

英国EU離脱に関して、要人によるネガティブな発言も報じられましたが、為替・株市場ともに材料視されなかったようです。

FTSE100時間足(1月3日)
英ポンド米ドル時間足(1月3日)
4日に伝えられた英国関連ニュース
  • ネーションワイド住宅価格指数(12月)前月比-0.7%(予想0.1%)、前年比0.5%(予想1.5%)
  • 非製造業PMI(12月、購買担当者景気指数)51.2(予想50.7)
  • メイ首相とユンケル欧州委員長が午後に電話会談予定

4日(金)の英ポンド米ドルは1.2626で寄った後に、東京時間では横ばい推移となります。

欧州時間序盤では、16:00発表のネーションワイド住宅価格指数が弱い内容だったもののジリジリと値を上げはじめ、18:30発表の非製造業PMIが、こちらは強い内容だったため19時台には1.2693までさらに上昇。

ロンドンフィクスに向けては一時1.2616まで小緩みますが、米雇用統計後のパウエルFRB議長発言を受けて0時台には1.2722まで再上昇、その後も1.2743まで上値を広げて、週の終値は1.2721。

FTSE100も、この日は英ポンド買いに押されることなく上昇基調をキープします。

7061で寄り付いた後、18時台から上昇を開始してロンドンフィクス前後には7150、3時台には7161と週の高値を更新します。

その後はやや売られて終値は7127となりますが、終値としては昨年12月20日以来の水準まで回復しており、日足チャートでは4手連続で上値を切り上げていることからも、ややムードが改善したようにも見えます。

FTSE100時間足(1月4日)
英ポンド米ドル時間足(1月4日)

今週発表される英国経済指標・要人発言

いつも書いていますが、10日(木)のカーニーBOE総裁発言は、たまに空気を読まない発言があるので、注意が必要です。

その後の英国経済指標の重要度は高くありませんが、10日の米FOMC後の値動きに対する備えに加え、週明け14日には英EU離脱案の議会採決が予定されているため、週末に向けて要人発言など慌ただしくなる可能性を考えておく必要がありそうです。

  • 7日(月)…なし
  • 8日(火)…HBOS住宅価格
  • 9日(水)…なし
  • 10日(木)…カーニーBOE総裁発言/BRC(英小売連合)小売売上高調査
  • 11日(金)…商品貿易収支/貿易収支/鉱工業生産指数/製造業生産指数/月次国内総生産

配当と支払金利

2018年のFTSE100年間利回りが確定

2018/1/2〜12/31受取配当支払金利差引利益(A)必要証拠金(B)

※2018/12/31〜2019/1/4
A÷B
FTSE10030,945円8,729円22,216円26,000円85.45%
NYダウ56,692円61,425円▲4,733円58,580円▲8.08%
日経22540,834円0円40,834円59,300円70.04%
DAX0円1,280円▲1,280円26,200円▲4.89%

2018年の年初から今週月曜日(2018年12月31日)までの受取配当から支払金利を差し引いた実質利回りを計算しています。

FTSE100の必要証拠金に対する年間利回りは85.45%と、くりっく株365の4商品の中ではトップですが、2位の日経225の70.04%とは思ったほど差が開きませんでした。

理由としては、FTSE100の支払金利が復活したことに加え、日経225では証拠金が引き下げれたうえに支払金利が年間を通して0だったことが要因です。

NYダウとDAXの利回りに関してはマイナスなので、くりっく株365における配当取りは、FTSE100か日経225の二択ということになります。

2019年の配当利回り

2019/1/2〜1/4受取配当支払金利差引利益(A)必要証拠金(B)※()内は前回A÷B
FTSE10078円54円24円26,000円(26,000円)0.09%
NYダウ1,031円325円706円68,980円(58,580円)1.02%
日経2250円0円0円64,170円(59,300円)0%
DAX0円0円0円26,200円(26,200円)0%

2019年はまだ1月2日から4日までの3日間ですが、FTSE100とNYダウには、早くも配当と支払金利が発生しています。

FTSE100、NYダウともに、今年は支払金利がどの程度まで上昇するかが注目されます。

FTSE100は一旦底打ちの可能性

6000台への下落を試し底打ちか

この週は、3日(水)の為替市場でのフラッシュ・クラッシュ、4日(木)の米国株暴落、5日(金)は米国株急騰と非常に慌ただしい年初となりましたが、FTSE100は比較的落ち着いた値動きの中で、しっかりと上値を拡大しました。

週足チャートを確認すると、2017年初以来、終値が7000を割り込んだのは昨年3月19日の週だけであり、この水準がかなり強いサポートになっていることが、今週もあらためて確認されました。

FTSE100(くりっく株365)週足

FTSE100(くりっく株365)週足

ただ、14日週に予定されているEU離脱案議会採決の結果如何では、このサポートがあっさり陥落して6000台に下落、今度は戻りの値動きに対する強力なレジスタンスになるというシナリオも否定できないため、積極的に新規で買う場面ではないと判断しています。

一部報道によれば、英議会の8割の議員がメイ政権の離脱案に反対しているとされており、否決の後は離脱期限の先送りを模索しているとも伝えられています。

そうなると、不確実性を抱えたままで、FTSE100も昨年のような長期にわたる横ばい相場が継続する可能性があります。

横ばい相場そのものは配当取りトレードにとって悪いことではありませんが、昨年のような常に下値リスクを抱えた中での横ばいは、精神的にきついものがあるので、やはり、最低限わかっている悪材料は出尽くしたところでの新規ポジション建てを狙いたいものです。

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ABOUTこの記事をかいた人

そうたろう

FXと節約を組み合わせた記事を書いています。 元会社員、元会社経営者にして元浪費家。現在はフリーランスで生計を立てています。もっと早くお金の正体に気づいておけばよかったな〜などと後悔しながらも、あとの祭り的人生をそれなりに楽しんでいます。