ループイフダン豪ドル円B80
豪ドル円日足チャート(一目均衡表も表示)と、私の豪ドル円B80ループイフダン取引履歴(緑=新規、ピンク=決済)です。
豪ドル円B80の今週は、新規5lot×4、決済(利食い)5lot×3、という結果になりました(私は豪ドル円B80ループイフダンを1本5,000通貨で、若干稼働開始値幅をずらして合計3本=1万5000通貨運用しています)。
今週の豪ドル円は、大まかに言うと16日(月)〜18日(水)まではジリ高、19日(木)・20日(金)はトランプ大統領発言で急落、という流れになりました。
18日(水)には一時83.905円と84円台を攻める勢いだったのですが、20日には82円台前半まで押し戻されるという、なかなかボラタイルな値動きではありましたが、ループイフダンとしては悪くない値動きだったと思います。
おかげで私のループイフダンも、上がったところで2本利食いし、下がったところでその2本を含め合計3本新規ポジションを建てるという効率的な稼働となりました。
20日のトランプ大統領発言の後は、週末要因もあり戻りが鈍かったように思いますが、週明けでどの程度地合いが回復するか注目したいと思います。
良くも悪くも、貿易戦争などでマーケットが悪材料に慣れてきた感はあるので、この程度で一気に下落トレンドに突入、というのはちょっと考えにくいシナリオではないかと思います。
ループイフダン豪ドル円B80
ループイフダン豪ドル円B80の今週(上)年初来(下)成績は、下記のとおりです。
ループイフダン | 数量 | 売買利益 | スワップ | 決済利益 |
---|---|---|---|---|
豪ドル円B80 7/16〜7/20 | 1.5万通貨 (5千通貨×3) | 12,000円 | 2,369円 | 14,369円 |
ループイフダン | 数量 | 売買利益 | スワップ | 決済利益 |
---|---|---|---|---|
豪ドル円B80 年初来 | 1.5万通貨 (5千通貨×3) | 215,461円 | 7,393円 | 229,451円 |
米ドル円と豪ドル米ドル
豪ドル円は、米ドル円と豪ドル米ドルをかけ合わせた合成通貨ペアです(クロス円)。
ということで、今週も米ドル円と豪ドル米ドルのチャートを見てみたいと思います。
米ドル円と豪ドル米ドルのそれぞれ日足チャート(一目均衡表)です。米ドル円は、先週以降の上昇地合いで18日には1月9日以来の113円をつけましたが、先のとおり19・20日のトランプ大統領発言で急落。結局、111.42円で週引けとなっています。
豪ドル米ドルは、基本的に週前半の米ドル買いに対しての売り、週後半の米ドル売りに対しての買いという動きでしたが、19日(木)発表の豪雇用統計雇用者数が1.65万人の事前予想に対して5.09万人と非常に強い数字だったため、ひさびさのポジティブサプライズとなり、一時0.7439まで値を上げました。結局、その後の米ドル売り豪ドル買いの中でも週引けまでこの水準を超えることはできなかったので、豪ドル自体の地合いとしては、やはりあまり強くはないのだと思います。
米ドル円長期チャート
米ドル円を週足チャートで見ると、陰線の下落は一目均衡表雲の上限(111.40円)で止められた形ですが、寄りは112.35円、引けは111.42円と先週2円急伸した分を半分消す動きとなりました。
米中貿易戦争に関しては相変わらずでしたが、マーケットに耐性がついてきたところで、今度はトランプ大統領がFRB利上げや、また中国やEUの為替操作についても口出ししてきたということで、それ自体が直接米ドル安を招来するものと考える市場関係者は少ないと思われるものの、とりあえず米ドルは積極的に買いにくくなったということだと思います。
また、先週米ドル円であれだけ米ドルが強かったのでロングにしていた投資家が19・20日で一気にポジションを損切りして下げ、週末ということでポジションを建て直すこともなく引けた、というあたりでここまで下がったと見ています。
20日のダウは▲6.4とほぼ前日水準ですし、VIXも12.9とそこまで上昇していないことからも、来週はまた、下がった分のやり直しが意識されるのではないでしょうか。
豪ドル米ドル長期チャート
豪ドル米ドルは、0.7416の寄り、0.7415で若干の下落ですが、陰線での引けとなりました。
既に2017年5月安値の0.7328は何度も下抜いていますので、強いサポートとして機能しているとは考えにくいのですが、ここを明確に下抜けると2016年12月安値の0.7157あたりまで明確な目安がないので、来週、下値を拡大した場合には注意を持って見守る必要がありそうです。
来週の動き
来週はオーストラリア関連では指標が少なく、米国関連が中心となります。
- 23日(月)…米中古住宅販売件数
- 24日(火)…米住宅価格指数
- 25日(水)…豪消費者物価指数/米MBA住宅ローン申請件数/米新築住宅販売件数/米主観石油在庫統計
- 26日(木)…米卸売在庫/米耐久財受注/米新規失業保険申請件数
- 27日(金)…豪生産者物価指数/米実質GDP/米ミシガン大学消費者信頼感指数
米ドルインデックスを見ると大きく下落しているとはいえ、3月26日からの長期的な上昇トレンドを割り込んではいないので、少なくともテクニカル的にはまだ回復余地があると見るのが自然です。
今年は、昨年のように北朝鮮のミサイル発射で米ドル円が急落という場面はなくなりましたが、同じかそれ以上の値幅で、中間選挙を控えたトランプ大統領の発言が影響を与えています。
11月の中間選挙までこういった動きはさらに激しくなるでしょうし、そのたびにマーケットが反応するのもやむを得ないことではありますが、昨年の北朝鮮や今年の米中貿易戦争を見ても、マーケットが耐性をつけるのは意外と早いので、「ああ、またなんか言ってるよ」ぐらいの材料になっていくのではないでしょうか。
終身国家主席となった習近平氏が不気味な沈黙を保っているのは、トランプ大統領との余裕の違いと見ることもできますし、その意味では、任期が最長であと6年であり、その地位すら所詮ポピュリズムでしか保てないトランプ大統領が憐れにすら感じてしまうのは、考え過ぎでしょうか。
ちなみに、アメリカ人男性の平均寿命は76.1歳(2016年)であり、現在72歳のトランプ大統領が再任されたとして、平均的に見て任期中に亡くなる可能性はそう低くないと思うのですが、これをアメリカ国民やトランプ大統領支持者はどのように見ているのか、疑問を感じずにはいられません。
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