日銀の指値オペ
3日は14:00に予定されていた日銀の指値オペが突如12:30に通知されたため、長期・超長期金利抑制姿勢が明確と判断した市場が円を売り、数分間で60pips程度の円安になり、22:30の雇用統計まで、ズルズルと113.10あたりのレートを引きずった感じです。長期金利を抑制すれば通貨安に向かうのは当然のことで、それを中央銀行のオペでやっておきながら「円安誘導はしていない」というのも、正直なところちょっと無理がある感じがしますね。来週の日米首脳会談に向けて、悪い材料にならなければ良いのですが。
1月アメリカ雇用統計
さて、3日22:30はアメリカ雇用統計が発表になりました。
- 米国非農業部門雇用者数 予想 +18.0万人→結果 +22.7万人
- 米国失業率 予想 4.7%→結果 4.8%
- 平均時給 予想 +2.7%→結果 +2.5%
1勝2敗の結果なのですが、市場はネガティブな反応を示し、112円台後半を中心に乱高下した後は、23:30現在で112.70円あたりで落ち着き始めています。まあ、「1勝」は雇用者数なので、予想より約5万人プラスとはいえアメリカの全就業者数が1億5000万人であることを考えると、誤差の範囲以下とも言えますよね。
同じ時間の豪ドル米ドル1分足です。最近めっぽう強いオセアニア通貨ですが、2日からやや調整ムードだったものの今回は勢い良く反応し、50pipsほど上げて0.7675あたりを中心とした値動きになっています。
豪ドル円と比較するとわかりやすいのですが、上昇が米ドル円下落で相殺されています。最近のオセアニア通貨・資源国通貨高をトレードに活かすのであれば、やはりドルストレートのほうが良さそうです。
ループイフダンはS15のみ利食い
米ドル円はざっくり言って80pips下がって35pips上がる、という展開だったので、さすがにB50は作動せず、米ドル円S15だけが8回利食いしました。豪ドル円は先ほどのチャートのとおり、あまり値動きがなかったので利食いなしです。最近、収益全体に占める米ドル円S15依存率がかなり高まっているので、稼働を止めるにもどこで止めようか悩ましいところです。10日の首脳会談は、いかに円高のシナリオを食い止めるか(110円前後?)という攻防でしょうから、米ドル円116円以上を試すという展開は、ちょっと考えにくいんですよね。ということは、いましばらくはS15も動かしておいて良いかも、などと考えています。明日、今週のトレード結果を分析しながら、検討してみたいと思っています。
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