子供の頃から、無意識に習慣としてとっている行動は、なかなか客観視できないものです。その一つが「風呂あがりのバスタオル」ではないでしょうか。
かくいう私も、物心ついて以来ウン十年、風呂やシャワーの後には、当たり前のようにバスタオルを使って髪や体を拭いていました。
でもバスタオルって、使うときは快適なのですが、洗って干すのが大変なんですよね。だから、バスタオルは何日も洗わないという人もいたりするのでしょう。
私の場合は、「男ひとりで不潔になったら終わり」という、ある種の強迫観念のもとに、1度使ったバスタオルは必ず洗うようにしているので、洗濯物に占めるバスタオルの割合が、多いときで半分を超えることもありました。
ところが梅雨の季節や冬場なんかは、干してもバスタオルだけは一日で乾かないので、けっこうストレスだったりします。
そこで、バスタオルを全てフェイスタオルに置き換え、どの程度の不便が生じるか試してみることにしました。購入したフェイスタオルはこちらです。
届いて実物を手にしてみると、思っていたよりは若干薄く、どの程度吸水するのか疑念が生じました。
まあこれは、洗いやすさ(乾きやすさ)とのトレードオフですから、あまり分厚いフェイスタオルだと、バスタオルと変わらない洗濯の手間がかかってしまい、置き換えの意味がありません。
しかし、実際に使ってみると、もちろんバスタオルほどは水分を吸わないのですが、まあ許容範囲といった感じです。コツとしては、タオルを使う前に、髪や体についた水分を、手で払うように落とすことです。これをやるかやらないかで、かなりの差が出ます。
髪に残る水分は、どうしてもバスタオルで拭いたときより多くなり、ドライヤーで乾きにくくなりますが、短髪であれば、ドライヤーの時間が1分程度長くなるかどうか、という感じです。
さすがにロングヘアーの方は、この置き換えは難しいと思いますが、女性でもショートかセミロングくらいなら問題ないと思います(女性は平均的に体の表面積も男性より小さいので)。
そして洗濯は、バスタオルがなくなったことで快適そのものになりました。こんなにも違うものかと、感動をおぼえるほどです。干す作業時間も短縮できるので、ドライヤーで余分にかかった1分くらいは簡単に取り戻せそうです。
バスタオルの撤廃は、当たり前に続けている習慣を見直すことが、生活を快適にするという良い事例になったと思います。
洗濯物の乾燥に悩まされる梅雨時ですから、私と同じような悩みを抱える方は、ぜひ置き換えを検討してみてください。
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