北海道胆振東部地震の影響
予約キャンセルが相次ぐホテル・旅館
9月6日に発生した北海道胆振東部地震の影響で、北海道の宿泊施設では、予約のキャンセルが相次いでいるようです。
CHECK!北海道宿泊キャンセル50万人、影響100億円(読売新聞)
主に外国人観光客のキャンセルが多いと思われますが、ホテル予約サイトで検索してみると、例年は秋の観光シーズンで満室に近いこの時期にもかかわらず、今週末(9月14日からの3連休)の予約が取れるという異常な状況になっています。
北海道(札幌)の現在は、実際どうなの?
札幌で飲食店を経営している知り合いに、現在の状況についていくつか質問をしてみました。
Q:余震はまだ多いのでしょうか?
A:札幌では、まだ体に感じる地震が、1日数回程度続いているが、身の危険を感じるほどの大きな揺れはない。
Q:道民の生活はどの程度復旧していますか?
A:震源に近い厚真町やむかわ町などでは避難所で生活している方も多く、まだまだという状況。札幌でも一部、避難所生活をしている方もいる。その他の地域では、節電要請の影響でやや不便はあるが、ほぼ地震以前の生活に戻りつつある。
Q:「自粛ムード」はありますか?
A:ものすごくはしゃぐというのは抵抗を感じる方が多いようだが、飲み会などの開催そのものを控えるという感じではない。日本では、この数年で大きな地震が続いたので、こういう時でも経済を回さなければならないというマインドが定着してきたように思う。
Q:観光客が減っている実感はありますか?
A:札幌では、外国人観光客をほとんど見なくなった。日本人観光客も減っていると思う。
Q:観光客が北海道に行って、不便を強いられるようなことはありますか?
A:例えば大きなビルだと、数基あるエレベーターの1基が節電で止まっているとか、その程度だと思う。逆に、観光スポットは空いているから、回りやすいと思う。
Q:道民が大変なときに、遊びに行って良いものでしょうか?
A:それは逆で、ものすごく歓迎されると思う。ホテルや飲食店では、自発的に「北海道応援プラン」みたいなサービスをやっているところも多いので、利用してもらえると、とても励みになるはず。
道民にもいろいろな意見があると思いますが、被災した方や、避難している方に対する常識的な気遣いを忘れなければ、むしろ「北海道に来てお金を使って!」というのが総意だと私は理解しました。
おトクに北海道旅行ができるチャンス
自主的な割安プランが提供されている
今後、補助金などを利用した本格的な「復興プラン」も提供されると思いますが(後述)、既に、事業者が自主的に提供する割引プランなどが始まっています。
例えば現在、じゃらんでは、札幌の宿泊予約で検索すると、「クーポン」が表示されるホテルが多くヒットします。
ちなみに、検索した宿泊日は9月20日(来週)です。
直前の予約で割引クーポンが利用できるというのは非常に珍しいことですし、本来観光シーズンのこの時期としては、割引前の料金そのものが割安に設定されているので、二重におトクと言えるかもしれません。
レンタカーも安い
他にも、じゃらんレンタカーでは、タイムズカーレンタルが独自の割引プランを用意しています。
じゃらんレンタカーではクーポンも使えるので、併用すると、かなりおトクに利用できると思います。
北海道へはLCCでおトクに移動
9月14日の15時からは、バニラエアの「わくわくバニラセール」が実施されます。
搭乗期間は10月1日〜12月21日までの便が対象で、成田空港〜新千歳空港が2,380円から、成田空港〜函館空港は、なんと1980円からと大変おトクな価格設定になっています。
CHECK!わくわくバニラセール
LCCのセールに関するニュースは「LCCjp」が便利なので、ぜひ、こまめにチェックするようにしてください。
CHECK!LCCjp「LCCニュース・セール」
「九州ふっこう割」の北海道版に期待
熊本地震の後に、遠のいた客足を呼び戻すために、宿泊費などが最大7割引になる「九州ふっこう割」が実施されたのは、まだ記憶に新しいところですが、これは、2016年4月の地震発生から3ヶ月もかからず、同年7月1日から実施されています。
おそらく、今回の北海道胆振東部地震においても同様な動きがあると思われますので、この冬は、さらにおトクに北海道旅行に行ける機会がありそうです。
冬の北海道は温泉も最高ですし、何より海の幸がとても美味しい季節です。
市場で食べたホッケの開きは、30cmくらいありました。
私はスープカリーも大好きです。
今からプランを立てて、この冬の旅行には、ぜひ北海道に行っていただきたいと思います。
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