今夜いよいよFOMC
先週の3大リスクイベントから目立った材料もなく、米ドル円とユーロ米ドルが40pips程度しか値動きしないという過剰な様子見相場の中、FOMCまでの間に少々雰囲気がだれ始めている感はあります。
そのFOMCも6月利上げは織り込み済として、重要なのは声明と12月からのバランスシート縮小についてのコメントになってきます。最近の米指標の弱さを受けて、声明がハト派的な内容になれば、直接的な反応として米国株が買われて米ドルが売られるということになりそうなものですが、米国株が買われると反射的に債券が売られますから、利回りが上昇して結果的には米ドル高の反応のほうが強く出るのではないか、などという意見もあるようです。いずれにしても、直近のインフレ率の下振れについてのコメントには注目が集まります。
今日の米指標は、平時であればそれなりに重要なCPIと小売売上高なのですが、FOMCを前にして反応しづらいところではないかと思います。指標が強く、一旦米ドル円が上がることがあれば売りで入って浅めに利確、くらいの使い方かと思っています。
21:30 米消費者物価指数(コア、前月比/前年比)
21:30 米消費者物価指数(前月比/前年比)
21:30 米小売売上高(前月比、除自動車前月比)
主要国通貨で唯一動きのある英ポンは、さすがに売られすぎたのか、一旦やや買い戻しの動きが見られます。また、マイナーな加ドル円は昨日ショートでエントリしましたが、雲行きが怪しいのですぐに利確しましたが、その後も上昇を続けているので良い判断でした。ポロズ加銀総裁がラジオで「異例な低金利」「住宅ローン借り換えは利上げを考慮すべき」などと発言したことがさらなる加ドル上げの要因のようです。退屈だからといって、よく知らないものには手を出すなという典型事例になってしまうところでした。
米ドル円、米10年債
13日6:00からの米ドル円と米10年債利回り15分足です。米ドル円が全然動きません。小動きながら、14日のロンドン時間に入って、10年債利回りは下落しているのに米ドル円が上昇するという現象が見られます。両者の相関性がまちまちの状況が昨日から散見され、これが今日の指標とFOMCでどのように現れるのか、注意が必要かと思います。
豪ドル円、豪ドル米ドル
13日6:00からの豪ドル円と豪ドル米ドル15分足です。豪ドル米ドルが、いよいよ4月17日以来約2ヶ月ぶりの0.76を射程距離に入れたか、という値動きになっています。FOMCで一旦豪ドルが売られる公算が高いと思われますが、0.75を割り込むことがなければ、各主要通貨も買い材料に乏しいので豪ドルにも再度買いが回ってきそうなところではあります。豪ドル円は、米ドル円がやや米ドル高なこともあって堅調に83.50円近辺まで値を上げています。
ループイフダン
13日のループイフダンは、結局米ドル円S15が2回のみの利食いでした。14日は欧州時間に入ってようやく豪ドル円B40が1回利食いしましたが、今週はこれが米ドル円S15以外で初めての利食いです。FOMC前の様子見地合いなので仕方ないとは言え、ちょっと酷いです。FOMCが織り込み済みどおりの結果だと、ともすれば週の成績が過去最低を記録する可能性がありそうです。
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