今週の豪ドル円相場
豪ドル円日足チャート
豪ドル円日足チャート(一目均衡表も表示)と、私の豪ドル円B80ループイフダン取引履歴(緑=新規、ピンク=決済)です。
今週は、新規5lot×2、決済(利食い)5lot×2、という結果になりました(私は豪ドル円B80ループイフダンを1本5,000通貨で、若干稼働開始値幅をずらして合計3本=1万5000通貨運用しています)。
過去2週間が堅調だっただけに失速感がありますが、2回利食いしているので、まずまずの内容とは言えると思います。
豪ドル円は82円前半を中心とした推移
今週の豪ドル円の値動きを、時間足チャートで振り返ります。
12日(月)、週明けは前週引け水準の82.11円で寄り付きます。
東京時間序盤は米ドル円・豪ドル米ドルともに上昇したため、豪ドル円も82.49円まで上昇しますが、特段の材料がない中で、その後は失速し、0時台には82円割れとなります。
NY時間でも戻りはなく、終値81.65円。

13日(火)日も、前日のNYの流れを引き継いで下落でのスタートとなり、9時台には81.37円と週の安値をつけます。
しかし、12時台に李克強中国首相の「中国は話し合いで喜んで自由貿易を改善する」「世界は自由貿易から利益を得ている」という発言が伝えられ、さらに劉鶴・国務院副総理が訪米するとの報道を受けて、米中貿易戦争の緊張緩和期待から全般リスクオンとなり、豪ドル円も82.23円まで上昇します。
その後は利益確定売りも限定的で、欧州・NY時間を通して82円台前半での推移となります。
NY時間後半に一時82円を割り込む場面がありましたが、ここはサポートされ、82.13円で引けます。

14日(水)は、東京時間の序盤に82.45円まで上昇しますが、その後は下落に転じ、欧州時間序盤にふたたび82円割れとなります。
NY時間に向けて買い戻されますが、ロンドンフィクス前後の82.35円が上限となり、NY時間ではふたたび81.77円までの下落と、82.33円までの買い戻しという値動きになります。
翌日の豪雇用統計を控えてのポジション調整もあってか、様子見ながらも場面によっては神経質な値動きを見せた1日でしたが、終値はやや下落の82.15円。

15日(木)は、早朝から9:30発表の豪雇用統計を睨んだ値動きとなります。
10月豪雇用統計の結果は、失業率は5.0%(予想:5.1%)、3.28万人(予想:2.00万人)強い内容だったこと、内容もフルタイム雇用が伸びパートタイムが減少するというものだったことも好感され、豪ドル買いとなり、豪ドル円は11時台に82.72円まで上昇します。
しかし、欧州時間の序盤には英国EU離脱に関する報道が断続的に伝えられはじめ、17時台にはラーブ英EU離脱相辞任が伝えられると英ポンドが大きく売られると豪ドルもこれに連れて下落します。
リスクオフの円買い・米ドル買いから米ドル円の下落は限定的だったことから、豪ドル円での下落は、豪ドル米ドルに比べてやや緩やかだったものの、0時台には82.13円まで下落します。
ところがNY時間後半には豪ドル円が買い戻され、4時台には週の高値となる82.88円をつけますが、その後はやや売られて、終値は82.68円。

16日(金)の豪ドル円は、東京時間で売られ、11時台には82.30円前後と前日NY時間の上昇分を消します。
欧州時間もこの流れを引き継ぎ、22時台には82.10円とあわや82円台割れという値動きになります。
その後はNY時間で断続的に買いが入り、2時台には82.80円まで上昇します。
引けに向けても売りは限定的となり、週の終値は82.68円となりました。

ループイフダン豪ドル円B80の成績
利食い2回とやや失速
ループイフダン豪ドル円B80の今週(上)年初来(下)成績は、下記のとおりです。
豪雇用統計や英国EU離脱報道を受けて、豪ドル円の値動きはそれなりにあったのですが、80の値幅ではこれを捉えられずに限定的な利食い回数となりました。
ループイフダン | 数量 | 売買利益 | スワップ | 決済利益 |
---|---|---|---|---|
豪ドル円B80 11/12〜11/16 | 1.5万通貨 (5千通貨×3) | 8,000円 | 58円 | 8,058円 |
ループイフダン | 数量 | 売買利益 | スワップ | 決済利益 |
---|---|---|---|---|
豪ドル円B80 年初来 | 1.5万通貨 (5千通貨×3) | 399,461円 | 22,754円 | 422,215円 |
来週の動き
RBA金融政策会合議事要旨に注目
日・米・豪ともに大きな指標発表は予定されていませんが、20日(火)のRBA金融政策会合議事要旨については、6日に発表された声明文がややサプライズ含みだったこともあり、注目されます。
- 19日(月)…日通関ベース貿易収支、日黒田日銀総裁発言
- 20日(火)…豪RBA(豪中銀)金融政策会合議事要旨公表/米住宅着工件数
- 21日(水)…日全産業活動指数/豪Westpac先行指数/日全産業活動指数/日チェーンストア販売額/米MBA住宅ローン申請指数/米耐久財受注/米新規失業保険申請件数
- 22日(木)…米景気先行指数/米ミシガン大学消費者信頼感指数/米中古住宅販売件数/米週間石油在庫統計/日消費者物価指数/日対外対内証券売買契約等の状況
- 23日(金)…米製造業購買担当者景気指数/米サービス部門購買担当者景気指数/米総合購買担当者景気指数
ループイフダン米ドル円B15
米ドル円は112円台に下落
先週114円乗せに失敗した米ドル円は、今週も一時114円台にトライしますが上値が重く、その後は英EU離脱関連でのリスクオフや、週を通して米国株が弱含みだったこともあり下落基調となり、16日(金)のNY時間には113円を割り込んでしまいました。
米ドル円ループイフダン稼働環境
- 8月10日から稼働
- 「ループイフダンUSD/JPYB15」1本1,000通貨
- 稼働停止時には、建てたポジションをすべて決済する
集計日 | 累計利食い回数 | 累計為替利益 | 累計スワップ | 累計決済利益 | 含み損益 |
---|---|---|---|---|---|
11月17日 | 235回 | 34,536円 | 3,605円 | 38,141円 | ▲9,010円 |
11月10日 | 219回 | 32,136円 | 3,271円 | 35,407円 | ▲683円 |
11月3日 | 201回 | 29,436円 | 2,296円 | 31,732円 | ▲4,714円 |
10月27日 | 181回 | 26,436円 | 1,446円 | 27,882円 | ▲22,277円 |
10月20日 | 163回 | 23,736円 | 1,318円 | 25,054円 | ▲12,627円 |
10月13日 | 147回 | 21,336円 | 1,158円 | 22,494円 | ▲18,505円 |
10月6日 | 129回 | 18,636円 | 1,086円 | 19,722円 | ▲2,538円 |
9月29日 | 113回 | 16,431円 | 1,029円 | 17,460円 | 44円 |
日足一目均衡表で見ると、雲の上限で下落がおさえられた形になっており、来週もこの水準で下げ止まるかが注目されます。
いずれにしても、円と米ドルは、マーケットのリスク選好度によって同じような売り買いをされているため、結果として米ドル円のレンジ相場はまだ続くでしょうから、ループイフダン米ドル円B15も継続稼働させておきたいと思っています。
豪雇用統計は強かったものの
豪ドル円はふたたび上昇基調に
米FOMC後は下落に転じていた豪ドル円ですが、今週は日足5連続陽線となり、回復基調となっています。
今週は83円をトライする動きにはなりませんでしたが、さしあたり直近11月8日高値の83.03円、次は7月31日高値の83.24円、7月19日の83.91円と上値を抑えられる可能性が高いので、82円台とは明らかに違った困難さがあります。
来週は、とりあえず82円台の足場がためといったところでしょうか。
ループイフダンにもスワップカレンダーが登場
スワップポイントの変動幅確認に便利
あまり気にしたことがなかったのですが、ループイフダン(アイネット証券)には、他のFX取引会社ではだいたい用意されている「スワップカレンダー」がなかったんですね。
一日分のスワップポイントがわかれば大きな問題はありませんし、ループイフダンの場合は、スワップポイントが多少変動したからといって、ループイフダンを稼働させたり、稼働をやめたりという利用のしかたはレアケースだとは思いますが、どの程度の変動幅があるのかは通貨ペア選択にあたっても参考になるので、私も有効活用していきたいと思います。
CHECK!本日のスワップポイント(アイネット証券)
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