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Google Payに新たな電子マネーが追加
モバイルSuicaユーザーに朗報
Google Payでこれまで利用できたnanaco、楽天Edyに加えて、5月24日からSuica、WAONも使えるようになりました。
これまで、Android端末でSuicaを使うには、年会費(1,030円)ありの「モバイルSuica」か、年会費なしの「EASYモバイルSuica」のいずれかしか選べませんでした(ただし、ビューカードをクレカ登録した場合は、モバイルSuicaも「当面」年会費無料)。
2020年2月26日以降、モバイルSuicaでも年会費が無料になることが発表されました。
新幹線、グリーン車、定期券などは、年会費有料の「モバイルSuica」でしか購入できないので、それらの路線を頻繁に使う方は、今後も年会費を払うしかありません。
しかし、JRの普通や快速、あるいは地下鉄やバスに乗るだけで、あとはコンビニでの買い物くらいにしか使わない、という方は、これまで手軽な「EASYモバイルSuica」を使っていたのではないかと思います。
EASYモバイルSuicaのケータイキャリア決済チャージが終了
EASYモバイルSuicaは、もともとクレカでチャージができないので、多くのユーザーはケータイキャリア決済でチャージしていたと思います。
ところが今年1月、突如「ケータイキャリア決済が5月27日で使えなくなる」とアナウンスされたときは衝撃が走りました。
となると、銀行口座からのチャージか、コンビニなど店頭での現金チャージしかできないということになり、利便性が極端に悪化してしまいます。
Google PayのSuicaが使えるのはFeliCa搭載ケータイのみ
諦めて年会費のあるモバイルSuicaにしようか、あるいはカード型に戻そうか…というか、記事執筆時点の時点で3日前なので、Suicaの変更をやってしまった方もけっこう多いような気がしますが、今日(5月24日)から、Google Payで年会費無料のSuicaが利用できます(おサイフケータイ(FeliCa)対応でAndroid5.0以上の端末)。
Google PayでのSuicaの機能は、Google Payに登録したクレカでチャージができる他は、EASYモバイルSuicaに準ずる機能しか利用できず、EX-ICや定期券、Suicaグリーン券、Suica特急券の購入などには対応していません。
Google PayのSuicaにはメリットがない?
巷では、おサイフケータイ限定(NFCを搭載しているだけでは使えない)というGoogle PayへのSuica導入に対して「メリットがわからない」などの批判も聞かれますが、メリットはまさに上述の一点、年会費がかからないことです。
年会費1,030円なんてたいした金額ではありませんが、地下鉄とコンビニでしか使わないユーザーも、特急やグリーン車を頻繁に使うユーザーも、同じ年会費ということに理不尽さを感じるのがイヤなのです。
しかも、モバイルSuicaより後発である、iPhone用の「Apple Pay」では、サービス開始時から無料でモバイルSuica同等か、それ以上の機能が提供されているではありませんか(Apple Payは新幹線チケット「EX-IC」が利用できない他は、ほぼ上位互換)。
今回のGoogle PayのSuica対応は、そんなAndroidユーザーの不満をようやく払拭したアップデート、と言えるのではないでしょうか。
年会費無料Suicaにするには、モバイルSuicaを退会する必要あり
既にモバイルSuica、あるいはEASYモバイルSuicaを利用している端末で、そのままGoogle PayのSuica利用を開始すると、モバイルSuica側の会員情報をGoogle Payでもそのまま使ってしまいます(モバイルSuicaアプリからも、Google Payからも同じ情報を見に行きます)。
つまり、モバイルSuicaの場合は年会費も引き続き支払わなければなりません。
これを回避するには、モバイルSuicaは一度退会するしかないようです。
残高がある場合は、220円の手数料を差し引いて銀行口座に払い戻しが受けられます(残高が220円以下の場合は、全額が手数料に充当され、追加の手数料請求はありません)。
まあ、今後1,030円の年会費を支払わなくて良いと思えば、出費としてはわずかとも言えますが…。
そして、モバイルSuicaを退会した上で、Google Payで新たにSuica利用開始手続きをすれば、年会費無料のSuicaが入手できます。
このとき注意が必要なのは、モバイルSuicaから退会した端末では翌朝まで新しいSuicaアカウントは作れないので、その日にまだSuicaを使う予定があるときに退会してはいけないということです。
間違っても外出先でやってしまわないように気をつけましょう。
CHECK!退会手続(JR東日本)
実際にGoogle PayでSuicaを新規作成してみる
Google Payをインストールして起動します。
Google Payの登録が初めての場合、下記の招待コードを入力すると、もれなく500円分のGoogle Playクレジットが受け取れますので、よろしければご利用ください。
Suicaのアカウント作成画面から、メールアドレス、パスワード、秘密の質問と答え、名前、生年月日、性別を入力して確認すると、「Google PayでSuicaが使えるようになりました」と表示され、登録はこれで完了です。
新規で作ったばかりのSuicaなので、残高は0です。
早速、Googleに登録したクレジットカードでチャージしてみます。
ちゃんと残高に反映されました。
さらに、楽天Edy、nanaco、WAONも追加してみました。nanaco以外は、Googleに登録したクレジットカードでチャージが可能です。
おサイフケータイにこれらのアプリをインストールしていなければ、Google Payからアカウントを新規作成することができます。
Google PayでのSuicaチャージは「Kyash」がおトク
Google Payチャージでも2%のキャッシュバックが受けられる
2%還元が終了した「LINE Pay」に代わって、現在人気なのが、バーチャルVisaプリペイド「Kyash」ですね。
6月からは、街のVisa加盟店でも利用できる「リアルカード」の発行も始まり、さらに利便性が増しています。
Kyashでは、決済利用額の2%がキャッシュバックされます。
よくあるパターンとして、「電子マネーへのチャージはキャッシュバック対象外」というのがありますが、Kyashの場合、公式サイトに「Google Pay経由によるモバイルSuicaアプリでの購入、チャージ(はキャッシュバック対象)・※1回6,000円以上の利用分は対象になります」と明記されており、1回6,000円以上のチャージであれば2%分がキャッシュバックされます。
2月3日(日)0:00以降、KyashからGoogle Payを経由したチャージは金額にかかわらず、キャッシュバックの対象外とされることが突如通知されました。
Suicaの残高が少ない方は、2月2日までにチャージしておきましょう。
さらに、Kyashへのチャージをクレジットカードに設定しておけば、クレジットカード側のポイントも付与されるので、Kyash側のキャッシュバックと合わせると、3%以上の還元率となります。
Kyashへのチャージに利用できるのは、「VISA」「Master」のクレジットカード・デビットカードに限られ、JCBのクレカ・デビットカードや、VISA/Masterブランドでもプリペイドカードは利用できません。

Kyashは、1回3万円・24時間以内3万円・1か月12万円という、やや低めの利用上限額が設定されており、引き上げもできないため、大きな買い物には向かないのですが、Suicaにチャージする金額としては十分ですよね。
ただしこの場合も、1か月12万円の上限は変更がないので、ご注意ください。
「Google Payを使って賞品を当てよう」キャンペーンがけっこう当たる
Google Payを使うだけで参加できる
Google PayにSuicaを登録してお店や交通機関で利用すると、Google PlayクレジットやGoogle Home Miniが当たる抽選権が獲得できます(抽選は1日5回まで)。
利用した後にGoogle Payアプリを開くと、お知らせが表示されています。
はっきり言って「Google Home Mini抽選権」はハズレですが、Google Playクレジットも、けっこうな確率で当たります。
感覚的には、Google Home Mini抽選権が50%:Google Playクレジットが50%くらいという感じでしょうか。
Google Playクレジットの金額は、最も額が低い50円がよく当たりますが、たまに200円とか、それなりに高額なものも当たります。
キャンペーンは11月23日まで12月31日まで(期間が延長されました)と長期になっており、今から使い続ければ、終了までにかなりの額のGoogle Playクレジットがもらえると思いますので、ぜひ早めに参加してください。
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