ネコポスが届かない・・・
先日、ネットフリマで500円のスマートフォンアクセサリーを購入したときのこと
出品者さんは、入金後すぐにヤマト運輸の「ネコポス」で商品を発送してくれました。
ネコポスはポスト投函による配達なので受取りの確認はないのですが、伝票番号は付けられるので、Webの「クロネコヤマトの荷物お問い合わせシステム」による追跡は可能です。
なかなか商品が到着しないので、Webでこの問い合わせをしてみると…
ステータスが「このお品物はお届けが済んでおります」となっています。
しかし、ポストを見ても宅配ボックスを見ても、商品が配達された様子はありません。
過去に発送・受取り両方の立場で何度もネコポスを利用したことがありますが、このようなことは初めてです。
とりあえず出品者さんには、商品を受け取れていないので受取り通知と評価ができない旨をお知らせし、ヤマト運輸に問い合わせてみることにしました。
少額商品の発送トラブルに費やす時間は常に費用倒れのリスク
さきほどの問い合わせシステムで、配達担当センターをクリックすると、
電話番号が全国同じナビダイヤルになっています。
ナビダイヤルは通話料発信者負担で、しかもケータイの通話し放題の対象外です。
通話料は20秒10円。
ナビダイヤルの説明アナウンスが始まった瞬間から課金され、オペレーターに繋がるまでの待ち時間もすべて通話料が発生するため、問い合わせの会話を手短に済ませるとしても、最低5分程度はかかることを考えると、それだけで150円かかることになります。
500円の商品の問い合わせ5分で通話料150円、10分かかれば300円。
しかも、対応に要する自分自身の時間コストまでも考えると、ものの数分で「赤字」になってしまいます。
したがって、数百円程度のフリマ商品がネコポスで不着になった場合は、1秒でも早く「諦める」という行動が最も経済合理的であると言えます。
ヒマな時間を利用するのであれば
とはいえ、人間は生きている時間をすべて収入源にしているわけではありませんし、もともと収入を生まないヒマな時間のヒマつぶし程度の気持ちで、こういった不着商品の問い合わせをしてみるのはアリかもしれません。
それでも、ナビダイヤルの通話料がどんどん課金され、損害を拡大させる結果だけは避けたいところです。
そこで、ナビダイヤル以外でヤマト運輸に問い合わせする方法をまとめてみました。
ヤマト運輸のナビダイヤル以外の問い合わせ番号
フリーダイヤル(通話料無料)
ヤマト運輸には、フリーダイヤルの問い合わせ番号も用意されています。
0120-01-9625
ただしこの番号、原則としてケータイからは利用できないため、固定電話からかけなければなりません。
しかし、ケータイからフリーダイヤルを利用する方法が一つあります。
それが、IP電話の「My050」を利用する方法です。
My 050
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My050はプリペイド型のIP電話で、基本料金無料で利用できます。
一般的なIP電話からはフリーダイヤルには発信できませんが、なぜかMy050だけは例外的に利用できるようです(2019年11月現在)。
My050からフリーダイヤルへの発信は仕様上番号非通知になるため、受信者側で非通知を拒否している場合は利用できませんが、ヤマト運輸のフリーダイヤルでは利用可能でした。
My050の新規登録にはSMS認証が必要ですが、プリペイドに課金しなくてもフリーダイヤルには発信できますので、今回のような用途には最適と言えます。
新規登録するだけで(プリペイド課金しなくても)050番号が付与されるので、ケータイ番号を教えたくない場合のサブナンバーや、固定電話番号の簡易的な代替として利用するのにも便利そうです。
ただし、050番号取得日から1年間プリペイドのチャージがない場合、または有料通話がない場合は050番号・アカウント・残高ともに無効となるので、アカウントや番号を固定的に利用し続けたい場合には、注意が必要です。
IP電話(IP電話からは無料または安価)
ヤマト運輸には、050から始まるIP電話の番号も用意されています。
IP電話同士の通話は、「VoIP基盤ネットワーク提供事業者」が同じであれば、無料で利用することができます。
一例として、NTTコミュニケーションズが提供する「050plus」からであれば、通話料無料で利用することができます(050plusから無料通話になるかどうかは、こちらで調べることができます)。
VoIP基盤が同一ではなく有料の場合でも、通話料金は3分10円程度なので、ナビダイヤルの20秒10円よりは、かなりマシです。
固定電話(有料/通話し放題からなら無料)
最後は、各地域のサービスセンターの固定電話番号にかける方法です。
ヤマト運輸としては、あまり歓迎したくないらしく、ホームページでもかなり奥深い階層に隠されている印象ですが、「サービスセンター一覧」というページが用意されており、こちらから最寄りのサービスセンターを調べることができます。
例えば中国エリアを見てみると、やはりこちらも「ご連絡先」としてナビダイヤル番号が記載されていますが、その下には小さめに固定電話の番号も記載されています。
固定電話宛であれば、ケータイの通話し放題が利用できますし、通話し放題プランを契約していない場合でも、各種IP電話を利用することで、3分10円程度で通話ができます。