ジャパンネット銀行デビットでも「Visaのタッチ決済」
キャンペーンも実施中
Visaのクレジットカードやデビットカードを、専用端末にかざすだけで決済ができる「Visaのタッチ決済」に、ジャパンネット銀行Visaデビットカードが加わります。
CHECK!新Visaデビット付キャッシュカード登場!切替先行申込でもれなく100円分プレゼント
Visaタッチ機能付の新Visaデビットカードは11月13日から順次発行される予定ですが、現在、ジャパンネット銀行でVisaデビットカード機能が付いていないキャッシュカードや、Visaのタッチ決済に対応していないVisaデビットカードを使用しているユーザーが、11月6日までに切替を申し込むと、12月中旬に100円分のJNBスター(JNBスターは現金に交換できます)がもらえます。
切替は無料で、とくにデメリットもないので、とりあえずエントリーしておくと良いのではないでしょうか。
「Visaのタッチ決済」とは?
旧称「Visa payWave」
日本ではなじみの薄い「Visaのタッチ決済」は、以前は「Visa payWave」という名称でしたが、現在ではVisa自身がその呼称を使っていないようです。
以下のマークがあるお店で使えますが、こちらには一部「payWave」の名称が残っている場合があります。
「Visaのタッチ決済」のプラットフォームは、日本国内向けの「FeliCa」ではなく、「NFC(TypeA/B)」に準拠しています。
「FeliCa」は日本独自のガラパゴス規格ながら、Suica、nanaco、WAON、iD、QUICPayなどで既にデファクト・スタンダードとなっているため、国内ではいまさらVisaのタッチ決済を選ぶ理由は見当たりません。
しかし、後述するように、海外で買い物をするときには、それなりに非接触決済を選ぶべき理由もあるので、「Visaのタッチ決済」を選択肢として持っておいても損はないと思います。
Visaのタッチ決済が使えるデビットカード
「Visaのタッチ決済」は、一部のクレジットカードでも導入されていますが、今のところ、銀行が発行するデビットカードに付帯されているケースがほとんどです。
発行元 | カード名 |
楽天銀行 | 楽天銀行デビットカード |
あおぞら銀行 | あおぞらキャッシュカード・プラス |
埼玉りそな銀行 | 埼玉りそなデビットカード |
北國銀行 | 北國Visaデビットカード |
近畿大阪銀行 | 近畿大阪りそなデビットカード |
三井住友銀行 | SMBCデビットカード |
りそな銀行 | りそなデビットカード |
GMOあおぞらネット銀行 | Visaデビット付キャッシュカード |
住信SBIネット銀行 | Visaデビット付キャッシュカード |
ジャパンネット銀行 | Visaデビット付キャッシュカード(11月13日から) |
この中で「どれでもいいからVisaのタッチ決済を使ってみたい」という動機でVisaデビットカードを発行してもらうのであれば、コンビニなどiD加盟店で利用できる「iDデビット」も搭載しているSMBCデビットカード(三井住友銀行)か、利用額の0.6%がポイント還元される住信SBIネット銀行をおすすめします。
海外で「Visaのタッチ決済」を使うメリット
クレジットカード・デビットカードの特性として、利用時にカードを手渡さなければならないというところがあり、常にスキミングのリスクに晒されることになります。
スキミングを他人ごとと思っている方も多いようですが、洋服の袖に小型カメラを仕込んだり、CAT端末(カードの決済端末)の差込口そのものがカメラになっていたりと、その手口は日に日に巧妙になっています。
向こうはプロでこちらは素人なので勝ち目はありませんし、かりに「あの店でスキミングされた」と特定することができたとしても、言葉も通じない国で、誰にどのように被害を訴えますか?
防衛策としては、
- スキミングの可能性が低い利用方法を選ぶ
- 万が一不正利用されたときにも被害が最小限度にする
- 不正利用に対する補償があるカードを選ぶ
というくらいしかないのが現実です。
もちろん、非接触型決済を狙ったスキミングがあるのも事実ですが、スキミング犯の立場からすれば、カードが相手の手元を離れることがなく、どこにしまってあるかもわからない非接触型カードよりも、いまだに多くのユーザーが抵抗もなく手渡してくれる一般的なカード決済を狙うほうが合理的であることは明らかです。
海外ではできるだけ、非接触型決済を選ぶことをおすすめします。
国内で「Visaのタッチ決済」を使うメリット
これは、「ありません」と断言して良いと思います。
一応、国内で「Visaのタッチ決済」が使える店鋪を見ておきます。
- マクドナルド
- ローソン
- Phiten
- 表参道ヒルズ
- Airport Limousine
- TSUTAYA
- KIX(関西国際空港)
- メガネストアー
- イオングループ(2020年3月にかけて)
一般的に使う機会がありそうなのは、マクドナルド、ローソン、ツタヤくらいじゃないでしょうか。
しかも、そのいずれもFeliCaを含む他の幅広い決済方法に対応していますし、今ならローソンでは「d払い」を使えば、最高で6.5%程度の還元が受けられるので、わざわざVisaのタッチ決済を選ぶ理由は見当たりません。
イオングループ全国10万台のレジでも2020年3月までに順次利用可能となるようですが、「5%オフ」や「ポイント2倍」などが利用できるWAONを利用するほうが圧倒的にメリットがあります。
CHECK!ポイントを使う・ためる(WAON)
それでも私は好奇心から、何度かローソンで「Visaのタッチ決済」を使ってみたことはあるのですが、私の地元でもコンビニのレジ担当はほぼ100%外国人という事情もあってか、「Visaのタッチ決済でお願いします」と言っても「Visaですか?」と言ってカードを受け取ろうとしたり、レジにかざす仕草を見て「Suicaですか?」と聞かれたりと、散々な結果でした。
今後、国内でも「Visaのタッチ決済」に対応した店鋪は増えると思われますが、あくまで訪日外国人に向けた対応と割り切って、日本人としては、それを横目で眺める、という感じになりそうです。
まとめ
海外でのショッピング専用と割り切る
ここまで見てきたとおり、「Visaのタッチ決済」を利用するメリットは、「海外でスキミング被害に遭わないため」という点に特化して考えるのがシンプルでわかりやすいと思います。
また、今回のジャパンネット銀行の100円相当プレゼントのように、今後も他社で何らかのキャンペーンがおこなわれるかもしれませんので、そういった機会を狙うという付き合い方が良いように思います。
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