新生銀行のコンビニATM手数料有料化で悩んでいる方は、ソニー銀行の「おまかせ入金サービス」を利用してはどうでしょうか。

新生銀行のコンビニATM手数料が有料化

新生銀行はコンビニATM(セブン銀行・ローソン銀行・E-net・イオン銀行)入出金手数料が回数制限なく無料ということで人気ですが、2018年10月7日から、「新生ステップアッププログラム」の「スタンダードランク」口座については、1回108円に改訂することが先日発表されました。スタンダードランクは、新生銀行全体の3分の1、約100万口座にのぼるということです。

「ゴールド」「プラチナ」ランクの口座については、引き続き無料ということですが、ゴールドランクの条件を見ると、「お預け入れ総資産の月間平均残高が200万円以上」「外貨預金などの所定の投資商品の月間平均残高が30万円以上」など、なかなかハードルが高いので、ATM手数料を無料にすることだけが目的であれば、他の方法を考えるほうが現実的ではないかと思います

ソニー銀行や住信SBIネット銀行など、コンビニATM手数料が原則無料、あるいは無料化のハードルが低い銀行をメイン銀行に変更するのが最もスッキリしますが、これまで新生銀行が便利ということで、給与振込や各種自動引落としを多数新生銀行で設定している場合は、一つ一つ変更する手続きがとても面倒ですよね。

そこで折衷案として、新生銀行の給与振込や自動引落しはそのままにしておき、ソニー銀行の「おまかせ入金サービス」を利用して、新生銀行からソニー銀行に資金移動する方法を検討してみてはいかがでしょうか

ソニー銀行ATM手数料
入金…回数制限無料(セブン・イオン・E-net・ローソン・ゆうちょ・三菱UFJ・三井住友)
出金…回数制限無料(セブン・イオン)
出金…月4回まで無料(E-net・ローソン・ゆうちょ・三菱UFJ・三井住友)

ソニー銀行「おまかせ入金サービス」とは

一度設定いただければ、毎月ご指定された金額をお客さま名義の各金融機関からソニー銀行の円普通預金口座へ自動的に手数料無料で入金するサービスです。定期積立投資、毎月の資金決済、住宅ローンのご返済などにご活用ください。
ソニー銀行ウェブサイトより)

要するに、下記の条件で自分で自分の口座に自動引落をかけるということです

  • 利用金額:1万円以上1,000円単位
  • 利用手数料:無料
  • 引落日:毎月5日または27日(休業日の場合は翌営業日)
  • ソニー銀行への入金日:引落日の4営業日後
  • 利用上限件数:5件

引落日が5日・27日に限定されることと、ソニー銀行への入金日が引落しの4営業日後ということが若干ネックにはなりますが、手数料無料で少額(1万円)から利用できるサービスとしては、とても良心的な条件だと思います。

設定はソニー銀行のネットバンキングで完結

自動引落とはいえ、郵送での書類のやりとりなど面倒な手続きは必要なく、設定はソニー銀行のネットバンキング(MONEYKit)で完結できます。仮に、「毎月27日に新生銀行からソニー銀行に10万円を移動する」という前提で手続きを解説します。

手続き完了日から8営業日目以降に到来する引き落としより反映されます。

まずは、ソニー銀行ネットバンキングで「おまかせ入金サービス」をクリックし、表示されたフォームに「入金額」と「引落日」を入力します。「確認」をクリックすると取引暗証番号が聞かれますので、入力して「金融機関選択」に進みます。

金融機関を選択する画面になりますので、新生銀行の場合は「その他の金融機関を検索」し、頭文字検索から「新生銀行」を選択、さらに支店(本店)を選択し、口座名義人を入力して次へ進みます。

すると新生銀行側のネットバンキングに遷移しますので、最初の2ページは「同意する」「進む」で進めていきます。

次の画面で、口座番号と口座名義人を入力した後、本人確認としてキャッシュカードの暗証番号が聞かれますので入力。最後に確認画面が出ますので、「口座振替申込」をクリックすれば終了です。ここまで所要時間は3分もかかりません。

新生銀行からソニー銀行への振込みでいいのでは?

新生銀行は、スタンダードランクの口座でも月に1回は他行への振込手数料が無料ですから、新生銀行からソニー銀行に振込みすれば「おまかせ入金」と同様に資金移動ができますし、「おまかせ入金」のような4営業日のタイムラグも生じませんから、振込みを他に利用する予定がない方は、その方法でも良いと思います。

しかし、他行では何百円もかかる振込みを無料化する権利を、自分の資金移動のために使ってしまうのはもったいないですし、ソニー銀行に「おまかせ入金」で資金移動すれば、新生銀行の無料振込みを使わずに済みますし、ソニー銀行でも月に1回(デビットカード「SONYBANK Wallet」を作れば2回)の無料振込みが利用できるので、急に何件か振込みの必要が発生した場合にも対応できるのは、とても便利です

Sony Bank WALLETを半年間使ってみてわかったこと。外貨預金のVISAデビットカード利用がかなり便利です。

2016-08-22

コンビニATM手数料有料化の流れについて

ほとんどのネット銀行は、サービススタート時にはATM手数料無料でスタートしましたが、次々に有料化され、今となっては無条件で無料のネット銀行はほとんどなくなってしまい、コンビニATMのブランドを問わず、利用回数制限もないネット銀行としては、新生銀行が最後の砦でした。

次点としてSBJ銀行、ソニー銀行、住信SBIネット銀行、じぶん銀行、イオン銀行、ジャパンネット銀行という感じですが、いずれも無料利用に複雑な条件があったり、コンビニによっては使えなかったり、ブランドごと利用回数がまちまちに制限されていたりと、やや面倒な印象です。

マイナス金利が続き銀行の収益が圧迫される中ではいたしかたない措置なのでしょうが、今後も無料化よりは有料化の流れが続くと思われますので、自衛手段として、なるべく現金を使用しないキャッシュレス生活をこころがけるということも必要なのではないかと思います

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ABOUTこの記事をかいた人

FXと節約を組み合わせた記事を書いています。 元会社員、元会社経営者にして元浪費家。現在はフリーランスで生計を立てています。もっと早くお金の正体に気づいておけばよかったな〜などと後悔しながらも、あとの祭り的人生をそれなりに楽しんでいます。