私はそこまでコーヒー好きという訳ではないのですが、食後や、ちょっとリラックスしたいときなんかは、やっぱりコーヒーがあると嬉しいです。でも、一人分だと抽出方法をちょっと悩みますよね。
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ドリップバッグコーヒー
マンネリの見直しに神は宿る
タイトルのとおりですが、個装で鮮度が落ちにくい利便性から、ここ何年かはドリップバッグコーヒーを利用しており、それほど味に不満があった訳でもなかったのですが、たまに専門店で美味しいコーヒーを飲むと、「あれ?不味いコーヒーに慣れてしまっているかも?」と感じることが何度かあり、コストパフォーマンスも含めて見なおしてみることにしました。
昨日のセルフカットの記事も同様ですが、マンネリ化した日常の行動にこそ、節約やベターライフのネタがあるものだと、最近あらためて感じています。
美味しいドリップバッグコーヒーもありますが
ドリップバッグバッグコーヒーがすべて不味いと言うつもりはありませんが、美味しいものは1杯あたり20〜30円と、それなりの価格です。
ドリップバッグコーヒーの構造的限界
ドリップバッグコーヒーは、その構造上の限界として、ドリッパー部分が小さく、「蒸らし」や「抽出時間調整」がしづらいという欠点があります。また、とくに安価なドリップバッグコーヒーは、少ない豆の量で味を濃くするために細挽きにしてあるので、エグみが出やすくなります。宿命的に、味と利便性のトレードオフ、ということですね。
コーヒーに希望すること
考えてみると、1杯20円のドリップバッグコーヒーだとしても、よくある200gのレギュラーコーヒーに換算すると400円。利便性は認めるとしても、決して安くはありませんよね。だったら、もっと安くて美味しいコーヒーを飲みたい。ということで、以下が今回の改善で求める条件です。
- 味のレベルはタリーズ、スタバ(中の上?)くらい
- 1杯20円以下
- コーヒーメーカー等での作りおきはしない
- ドリップバッグコーヒーと比べてあまり手間が増えない
- インスタント(最近はソリュブルと言うらしいですね)は不可
ペーパードリップ(ハンドドリップ)
コーヒー豆(粉)
おそらくネットでもグラム単価は最安値と思われますが、ロハコで1kg入り970円のコーヒー(粉)の評判が良いようなので、これを試してみることにしました。ロハコは、ヤフーショッピング同様「5のつく日」はTポイント5倍還元ですし、ヤフープレミアム会員なら、さらにポイント還元率が上がりますから、実質さらにおトクに入手できます。
問題は私が一人暮らしで自宅への来客もほとんどない、というところで、1杯10gで1日2杯飲んだとしても50日=約2ヶ月間。味の劣化は避けられません。そこで、鮮度を保つためコーヒーは冷凍保存することにしました。焙煎後のコーヒー豆が含む水分は1%以下なので冷凍庫でも凍って固まることもなく、そのままドリッパーに入れて使用できます。
コーヒーは活性炭のようなものなので、そのまま冷蔵庫や冷凍庫に入れると、消臭剤と同じ役割になり、庫内のニオイを吸収してしまいます。密封すればこれは避けられるので、冷凍用のジップロックを利用するのが良いと思います。
ドリッパーとコーヒーフィルター
ハンドドリップの方法として、いつも使っているサーモスのマグカップにドリッパーを直接乗せて抽出することにしました。ということで、追加で必要な道具は、ドリッパーとコーヒーフィルターだけです。久しぶりにコーヒー用の道具を買うのですが、ドリッパーにもいろいろと変化があるのですね。以前はカリタやメリタの底面に小さな穴が開いている、台形フィルターのドリッパーか、それに類似したものしかありませんでしたが、最近は円すい形、しかもこんなに大きな穴が開いているドリッパーがあるんですね(ハリオV60)。
価格は300円前後とお手頃すぎてAmazonプライムの対象にもならず、単品では送料がかかるので、こういうときに頼れるヨドバシドットコムで購入しました。
コーヒーフィルターは台形(従来型)のものでも無理すれば使えるようですが、円すい形のメリットを体験したいので、少々割高ですが(といっても1枚3円以下)専用品を同じくヨドバシドットコムで購入することにしました。
実際に使ってみてわかりましたが、台形のものを無理に加工すると、コーヒーフィルターがかなり厚く重なる部分ができてドリッパーとの間に隙間ができます。この隙間はドリップ式コーヒーの大敵ですから、1枚1円程度の差なら、やはり専用品が良いように思います。
いざ抽出!
お湯を沸かすには、電気ケトルが便利です。口が「ぼてっ」としているので想像がつかないのですが、今回やってみると、意外と細いお湯が注げて驚きました。美味しいハンドドリップのためには、これがとても重要です。
このドリッパーは、30秒ほど蒸らした後は、お湯を3〜4回に分けて入れれば、だいたい注ぎ始めから3分になる構造のようなので、久しぶりのハンドドリップでもとくに難しいことはなく、理想的と思えるドリップができました。忙しい時は、蒸らしもなくダバダバっと2回くらいでお湯を入れたこともありますが、ベストではないにせよ、それなりに美味しくできたので、かなり優秀なドリッパーだと思います。
味は「美味しい」
さて、重要な「コーヒーとしての出来」のほうですが、香りがとても良いですし、味も「美味しい」と言って良いと思います。控えめに言っても、目標であるタリーズ・スタバのレベルには到達しています。ドリップバッグコーヒー、とくに1杯20円のものと比べると、雑味が少なく、比較にならないくらい香りが高く美味しいです。やはり、これまではドリップバッグコーヒーの味に慣れてしまっていただけなのだと反省しました。
手間もそれほどかわらない
ドリップバッグコーヒーを使ってもカップは洗わなければならないので、比較して増える手間は、コーヒーフィルターを折ってコーヒー豆(粉)を入れる工程、片付けはドリッパーを洗う工程くらいです。ドリッパーはとても洗いやすいですし、とくに不便は感じません。
コスト
1杯あたりのコストです。
- コーヒー豆(粉)10g・・・9.3円
- コーヒーフィルター・・・2.45円(ポイント還元考慮)
- ドリッパー・・・0.78円(ポイント還元考慮、365回で償却)
- 合計・・・12.53円
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