NTTドコモ値下げの影響
どうなるドコモ口座Visaプリペイド
菅官房長官による「携帯電話料金は4割値下げの余地がある」という発言を受けて、早々に「2019年度に2〜4割の値下げ」を発表したNTTドコモですが、そのあおりを食っっているのが、これまで同社の利益調整に使われていたファイナンス関連の「バラマキサービス」です。
その一つが、ドコモ回線利用者に提供されている決済サービス「ドコモ口座」で年に5〜6回のペースで開催されていた「Visaプリペイドキャッシュバック(増額)」ですが、こちらは菅官房長官の発言があった8月以降は1回も開催されていないというわかりやすさです。
CHECK!ドコモ口座:終了したキャンペーン一覧(NTTドコモ)
ドコモ口座の残高をどうするか
まあ、とくに広告宣伝効果があるとも思えない既存のドコモユーザーに対して、ひたすらVisaプリペイド利用額の7%程度を無条件にばらまくというキャンペーンがあったほうがおかしいという考え方もできますが、いずれにしても、私としてはドコモ口座の残高をどうしようかと悩んでしまいました。
選択肢としては、
- 銀行口座に払い出す(108円〜216円の手数料がかかる)
- ドコモの利用料金に充当する(料金をクレカ払いしていれば1%程度のキャッシュバックが受けられるが、その機会損失)
- d払いで利用する(キャッシュバックなし)
- Visaプリペイドで利用する(月額216円の定額パックなら1%還元だが、ワンタイムプランだとキャッシュバックなし)
- 他のドコモユーザーへの送金に使う(誰に?)
という感じですが、それぞれカッコ内にデメリットを書いたとおり、どれもイマイチなんですよね。
その他の有力な候補としては、次に開催されるVisaプリペイドのキャッシュバック増額を待って利用する、という方法ですが、おそらく年末には1回くらい開催されそうな気はするものの、その保証はありませんし、それまでただ資金を寝かせておくのももったいない気がします。
One Tap BUY
「おいたまま買付」とは
そこで目についたのが、1,000円から米国・日本株に投資ができる「One Tap BUY」の「おいたまま買付」にドコモ口座が連携可能になったという情報でした。
CHECK!One Tap BUYとドコモがサービス連携を開始『おいたまま買付』にドコモ口座が仲間入り!
通常、株やFXで投資する場合、証券会社に送金するかネットバンキング連携で入金した残高を買付余力としてトレードしますが、One Tap BUYの「おいたまま買付」であれば、連携した金融機関の口座から、都度の送金手続きを行わずに、購入代金の決済が可能になります。
One Tap BUYは少額投資に特化したサービス
ただし、「おいたまま買付」は、決済のたびに150円(税込)の手数料がかかるので、少額から積立投資できるOne Tap BUYの「積み株」などには不向きなサービスではありますが、2019年3月末までは、この手数料が無料になるキャンペーンが実施されているので、期間限定ではありますが、「ドコモ口座に残高を置いたまま、送金手数料無料で、1,000円からの積立株投資ができる」ということになるのです。
もちろん、資金移動にかかる手数料とは別に、株の売買には手数料がかかります。
ざっくり言うと、One Tap BUYの売買手数料は、7万円程度を損益分岐点として、それより少額の取引であれば安くなります。
とくに、1回1,000円というような少額の積立においては、比較的手数料の低いSBI証券と比べても約30分の1と、他社の追随を許しません。
高額、あるいは取引回数の多いユーザー向けに、月額1,058円(税込)で何度でも取引できる定額プランも用意されていますが、One Tap BUYでは指値注文すらできず、チャート機能もついていないなど、そもそも本格的な投資には不向きなので、私見では、あくまで手軽に積立投資を始めたい、というニーズに限られるように思います。
One Tap BUYのアプリから口座開設を申し込むと、3日程度でID・パスワードが簡易書留で郵送されてきました。
さっそく、「積み株」アプリからドコモ口座との連携と、銘柄選びをおこないます。
One Tap BUY 積み株
One Tap BUY Co.,Ltd.無料posted withアプリーチ
日本株は下がりそうですし、インデックスは面白みがないので、とりあえず米国の個別銘柄からアマゾンを選ぶことにしました。
日々の値動きはあまり気にしていませんが、とりあえず来年3月末の「おいたまま買付」手数料無料が終わるまでは積立を継続してみたいと思います。
このままだと総額2万円程度の投資ですから、現状では投資というよりは遊びの範囲ですが、米国株の市況なども見て買付銘柄を増やすなどの検討もしてみたいと思います。
kiigo経由でドコモ口座に入金するメリット
今回、One Tap BUYの積み株を始めた主な動機は、ドコモ口座の残高消化ですが、もう少し積極的にドコモ口座からの「おいたまま買付」を利用する理由もあります。
それは、「kiigo」でクレジットカード決済を利用してnanacoギフトを購入する、という方法です。
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そして、セブンイレブンのレジでは、ドコモ口座にnanacoを使ってチャージができるので、この残高を利用して、One Tap BUYの投資ができるのです。
この時点で、クレジットカード決済による1%程度のキャッシュバック(ポイントバック)を受けていますから、これは、ノーリスクで1%の運用利益を受けたことと理論的には同義になります。
投資の世界で1%は非常に重要ですし、しかも、この1%は「年利」ではなく、即時に発生する利益ですから、なおさら貴重であると言えます。
ドコモ口座にセブン銀行ATMで3,000円以上チャージすると500円がもらえる
さらにオマケですが、新たにセブン銀行ATMからドコモ口座に残高チャージができるようになったことに合わせて、ドコモ口座にセブン銀行ATMから3,000円以上チャージすると、12月下旬に500円がもらえるキャンペーンを実施中です(12月9日まで)。
CHECK!ATMから合計3,000円以上チャージするだけ!もれなく500円キャッシュバックキャンペーン(NTTドコモ)
金額こそ少ないですが、こちらはノーリスクで月利(12月下旬キャッシュバックなので)16.7%の還元率です。
使える特典はうまく使って、できるだけ有利に投資に活かしたいものですね。
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