節約のために、家計簿をつけるよりも重要なこと。【資金繰り編】

前記事について

節約のために、家計簿をつけるよりも重要なこと。

2017.03.12
前記事では、複式簿記の優位性と資金繰りの重要性についても触れました。その資金繰りについて、私独自の管理方法を書いておきたいと思います。はじめに申し上げておきますが、かなりオリジナリティあふれる手法なので、まったく同じ方法で実行するのはオススメしません。ご自身で資金繰りを作ってみたいという方にエッセンスだけでも参考にしていただければと思っています。

私は実際にこの方法での管理を始めてから家計がほぼ完璧にコントロールできるようになりましたし、収入増や節約の成果も見えやすいので、家計運営に対するやり甲斐も感じられるようになりました。

基本構成

Googleスプレッドシートを使う

Googleスプレッドシートは、自宅以外のパソコンからでも利用できますし、簡単な入力やチェックくらいならスマートフォンからでもできるので、パソコンにインストールされている表計算より便利です。クラウドの表計算サービスであれば、iCloudでもOutlookでも良いと思います。

シートは基本3部構成で、「予算」「日繰り」「残高推移」からできています。

  1. 予算・・・毎月の決まった支出を、向こう1年程度の予想で作成する。
  2. 日繰り・・・何月何日には、資産残高がいくらになるかを把握します。
  3. 残高推移・・・日々の収支を反映したうえで、半期ごとの決算日に資産残高がいくらになるかの変化を記録します。

①予算


支出は毎月または2か月に1回などの決まったペースと金額で把握できるものがほとんどかと思いますので、まずはそういった予測しやすい支出を予算としてこのシートに入力してしまいます。支出項目名は、内容と引落し(支払い)日、支払い口座で構成しています。表の一番下には、今月いくらの残高にしておけば良いかを把握するために、各引落し口座(銀行)ごとに引落し額を合算してあります。

私は予算項目に入れていないのですが、交際費や趣味の支出など、金額が予測しづらい項目は、やや高めの金額で予算化してしまうと良いと思います。ただし、あまりに大きな予算を組むと「この金額まで使っても良い」と気持ちが大きくなってしまう可能性もあるので、ご自身の消費傾向も勘案しながら調整してください。

②日繰り


これが、普段私が一番よく見ているシートです。一番左の列には、家計簿の資産残高から転記するための資産(一部負債)一覧を作成し、合計しています。

資産は、上から流動性の高い順(性質が現金に近い順)に並べています。ですから、一番上は現金になり、次いで銀行預金。その下は「3日以内に現金化できる資産」(証券会社、FX取引会社の残高等)、さらに「現金化できないが決済能力が現金に準ずる資産」(電子マネーやプリペイドカード等)、その下はポイント(Tポイントや楽天ポイント等)、最後に負債(ケータイ合算払いやクレジットカード等)という順になっています。

4列目からは、各月を1列表示して向こう1年分をカレンダー表示した、日繰り計算となっています。先ほどの資産残高が日々どのように増減していくのかを、ここで計算して把握することになります。①の予算で支出が決まっているものは、ここで引き落とし日のセルからリンクを貼って連動させます。例えば、予算のシートでざっくり7千円/月と予算していた電気代が請求で3,911円と確定したので金額を変更したら、日繰りシートにその減額分が反映されて、日繰り残高が増える、という流れになります。

収入は、入金が確定した時点で日繰りの収入の列に書き込んでいきます。このように直接書き込む場合や、セルに計算式を入れる場合は、後から何だったかわからなくなるので、右クリックメニューで現れる「メモを挿入」を使います。メモはマウスオンしないかぎり表示されず、表がゴチャゴチャせずにすみますので、忘れそうなことや、その数字の発生原因など何でも書くクセをつけると良いと思います。

これで、何月何日に資産残高がどの程度か、支払いに対して現預金が不足しないか、などの見通しがつきます。とくに私は現預金をあまり持たずすぐ投資に回してしまうので、油断すると現預金がショートしてしまう可能性もあるため、日繰りを見て早めに証券会社の口座等から現金に戻しておくようにしています。

③残高推移


最後に残高推移、これは会社ではないので、一般家計にはあまり必要性は高くないと思われますが、私は収入増や節約の実感を得るために作成しています。

なぜ③のシートが必要かと言うと、②の日繰りシートは毎日数字が変動してしまうので、数日前とか数週間前に資産がどのような状況だったかは、毎回日繰りシートをコピーしておくなどしないかぎりは、記憶に頼ることになってしまいます。そこで、「決算日」というものを設定し、③残高推移シートでその決算日の資産残高見込み額が日々どのように変化したかを記録しているのです。つまり、予定していなかった収入があるか、または予算より支出が減れば決算日の残高は増えますし、予定した収入がなくなったり、予算より支出が増えれば決算日の残高は減るということです。

私は6月30日と12月31日の年に2回この決算日を設定し、決算日の残高を増やすことを目的にしています。②日繰りシートから6月30日の残高を引っ張ってきて、1日1回、「特殊貼り付け-値のみ貼り付ける」で貼り付けていきます。スプレッドシートにはグラフ機能も付いていますので、残高推移グラフを作成し、日々これが右肩上がりになるよう努力していくわけです。

投資をどう把握するか

投資は短期間(短時間)で残高が大きく変動するので、常に時価で資金繰りに反映させることは困難です。それでも、できるだけ正確に総資産を把握したい場合は、例えば午前0時の各証券会社口座の残高を記録するという方法もありますが、私はそこまで手間をかけたくないので、投資額は証券会社に入金した金額に固定して把握しています。ただし、一つだけ条件を設けており、確定利益・損失ベースで証券会社口座の残高が入金額を下回った場合は、資産一覧の残高を減損することにしています。幸運にも、今のところ減損する場面には遭遇していませんが、投資の記録についてはこの方法が自分にとって最適か測りかねている部分もあるので、折を見て違う方法も試してみようかと思っています。

ちなみに、スクリーンショットした画面は実際に私が使っているシートを元に、項目名や金額はかなり変更を加えた内容になっており、決してリアルな私の家計ではないことを付け加えさえていただきます。いつか、万が一投資で億り人になったら、全てを公開しようと思います。

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ABOUTこの記事をかいた人

そうたろう

FXと節約を組み合わせた記事を書いています。 元会社員、元会社経営者にして元浪費家。現在、事業の失敗で背負った借金をせっせと返済しながらひっそりとフリーランスで生計を立てています。もっと早くお金の正体に気づいておけばよかったな〜などと後悔しながらも、あとの祭り的人生をそれなりに楽しんでいます。